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発声

小学校から高校まで、教師は子どもたちに「声が小さい!」とか「もっと大きな声で」とか言って指導しています。しかし、ほとんど効果が上がりません。これに対して、部活動では声を出すことが奨励され、男女を問わず大きなかけ声が響いています。この違いは何なのでしょうか。

教師の多くは子どもたちの気持ちの問題だと思っています。もちろんそうした要素もあるでしょう。しかし、多くの場合、子どもたちが適切な声量という基準をもっていないことを要因としています。子どもたちはあの小さな声で、自分の声量が適切だと考えているのです。

実は適切な声量を決めるのは、その場の会場となっている箱の大きさで決まります。教室でスピーチするのと、体育館でスピーチするのと、グラウンドでスピーチするのとでは、それぞれ適切な声量は変わります。こうした会場の広さに応じて、適切な声量は変わるのだという意識を、子どもたちに早い段階でもたせたいものです。

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