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10月8日(月)

1.帰宅しました。今回は多賀さんいて、白井くんがいて、吉見夫婦がいて、前川さんがいて……と楽しい東京紀行でした。日が変わらぬうちに寝て、毎日7時にきっちり起きました。生活も乱れませんでした。飲み過ぎにも注意しました。研究会二つも僕にとっては有意義なものでした。「研究集団ことのは」メンバーがたくさんいたのも理由でしょう。

2.3回目のファシリテーションセミナーにして、やっと僕の意図が参加者に通じたように思う。ファシリテーションのダイナミックなシステムや現象的な活発さにばかり目を向けてはいけない。ネタだけでも充分に機能するような教材開発とか、確かなスキルに支えられた一斉授業の中で協同学習のステップアップを経験させたうえで、やっと本格的に機能するものなのである。ファシリテーションってのは現象を促進させても生まれるのはカタルシスだけなのだ。機能を促進させてこそその意義が生まれるのだ。それを改めて強調しておきたい。

3.人見さんと呑んでいて、一度、中学国語教師の有名どころを一箇所に集めて、国語科授業と中学校教育(学級経営・生徒指導を含む)をとことん議論してみたいなという話になった。読み研の宮城洋之、声とコトバの会の平川恒美、スキル訓練型言語技術教育の井上敬夫、教室ディベートの池田修、ワークショップ型授業の石川晋、分析批評の寺崎賢一、読書感想文の門島伸佳、学習院中等科の岩崎淳、都中国事務局長の人見誠、言語技術教育学会事務局の石田浩一、そして堀を含め「研究集団ことのは」の中心メンバー。これだけ集まったら何かとんでもないものが生まれるんじゃないか……そんな夢みたいなことを考えた。でもこれ、実現しようと思えば実現できそうな気がする。

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