11月6日(火)
1.若いときの文体には自分をよく見せたいという思いがあらわれます
2.教師が魂を載せた言葉をしゃべれない、そんな雰囲気が蔓延して何
3.新刊『教師力アップ 成功の極意』(明治図書)
twitterのつぶやきから生まれた本です。僕のツイートのうち、リツイートの多かった40を選んで、それぞれについて平均3頁の解説を施したものです。amazonの予約が始まっています。
4.最近、こくちーずでセミナー案内をするようになって、セミナー終
5.仕事と実践は異なる。仕事は効率的に淡々とこなすものだ。積み重ねる価値をもつのは実践である。しかし実践を重ねる時間は、仕事を効率的にこなすことによってしか生み出し得ない。必然的に仕事を効率的にこなせない人間に実践は重ねられない。効率的な仕事なしに実践する者は周りに迷惑をかけている。
6.転勤した学校が変だと思うのはあたりまえです。それは前の学校に慣れていて新しい学校に慣れていない自分にバイアスがかかっているだけです。「この学校は変だ」と思うよりも「なぜ、この学校はこういうシステムを敷いているのだろう」と理解することが大切です。どんなシステムにも歴史性があります。
7.仕事は日程と時間を追ってするものである。今日の仕事はもちろん、明日の仕事や明後日の仕事をしていてはいけない。遅くとも10日後の仕事を、できれば20日後くらいの仕事をするのが良い。そうすれば、急な仕事が入ってきても対応できる。急な生徒指導にも対応できる。それが大人の仕事の仕方。
8.ぼくは、人は「自分に何ができるか」ではなく「自分には何ができないか」を最初に考えるべきだと思っています。できないことをやろうとしてそれがうまくいかないと、かえってやらなかったときよりも他人を傷つけることがあります。できないことに取り組み始めないことも重要なのです。
9.仕事のできる人には気性の激しい人が多いように思う。しかし、仕事のできない人にも気性の激しい人は少なくない。そうなると、一見仕事のできるできないと気性の激しさには関係がないようにも思える。しかしそうではない。気性の激しい人がしたたかさを身につけると猛烈な仕事をするのだ。
10.最近、僕が口癖のように講座で言うことに「意味のないことも、続けると意味をもつ」ということがある。これは意味がなくても明るく笑えることを続ける……という話を例にすることが多いのだが、実はたいして意味のない小さな悪行も、続けると大きな悪行として意味をもつということも含んでいる。
11.先人いわく。忘れていいこと、忘れてはいけないこと、そして忘れなければいけないこと、経験は三つでできている。含蓄のある言葉だ。
12.OSが不完全なままにいくらソフトをインストールしても機能しません。ソフトをインストールすること以上に大切なことは、OSをヴァージョン・アップさせることです。しかし、年に数回の研究会参加や研究授業といった研修の場程度では、なかなかOSのヴァージョン・アップはできません。
13.人生には目指すべき二つの道がある。一つは欲するものを手に入れること。いま一つは手に入れたのちにそれを楽しむこと。ところが後者に成功する者はきわめて少数である。合格した人たち、昇進した人たち、実はこれからこそが本番なのだ。人間はそれを忘れてしまいがち。
14.人間は我が儘なもので、期待が大きいとプレッシャーがかかると嘆き、期待が小さいとやる気が出ないと嘆く。人間は我が儘なもので、好きな人に大きな期待をかけすぎてつぶしてしまい、嫌いな人に期待できないと告げてやる気をなくさせる。嗚呼、バランス感覚の難しさよ。
15.保護者から見ると、最も信頼がおける学校というのは、学担・学年主任・管理職と、だれと話しても同じ方針が語られる学校です。「ああ、うちの子のことをちゃんとみんなで見てくれているんだ」と安心できる学校です。こうした組織が同一歩調をとることによって与えられる安心感を軽視してはいけません。
16.【拡散希望】日本生徒指導学会/2012年11月10日(土)~11日(日)/国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)/私も11日に登壇します。演題は「生徒指導10の原理・100の原則」です。
17.【拡散希望】第19回先生のためのとっておきのセミナー「愛と勇気のチカラ」in新潟/2012年11月17日(土)/新潟市内/3500円/堀裕嗣・山寺潤・水戸ちひろ/教室ファシリテーションの極意/お近くの方はぜひ!
18.【拡散希望】第19回国語科授業づくりセミナーin札幌/2012.12.08・土/札幌市白石区民センター1F多目的室/3000円/講師:堀裕嗣・山下幸/テーマ:一斉授業10の原理・100の原則~国語科授業づくりを向上させる110のメソッド
19.【拡散希望】第3回学級づくりプログレッシヴセミナーin愛知/2012.12.22(土)/刈谷市総合文化センター402研修室/3000円/講師:堀裕嗣・山田洋一
20.初めて担任をもったとき、自分が「先生」と呼ばれることに違和感を感じながら毎日を送った。オレはオレだ。「先生」じゃない。そんなことを考えた毎日を昨日のことのように想い出すことができる。僕はいまでも、彼ら一人一人の声も、彼らの歌う「貝のファンタジー」も耳に響かせることができる。
21.すべての授業行為には意図があります。なぜこの発問なのか。なぜこのレベルの説明がなされたのか。なぜここであくまでこの指示なのか。すべて理由があります。逆に言えば、理由のない、或いは授業者がその理由を語れない授業行為ならば、それは授業者が自らの授業行為に無自覚だということです。
22.無自覚な授業行為が偶然成功したとしても、その授業行為は授業者の力量形成にはつながりません。再び「偶然の当たり」が出るまで待つしかないからです。そんな山師的な授業をしていてはいけません。しかし学校現場には、山師的な指導言、山師的な学習活動、その日暮らし学級経営がはびこっています。
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