1.ちょっと僕のセミナーのつくり方と他の方々のセミナーのつくり方との違いで行き違い……ということが最近、いくつかありました。僕は自分の主催するセミナーでは無駄を一切省きます。お菓子とかも出しません。会場設営や片付けも参加者にお願いします。ですから、講師が僕で事務局は一人…というセミナー形態なのです。事務局の方は会場を確保していただくことと、当日受付をしていただくこと、仕事はこの二つだけ。広報はすべて「こくちーず」のみ。こういうやり方です。その代わり、セミナー参加費を安く設定します。この考え方が一般的でないのはよく知っていますが、教員のセミナーはサービス業ではありませんから、こういう姿勢が一番良いと思っています。
2.ですから、もしも僕を呼びたいという殊勝な方がいらしたら、僕に御連絡いただいて、僕主催のセミナーにしていただくのが一番現実的です。東京・名古屋・大阪の「教室実践力セミナー」は全部このやり方です。まあ、ある程度の大規模な都市でないと成立しないやり方ですが(笑)。正直に言えば、これが一番収支が合うんですよね。余計な気遣いがいらない(笑)。北海道から飛行機に乗って行くと、だいたいどこに行っても、結果的に8万円くらいかかってしまいます。3000円で30人集まれば9万円ですから、会場費が1万円程度なら収支が合うわけですね。
3.ある若い編集者が「反語的教育論」という企画をもってきた。おもしろい企画でもあり、やる気の出る企画でもある。ばしばし本音を書ける。でも、これを読まれたら、僕はセミナーのお客さんを減らしてしまうのではないかと心配にもなる(笑)。もう僕のなかでスイッチが入ってしまったので書くけどね。しかし、それにしても、内容的に、嫌われることばかり書くことになるなあ(笑)。
4.今回の名古屋ツアーでショックだったのは、僕がまったく知らなかった訃報に接したこと。それも二人も。一人はお名前は控えるけれど、市毛勝雄先生のお弟子さん。もう一人は香西秀信先生。なんともショックだった。お二方からどれだけ思考を活性化させてもらったか知れない。お二方とも僕の人生になくてはならない表現者だった。
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