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2月20日(水)

1.サボることも手を抜くこともできない人に教師などできない。テキトーであることがもたらす教育効果ってものがこの世には確かにある。

2.わいわいがやがや、工事現場のような崩壊学級も問題だが、じめじめじとじと、しーんとしているだけの死臭の漂っているような学級はそれ以上に始末が悪い。それも充分に崩壊学級なのだが、担任教師が気づいていない場合がある。前者は小学校に多く、後者は中学校に多い。

3.さぼりや手抜きを毛嫌いする人、純粋や純潔ばかりを重んじる人、悪徳に近づくことなくただひたすらに真っ直ぐな道を歩んできた人、みな教師には向かない人たちである。ただし、さぼりと手抜きばかりする人、純粋や純潔の価値に無理解な人、自らが悪徳そのものと化している人は社会生活に向かない。

4.勤務時間内に交番で賭け麻雀をやっていた警官がいたらしい。気持ちはわからないでもないが、さすがにこれはダメだなあ(笑)。

5.私立入試日2日目。授業3時間。空き時間一つ。生徒が帰ったあと校長面談。更に教育課程検討委員会。本格的な教育課程大改革の検討が始まりそう。まあ、一度、ゼロベースで考えて直してみるのは悪いことではない。

6.「納屋から母屋に戻る途中、吹雪で方向感覚を失って凍死することや、地平線の果てから連日のように襲ってくる砂嵐に発狂者が出るといった悲劇は、当時、珍しくなかった。自然の猛威に生命と正気をつねに脅かされていた彼らは、窓のない家を建て、内部の壁に窓の絵を描き、外の恐ろしい景色とは正反対の美しく豊かな田園風景を描き込んだという。」
開拓時代のミズーリ州の庶民を描写したこの文章に、深い感動を覚えた。ウォルト・ディズニーの原風景としてこうしたアメリカ内陸部の苛酷な開拓時代があるとの能登地雅子の分析は素晴らしい。20年振りの再読だが、前回は気づかなかった。

7.【拡散希望】第5回ALL関東教育フェスタ/2013年3月8日(金)~10日(日)/横浜市野島青少年研修センター/二日目に僕の講演があります。
http://allkanto-edufesta.jimdo.com/開催概要/

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