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2012年10月

その後の予定

【その後の予定】

2012年12月8日(土)/第19回国語科授業づくりセミナーin札幌/一斉授業10の原理・100の原則~国語科授業づくりを向上させる110のメソッド/札幌市白石区民センター1F多目的室/参加費:3000円/講師:堀裕嗣・山下幸/模擬授業者:米田真琴他交渉中

2012年12月22日(土)/第3回学級づくりプログレッシヴセミナーin名古屋/講師:堀裕嗣・山田洋一/名古屋市内

2012年12月23日(日)/明日の教室・東京分校/東京都内

2013年1月12日(土)/道徳授業改革セミナーin熊本

2013年1月13日(日)/中学校学級経営セミナーin熊本

2013年2月2日(土)/中学校学級づくりセミナーin東京

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著作一覧

3.『教室プレゼンテーションの20の技術』堀裕嗣編・研究集団ことのは著/明治図書/2002.07

51gr5x9tb6l__sl500_aa300_もう掲載されている実践のネタが古くなっているので、改訂版を出さなくちゃなあ……と感じている。たぶん2000年代に上梓した僕の本の中では最もよくまとまっている本だ。売り上げもたぶん一番良い。2000年の夏に「研究集団ことのは」の千歳合宿の講座のために、「話すこと」の義務教育で教えるべき技術を20を整理したことがもとになっている。20の技術自体は10年経ったいまでも別に古くはない。義務教育で扱うべき技術としてはこんなものだろうと思う。

2.『総合的学習を支え活かす国語科』堀裕嗣・研究集団ことのは編/明治図書/2002.07

51kxewk7mwl__sl500_aa300_堀や「研究集団ことのは」のメンバーだけではなく、当時の教科調査官小森茂先生・河野庸介先生、「話すこと・聞く子と」領域で高橋俊三先生、「書くこと」領域で大内善一先生、「読むこと」領域で鶴田清司先生、「論理的思考」で宇佐美寛先生、実践提案として野口芳宏先生に執筆していただきました。2001年1月に行われた「さっぽろ冬の陣・FANAL」の提案者が全員執筆するという体裁をとっています。いま考えると2冊目の本をこんな構成にできたということはすごいことだなあ……と思います。

1.『全員参加を保障する授業技術』堀裕嗣編・研究集団ことのは著/明治図書/2001.09

511z0s81yfl__sl500_aa300_私の処女作にあたります。「研究集団ことのは」の初の共著でもあります。当時の「研究集団ことのは」のメンバーが全員書いています。僕は第1章の10原理と実践を一つ担当しています。この本には既に『教室ファシリテーション10のアイテム・100のステップ』で紹介した「パネル・チャット」の実践が掲載されています。このシステムを開発したのは確か1999年だったと記憶しています。依頼を受けてから脱稿までに4年かかった労作であり、想い出深い著作でもあります。

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10月24日(水)

1.いよいよ公務上の面倒な仕事がちょっと立て込んできたなあ。そろそろ現実的な現実と格闘しなければならない日が必要だな。今回はそれが二日必要だな。明日と明後日だな。週末に好きに使うには木金で片付けてしまうことだな。まあ、取り組み始めさえすれば片付くだろう。今日は余裕をこくことにしよう。

2.紙ふうせんの「冬が来る前に」はどうしてこんなにいいんだろう……。

3.あなたは知っているか。赤坂真二は企画の詰めがとても遅いということを。11月17日(土)新潟イベントの企画内容が送られてきたのが、なんと今日である。まあ、間に合うからいいと言えばいいのだが……。

4.それにしても、ここに来てすっかり執筆意欲をなくしてしまった。やはりはっきりしないことが出ると、すっかり意欲がなくなってしまうものなのだなあ。仕事ってのは順調に進むことが順調に進めるための一番の特効薬なのだということに気がついた。

5.月に一度、この1ヶ月の自分を振り返り、意図的に自分を戒めることにしている。良いことがあったときには「こんなことは続くものじゃない」と思うようにしている。すべての人に感謝とか平常心が大切だとか、そんな年寄りじみたことも思わないことにしている。ただ自分は自分だと考えることにしている。

6.耳ざわりの良い、口あたりの良い言葉で、わかったような気になっている人たちが嫌いだ。自分の目の前にはただ具体的な現実があるだけだ。その具体的な現実にどう対していくかという更に現実的な現実があるだけである。イメージを先行させながら、眼前の現実には惰性で当たる人が多すぎると感じている。

7.おそらく教育は詰め将棋のような「読み」と、スカイダイビングのような「思い切り」とのバランスをとることが重要なのだ。だから一手一手を読みながら打つことも、必要なときには思い切ることも、どちらもできるような柔軟なシステムを敷いておくことが肝要なのである。どちらかに偏ってはいけない。

