肯定的な質問
「ねえ、ひょっとして真琴じゃない?」
「うわ~、悠子~。元気だった?いま、何してるの?」
「しっかり働いてますよ(笑)。真琴は?」
「私だって働いてるわよ~。お給料出たから、今日は買い物。ほら(両手いっぱいの買い物袋を見せる)」
「すっごーい!たくさん……どこで買ったの?」
「北武百貨店で夏物のバーゲンやってて、スーツ買っちゃった。それにね、四越デパートが……」
この会話を盛り上げているのがゴシックで示したような質問で あることがおわかりでしようか。質問というものは、会話をふく らませ、会話に勢いをつけるものです。多くの場合、聞き手の質 問がその会話の流れを決めるのです。主導権を握るのは聞き手だ と言っても良いかもしれません。
ただし、質問は「肯定的な気持ち」から生まれた質問であると いう条件があります。「そんなのおもしろい?」「何がしたいの?」 といった否定的な質問では、会話話は途切れてしまいます。
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