〈織物モデル〉の縦糸と横糸
新しい学級を担任したとき、教師はまず何を措いても子どもたちとの間に縦糸を張らなくてばなりません。先生ときみたちは立場が違うんだよ、先生はきみたちを守る責任をもっているんだよ、きみたちは先生に指導される立場なんだよ、こうした縦関係をしっかりと構築しなければなりません。
これを怠り、教師と子どもとがフラットな関係を築くことこそが理想だなどと考える者は、少なくとも学校教育において、教師として子どもたちの前に立つ資格がありません。
しかし、現在、この縦糸を張るだけでは学級経営は成り立たないの
現在、教師は縦糸を張ることと同じくらいの重きを置いて、子
教師は縦糸を張ると同時に、手を換え品を換えて横糸を張らせる手
横糸を張らせる手立ては、一度や二
教師は学級経営において、まずは縦糸を張らなければなりません。
横糸は次第に太くなっていきます。「教師-生徒関係」以上に「生
しかも、子どもたちそれぞれの横関係は教師には想像もできないよ
以上が横藤雅人先生が提唱した〈織物モデル〉に対する私なりの解
(1) 〈縦糸〉だけでも〈横糸〉だけでもいけない。
(2) ただし、〈縦糸〉があってこその〈横糸〉であって、〈縦糸〉がな
(3) とはいえ、〈縦糸〉はできるだけ見えない方が良い。織物を美しく
(4) 織物は、強靱な〈縦糸〉と美しく織りなす〈横糸〉とが互いに補完
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