8.合唱コン真っ盛りである。順位なんて良いから一生懸命取り組もう?馬鹿を言っちゃいけない。順位がどうでも良いなら、コンクールにする必要はない。コンクールである以上、全学級が最優秀を目指さなければ意味がない。コンクールであることの意味を考えたことがあるのか。その論理は逃避に過ぎない。

9.自分ができないからと言って、ごまかしの言葉を子どもたちに語るべきではない。「すまん。オレは合唱指導が苦手だ。」と正直に言えばいい。「でも、できることは一生懸命にやるから。」と。その方がずっと誠実だ。逃げるな。ごまかすな。時が経つのを待つな。いまできることに取り組むのだ。

10.逃げるな。ごまかすな。終わってホッとするな。結果を見つめろ。歌の出来がどうだったか。子どもたちの練習態度がどうだったか。何が足りなかったのか。そしてそれを分析しろ。来年まで忘れるな。来年同じことを繰り返すなら、この商売はやめた方がいい。子どもたちに成長しろと言う資格がない。

11.ああ、スッキリした。これが「失敗しない学級経営」なんて言っている「10原理・100原則シリーズ」の著者の本音だ(笑)。「10原理・100原則」は最低ラインだ。これで満足だなんて思わないでくれ。この最低ラインの上に独自の「実践」を築くのだ。そこを勘違いしちゃいけない。

12.「失敗しないこと」と「成功すること」との間には天と地ほどの差がある。成功なんて実はだれも到達したことがないのだ。

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10月22日(月)

1.教員採用試験の合否が発表になったようだ。先日いっしょに呑んだ教え子も合格したようで何より。まあ、受かるだろうなとは思っていたけれど。

2.先週の金曜日の夜……というか土曜日の朝。5時半まで呑んでいた影響が今日も続いていた。この年になってそういう呑み方は絶対にいけない。しかし、気づいたときには5時半だったのだから、どうしようもない。それにしても眠い。今日中に仕上げたい仕事があったのだが、寝ることにしよう。

3.先月書いた学校研究の応募論文が北海道で特選をとって全国にまわったらしい。入選すれば助成金10万円ということで、それが欲しくて応募したのだが、全国にまわったことでそれ以上の金額になることが確定した。目標は達成したからこれ以上は欲張らないけれど。学校に対してこういう貢献の仕方もある。

4.久し振りに先週から「原稿書きたくない病」に感染している。今年はとにかくやたらと書いたから、まあこういうこともあるだろう。経験上、この病への処方箋は「書きたくなるまで書かない」ということに尽きる。こういうときに無理に書くと、病が続く。しかも重くなる。そういうものなのだよ、石川くん。

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第19回国語科授業づくりセミナーin札幌

第19回国語科授業づくりセミナーin札幌

テーマ:国語科一斉授業10の原理・100の原則/初級編

日時:2012年12月8日(土)
場所:札幌市白石区民センター1F多目的室
参加費:3000円

講師:堀裕嗣/山下幸
模擬授業者:岸本まり/米田真琴

【日程】

09:00~09:10 受付
09:10~09:15 開会セレモニー

09:15~10:45 授業づくりの基本技術~説明文指導を例に/堀裕嗣
          ノート指導・発言指導・読解指導・板書づくりの基礎基本

11:00~12:30 学習活動づくりの基本技術~物語指導を例に/山下幸
          指導事項を明確にした学習活動づくりの基礎基本

13:30~15:00 模擬授業で考える国語科授業づくりの基礎基本
           ~詩教材を題材に~
           模擬授業1:岸本まり(十勝・小学校)
           模擬授業2:米田真琴(石狩・中学校)
           模擬授業解説:堀裕嗣・山下幸

15:15~16:45 一斉授業10の原理・100の原則/堀裕嗣
          国語科授業づくりの110のメソッド

お申し込みはこちら

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10月20日(土)

1.新卒から3年間指導した演劇部の部長と副部長と呑んだ。話しているうちに朝の5時半をまわっていた。店には迷惑をかけたが、楽しい夜だった。こんな日が来るとは当時は予想だにしなかった。ネット社会の恩恵である。これから弁論大会で生徒の引率です。その後、「研究集団ことのは」の例会と続きます。

2.「研究集団ことのは」10月例会がたったいま終了。模擬授業検討&テスト問題検討&学級通信交流&原稿検討で5時間半ほど。うち半分が原稿検討。原稿を検討していると、単なる原稿の書き方だけの話ではなく、様々なレベルのことが検討される。有意義な例会だった。それにしても眠い。やっと眠れる。

