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1月21日(月)

1.授業5時間。入試直前対策問題を開始。今日も3組の担任。成績小票の点検や入試関係の電話連絡、こまごまとした事務仕事に追われる。とはいえ、決して忙しい一日ではなかった。退勤後は岩見沢へ。親父とお袋と3人で回転寿司へ。その後、スーパーで食材その他を買い出し。ゆったりとした時間。

2.【拡散希望/残席6】第2回教室実践力セミナーin東京・ALL堀裕嗣/2013年2月3日(日)/新宿大智学園/定員30/若い教師のための学級開き・90日間システム/若い教師のための授業づくりのステップ
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3.二、三日前から同僚に紹介してもらった哲学通史の概説書を読んでいるのだが、こんな簡単な概説書でさえ、どうしてもヘーゲルの世界観だけは理解できない。原典を読んでいないせいもあるけれど、それだけではない気がする。自己世界の分析や他者理解の構造をあれだけ綿密に語るヘーゲルが、どうしてそれを統括する世界観に「絶対」だの「神」だのをもってきてしまうのか。それがどうしても理解できない。何か根幹のところが僕にはわからないようにできているのだろうと思う。僕は「精神現象学」を読み始めて挫折した経験を15回くらいもっている(笑)。

4.加藤嘉一と古市憲寿の対談本を読んだが、これまたフラストレーションのたまる本だった。おもしろいといえばおもしろいのかもしれないが、学びが少ないという印象。名前が売れるとこういう本づくりが横行する。あさはかな本……というか、うかつな本といった趣

5.良心、道徳、倫理……。なんか道徳教育を研究している人たちが「道徳」を絶対視して提案しているように見える。もちろんプレゼン上のレトリックとしての意味合いもあるのかもしれないけれど、僕は道徳教育はこの三つの違いをよく認識するところから始まると考えている。特に道徳と倫理の違いは大切だ。

6.同僚のある二人の女性教師のやりとりを聞いていると、マノン・レスコー(プレヴォ)とオリガ(チエホフ)を想い出す。一人ひとりは教師としてのキャラクターに問題なしとは言えないが、二人がともにいると、意外にも、怖ろしいほどの教育効果をもたらしているという感慨を抱く。人間は関係存在である。

7.道徳は時空に支配され、時空によって変容する。日本の道徳と中国の道徳は異なる。江戸時代の道徳と平成の道徳も異なる。道徳教育を推進する者は、いま自分が扱っているテーマが普遍でないかもしれないという可能性に自覚的である必要がある。道徳教育推進者にそのメッセージが感じられない。

8.一方、倫理は時空が変わっても変化せず、あくまで個に帰属する。たとえ周りがすべて敵になっても、場合によってはそれを主張すれば殺されるとしても、それでも自ら貫くもの、それを倫理と言う。僕は道徳規範に敏感な人間よりも、自らの倫理に生きている人が好きだ。ちょっと文学的かもしれないが……。

9.真善美でいえば、道徳は「善」に帰属し、倫理は「美」に帰属する。そして、道徳に照らしたにせよ、倫理に照らしたにせよ、自らの判断を懐疑すること、これを良心と言う。そこに「真」が志向される。

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