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一望できる瞬間

昨夜、名寄に向かう途中でのこと。

和寒インター近くに東山スキー場を一望する瞬間がある。煌々とライトアップされた美しい斜面。リフトも動いている。でも、スキーヤーが一人もいなかった。ただの一人もいなかった。一つのスキー場が世の中の無意味を表象していた。すごいものを見たと感じた。

金曜の夜7時半。スキーを練習しようとする者も、スキーデートをしようとするカップルも、子どもにスキーの練習をさせようとする親子も、ちょっと滑りに行くかという友人同士も、昨日、あの地区にはいなかったということだ。北海道のど真ん中、晴天の日にである。

なんか、哲学的な問いをたてられそうに感じた。

この瞬間のおかげで、僕はその後、たった一人の名寄までの小1時間の運転が苦にならなくなった。考えて考えて、更に考えた。熟成するにはもう少し時間が必要だ。

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