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10月18日(木)

1.さすがにこれは出ないだろう、出版ベースに載せるのは無理だろうと思っていた原稿を書き上げて送った。編集者は多少の修正を経るものの、基本的には出す気があるらしい。懐の深い編集者だな、と思う。これで借りができたから、しばらく売れる本の企画を考えて書かねばな、と思う。昨日は別の出版社の原稿を書き始めたのだが、この出版社のこの編集者の仕事を優先することにする。世の中ってやっぱり義理で動くものなのだ。

2.出ないと思っていたから、数々のかつての教え子の実名を好き勝手に挙げて書いてしまっている。これからすべての教え子に連絡を取って、許可を取るのが大変である。まあ、許可をくれない教え子は出ないだろうけれど。

3.シルビア・クリステルが亡くなったらしい。美しい女優だった。

4.『一斉授業10の原理・100の原則』 好調のようで嬉しい限りです。担当編集者がおめでたなので、尚更良かったです。あとは元気な子が生まれてくれることを祈っています。

5.今週もあと一日。明日は授業4時間の他に事務仕事が幾つか。でも終わる仕事。放課後は弁論大会の指導。夜はかつての教え子と呑む予定。土曜日は弁論大会引率。夕方から「研究集団ことのは」の例会。日曜日は犬の病院に行くほかはだらだら過ごす予定。20日振りのお休みなので、それだけが楽しみ。

6.『一斉授業…』を読んでメールをくれる方には、ベテラン教師の方が多い。なんとなくイメージしていたことを僕が的確に言葉にしてくれた……という感想を多くいただく。それを狙って書いた本なので、僕にとっては最大限の褒め言葉である。ありがたい。思いが伝わることってそうあるものじゃないから。

7.次年度も学級づくりプログレッシヴセミナーin札幌を佐藤幸司・桃崎剛寿両先生をお迎えして開催することになった。日程的には今年度と同じ日程を予定している。2013年10月12日(土)&13日(日)である。来年度は今年の30人増しを目標にしよう。北海道にも道徳の研究会が必要だと思う。道徳もおもしろいんだということをわかってもらえれば、それでいい。

8.【拡散希望】第19回先生のためのとっておきのセミナー「愛と勇気のチカラ」in新潟/2012年11月17日(土)/新潟市内/3500円/堀裕嗣・山寺潤・水戸ちひろ/教室ファシリテーションの極意/お近くの方はぜひ!

10.毎年、今年はこのホント出逢えて良かった、幸せだったという本が2、3冊あるものだが、今年はいまのところ、残念ながら一冊もない。なぜだろう。

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10月14日(日)

1.久し振りにスリリングで良い研究会でした。系統主義と経験主義とが、或いは一斉授業とワークショップ型とがともにある、そして議論があって止揚しようという姿勢もある、それでいてネタも追試できるレベルのものが豊富に揃っている、質の高い研究会でした。研究会ってこうでなくちゃいけない、と思う。

2.世の中には言ってはいけないこととか、語るべきでないことというものが確かにある。今回の石川発言はそういった倫理に抵触していると思う。現実離れした理想主義が過ぎる。たぶん彼は黙して語らぬべきだった。でも、かなしいかな、言いたくなる気持ちはよくわかる。それでも、黙して語らぬべきだった。少なくとも、僕はそう思う。

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10月12日(金)

1.今日は総合の上級学校体験で恵庭の大学に生徒を引率します。学校に戻って放課後は教育課程検討委員会で次年度の行事の検討です。帰宅後はすすきのに出て佐藤幸司さんと呑みます。楽しい一日になりそうです。

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10月11日(木)

1.「10原理・100原則」シリーズ。続刊が予定されているのですが、いまひとつモチベーションが上がらない。もうおおかた書きたいことは書いてしまった感がある。今後の続刊予定はこれまでと違って質を維持するのが難しくなりそう。マイナーチェンジじゃなくてフルモデルチェンジしようかな。

2.明日の夜は佐藤幸司さんと二人で一献やる予定。先週の金曜日は多賀一郎さん、今週の金曜日は佐藤幸司さん、なんとも贅沢な夜である。

3.新刊の「一斉授業」はまずまずの質に仕上がっているが、これまでの3冊にあった冒険がない。「生徒指導」と同じ構成である。安定感はあるが、マンネリ感は否めない。まだまだ安定感で本を書く年じゃない。変化しないと自分自身がつまらない。でも、冒険ってのは編集者が嫌う。落としどころが難しい。

