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夏が終わった

夏が終わった。

7月に下旬から職場は飲み会続き。その中の幾つかは明るくなるまで話し込んで朝帰り。いかに1学期の3ヶ月半が意義深いものであったか、と同時に同僚のそれぞれにとって負担が大きかったかが、この一事でも証明して余りある。話すことが後から後から溢れ出てきて止まらないのだ。

8月に入ると秋田、東京、帯広、札幌、新潟、埼玉と移動しながら、それぞれの地で2日間、3日間と続く研究会講師を粛々とこなしていくという感じだった。この間もほぼ毎日飲み会。10日の帯広ではとうとう乾杯の直後にめまいがし、ホテルにタクシーで戻った。その日、手帳を確認して、7月22日以来、飲み会の入っていない日がたった二日しかったことに気がついた。これはいかん…と酒を控えた。結果、なんとか21日の埼玉文教大学まで乗り切ることができた。21日の懇親会ではこれが最後と痛飲。会沢先生と語り合いながら、教職の難しさに思いを馳せた。

23日は教え子と会った。今月3日にも新宿で会っているので、ちょうど20日振り。同じ代の卒業生が経営するバーに行って想い出に花を咲かせる。なんと僕が連れて行った教え子がバーのマスターの初恋の相手だと言うではないか。それも小学校3年から中学校に入学するまで4年間にもわたって恋心を燃やしていたと言う。二十年振りにその人とわかった途端にもう照れて照れて…。こちらまで甘酸っぱくなってしまう、そんなひとときだった。一応言っておくとこの間も一滴も酒を飲まず。

今日は「研究集団ことのは」例会が急遽中止となったため、ひたすらゆっくり過ごした。どうしても書かなければならない原稿を1本だけ書いたが、それでも余裕のある一日。本屋に行き、読書を楽しみ、昼寝をし、2学期の自戒をもたらす夢を見た。講師ツアーでいい気になってしまっている自分への戒めの夢だ。神か仏か知らぬが有り難いことである。明日から一つ一つ仕事を片付け、また精進の毎日を始めよう。そう決意した。

今日はビールを1本だけ飲んで、早めに寝よう。

夏が終わったのだから。

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