口形
口形正しく発声する。それが滑舌の良さをつくる。だれもが知っていることですが、これが意識的に指導されるということはほとんどありません。
いいえ、実は小学校の一年生ではかなり念入りに指導されます。一年生の国語の教科書には、昔から冒頭に「あ・い・う・え・お」の口形の写真が掲載され、すべての国語教室でその口の開け方がしっかり指導されているのです。しかし、学年が上がるにつれて、口形は指導事項として一切意識されなくなる……そういう現実があります。
おそらく小学校高学年から中学校にかけては、一年間の指導の中で一度も指導されることがないのではないでしょうか。子どもたちが正しい口形で発声しているのならともかく、指導事項としての基礎の基礎ができていないわけですから、教師はしっかりと意識して指導したいものです。
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