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4月1日(月)

Cover13041.新刊『エピソードで語る教師力の極意』(明治図書)が近刊案内に掲載されました。4月10日の刊行です。
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-137315-3

2.昨夜逢った教え子の女の子(23歳/高校教師)は会話の中で「○○くん、蒸発したんですよ」というべきところを「○○くん、発情したんですよ」と言っていた。僕がその間違いを指摘すると、赤面することもなく「間違いは誰にでもある」と平然と言ってのけた。うーん、強い。僕ならその言い間違いには耐えられない。

3.明日から新年度。何より大切なのは張り切りすぎないこと。年度当初こそやるべきことを粛々とこなしていくべき。主任や管理職になったのなら、何より大切なのはうろたえないこと。上がうろたえると下の者が浮き足立つ。これは子どもたちに向き合う学級担任にもいえること。ドーンと構えて粛々と。

4.山田洋一ってヤツはたいしたもんだな。今日が共著本の締切だったのだが、あんなに遅れていた原稿を間に合わせやがった。たいしたもんだ。締切に間に合わなかったといじり倒してやるつもりだったのに、非常に残念でもある。

5.ここ2年間、膨大な量の原稿を書いてきて、自分でもなんとなくエッセイを書く能力が高まってきているなあ……と感じている。自分の文章力が高まっていると自覚するのは十数年ぶりのような気がする。これをこうしてこんなふうに書いてやろうと計算しなくても、すーっと綴れる感じが出てきている。

6.堀裕嗣×山田洋一の共著本。ざっと原稿を斜め読みしてみた。手前味噌ながら良い本になったなあという印象がある。これはそれなりに売れるかもしれない。少なくとも、僕の『教師力アップ 成功の極意』よりは良い本になっている。肩の力が抜けている印象がある。刊行されるのは6月くらいだろうか。

7.これも手前味噌だが、今回の共著本、僕は一切手を抜かずに書いた。ちゃんと僕特有の「質」を担保して書いた。もしかしたら質が上がっているかもしれないくらいだ。多くの教育書著者は量産すると明らかに質が下がってくる。そして読んでもらえなくなっていく。そうならないようにとの思いがある。

8.書き手としてではなく読者として感じるのは、文章における「質」ってのは「この人はこの文章の裏にどれだけの知識と経験をもっているのだろう。ここに書かれていることは決してこの人のすべてではない。」と読者に直感させることだと感じている。たぶんそういうのを昔は「教養」って呼んだんだと思う。

9.いま、コミュニケーション教育論を書いている。たぶん教養とか読者への配慮とかについてはこれまでで最も質が高いと思う。難しいことを難しくなく語ることに僕なりの時間と労力を使って配慮している。もう一つは石川晋との対談本が出る予定だ。これはかなり濃い内容が話し言葉と注でまとめられることになるだろう。

10.新年度。学校運営計画の説明。校内人事正式発表。職員会議。入学式係代表者会。学年会。新入生受付準備。午後から新入生受付。教科会。職員室引っ越し。校務ネットワークの確認。学年会。学級編成の確定。様々な仕分け作業。何とも辛い一日。

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