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次の事案

桜宮高バスケ部顧問、懲戒免職も…市教委検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130208-00000237-yom-soci

これは免職処分になるのか否か、大きな分岐点になる。世論の大勢が賛成にまわるか、「そこまではやりすぎだろう」にまわるか、それも興味深い。議論の分かれるところだろう。

免職になったとしたら、前例として確固とした力をもつ事例になる。部活動での体罰は全国的にぴたりとやむだろう。部活指導が、というよりも教育界全体が次の...ステージに進むことになる。

大きな問題となるのはおそらく次に起こる体罰事案だ。非行生徒が向かってきたときに、やむを得ず教師が手を出した。それが問題になった。おそらく次に問題となるのはそういう事案になる。これに前例に従って免職処分を出そうとしたときに、間違いなく大きな裁判になる。

その結果、少年非行、少年犯罪の厳罰化の傾向と相俟って、少年非行の問題が、或いは非行少年の学校での行動が学校ではもうどうにもできないのだということが浮き彫りになっていくだろう。そしてそれが学校教育の位置づけをいよいよ大きく変えて行くに違いない。

全国で体罰として処分されている事例には、生徒が向かってきたのを払った結果、生徒が怪我をしてしまったという事案がかなりある。90年代後半からそういう事案が増えてきた。その結果として、教師は引かざるを得なくなった。その事実が明るみに出るだろう。

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