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「THE 学級開き」

まえがき

学級開きは教師が1年間で最も力を入れてつくる1時間です。子どもたちとの出逢いの1時間であり、1年間の教師と子どもたちの関係をつくる第一歩となる1時間でもあります。検証のしようがないので誰もデータを取ることができませんが、この1時間の成否が1年家訓の学級経営に大きく影響を与えることを、教師ならだれでも知っています。本書はそんな1時間を若手からベテランまで、16人の教師にご提案いただきます。

学級開きには、①1年間の学級づくりにおいて、教師がどのような方針で運営していくのか、②教師が子どもたちにどんな思いを抱いているのか、といった教師による働きかけがあると同時に、③子どもたちの実態をできるだけ把握しようという見取りの意味合いも決して少なくありません。その意味で、16人の先生方がどのように子どもたちに働きかけるのかと同時に、子どもたちをどのような手立てで観察しようとしているのかという視点をもってお読みになると、様々なことが見えてくるだろうと思います。そこにはそれぞれの先生方の教育に対する、学級づくりに対する「思想」が見えてくるはずです。

新年度、新しい子どもたちとの出逢いにおいて、どうな1時間を設定するか。16の提案は必ず、読者の皆さんの学級開きの在り方に大きな影響を与えるはずです。メモを取りながらじっくりとお読みいただくことをお薦めします。読むべきはその教師の「思想」です。(堀 裕嗣)

あとがき
新年度、今年の子どもたちはどんなだろうかと不安を抱きます。新卒だから、若手だから不安を抱くのではありません。中堅・ベテランと呼ばれる年齢になっても、やはり学級開きには特別な不安が湧いてくるのです。

しかし、学級開きほど、教師が新鮮な気持ちに包まれる1時間はない……というのも事実です。それまでの教師としての経験と新たな挑戦とが融合された特別な1時間でもあります。何度経験しても新たな1年間にドキドキ、ワクワクしてしまいます。

かつて、「教育技術の法則化運動」が学級開きに際して「黄金の三日間」という語を用いて様々に提案しました。野中信行先生が「3・7・30の原則」を提唱して学級をスムーズに離陸させることに心血を注ぐことの重要性を指摘したのも記憶に新しいところです。本書はこうした様々な先行実践を踏まえた、学級開きのネタ、心構えをご提案いただきました。どの文章にも、学級開きに止まらない、学級づくりに対するそれぞれの執筆者の思想が垣間見られます。編者である私自身も大いに楽しませてもらい、大いに勉強させられました。

突然の執筆依頼を快くお引き受けいただいた執筆者の皆さん、そしてこの「THE 教師力」シリーズの1冊として本書を企画してくれた及川誠さんに感謝申し上げます。

夢見るシャンソン人形/フランス・ギャルを聴きながら
2013年12月28日 自宅書斎にて 堀 裕嗣

http://www.youtube.com/watch?v=EzNsMa5D2HA

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