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合唱コンクール

今回の合唱コンクールは指導の仕方をがらりと変えて取り組んだ。昨年、合唱コンクールの指導の仕方を整理し、著作も上梓した。自分が指導すればだいたいどんな学級でも合唱コンクール金賞を獲る程度にまでは指導できるという自信も深めた。そこで実践の質を変える時期だと自分なりに判断した。

今年度、具体的には次のように取り組んだ。

①担任は合唱づくり自体の指導を一切しない。
②練習の仕方から曲想づくりに至るまで、生徒たちの話し合いで決める。
③生徒たちが希望しない限りは教育課程内で用意されている一日30分の練習時間以外は生徒たちを拘束しない。
④合唱づくりや合唱練習に関するインストラクションだけは具体的に行う。
⑤生徒たちの合唱練習に担任は参加しない。
⑥練習中に冗談を言いながら楽しい雰囲気づくりには関わる。

ついつい指導したくなるのをぐっと抑えて、苦しい毎日を送ることとなったが、結果的には僕がいつものように指導する8がけくらいの完成度まで到達した。担任の指導がない分だけ別のファシリテーション機能が発揮され、学級づくりにはかなりの貢献を示す行事となった。毎日細かく記録だけは取ったので整理はこれからだが、大きな感触を得た取り組みとなった。

実践は意図的に積み重ねる。それが大切だ。いつも野口さんが言っていたっけ。

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