4.1球目の赤本は外角低めにボール気味のストレートを投げた感じ。2球目の青本は内角にシュート。3球目の黄本は外角にスローカーヴ。4球目の緑本は外角低めのストレートでカウントを稼ぎに行った感じ。5球目は真ん中低めのフォークボールで三振を狙いたいのだが……。そういう企画が思い浮かばない。

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10月10日(水)

1.頭痛がとれないままに一日過ごしました。午前中に授業が四連発。あまり食欲がなく、昼食は半分も食べられず。午後は明日の学力テストの仕分け。明後日の総合の体験学習の打ち合わせなど。勤務時間終了と同時に退勤。それにしてもなんか変だな。風邪かな。東京の疲れというじゃない感じがする。

2.取り敢えず、延び延びになっていた雑誌原稿を書きます。締切を20日も過ぎてますから。そういや、今日は「相棒」の初回だな。20時までに終わるかな……。

3.今日、公開研究会の案内を見ていたら、「夢をかなえるすてきな子の育成」という研究主題のものがあった。この異常さに気づかないのだろうか。検証のしようがない。美辞麗句もいいかげんにしろと憤ってしまった。こんなふうに感じるのは僕だけなのでしょうか。世の中少しおかしくないでしょうか。

4.雑誌原稿が仕上がった。15分ほど「相棒」に間に合わなかったから、「相棒」は録画で週末に見ることにしよう。今日は原稿執筆日に予定変更だな。

5.10月も中旬に入った。いよいよ春出版の幾つかの本の準備を始めなくちゃならない季節になってきた。学級経営が2冊、国語科授業が1冊、仕事術が1冊、そして10原理・100原則シリーズの5冊目。計5冊か。無理だな。すぐに結論が出てしまった。どれを切り捨てようか。編集者の顔が目に浮かぶ…。

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『スペシャリスト直伝!教師力アップ 成功の極意』

121009cover 近日刊行『スペシャリスト直伝!教師力アップ 成功の極意』堀裕嗣著・明治図書

まえがき

TWITTERを始めたのは2011年の春のことです。

学級経営や生徒指導など、教師としての仕事の在り方を140字以内にまとめて軽い気持ちでアップすると、思いの外多くの反応が返ってきました。一つツイートを上げる度にコメントが寄せられたり、お気に入りに登録されたり、リツイートされたり……。

最初はそうした反応がただおもしろくて、どんどんツイートを重ねていたのですが、次第に疑問を抱くようになっていきました。それは教師にとって耳ざわりの良いツイートについてはずいぶん多くの反応があるのですが、教師を批判するツイートについては明らかに反応がにぶいのです。

「ああ、この人たちは自分のツイートを癒やしに使っている……」

そんなことを感じたものです。

実は私のツイートには、無条件に教師を応援するものなど一つもありません。むしろ、一般的な教師の在り方に批判的なものばかりで構成しているというのが他ならぬ私自身の実感です。しかし、140字という限定された表現の在り方が、そしてひと目見ては流れていく情報としての処理のされ方が、私の意図を超えて耳ざわりの良いものに見え、口当たりの良いものとして機能してしまう……そういう現実がありました。

本書は、私がTWITTERでつぶやいたもののうち、リツイートの多かったものを40ツイート抽出して、それぞれに解説を施したものです。どれも学級経営や教師としての在り方の心構えを提示しています。その意味では教育技術の極意というよりは、教師としての構えの極意になっています。

私は既に、学級経営の技術については『学級経営10の原理・100の原則』を、生徒指導の技術については『生徒指導10の原理・100の原則』(ともに学事出版)を上梓しています。本書はそれらの教育技術がどのような理念・思想に支えられているのか、その基盤についてできるだけわかりやすくということを念頭に書きました。どうぞ両著とともにお読みいただければ幸いです。

本書は5つの章で構成しました。

第1章は「教師の資質」と題して、すべての教師が共通して目指すべき5つの資質について私の考えを述べました。「いつも笑顔でいること」「孤独に耐える力をもつこと」「無駄とわかっていることに取り組めること」「子どもといっしょに馬鹿げたことを一生懸命にやるのを楽しめること」「いつでも変われること」の5つです。私はこの5つをすべての教師が身につけたら、教育問題はすべて解決するのではないかとさえ感じています。

第2章は「教師の姿勢」と題した、子どもや保護者と接するうえでの心構え集です。教育現場でよく見られるネガティヴな事象を取り上げて、その対策がどうあるべきか、どのような考え方のもとに対応していくべきかについて述べています。

第3章は「教師の職場」と題して、主に同僚との関係をどのように築きながら仕事を進めていくべきか、その勘所について述べています。また、現在の職員室に多く見られるネガティヴな構造の所以を指摘するとともに、その対策もできるだけ提示しようと心がけました。

第4章は「教師の成長」、第5章は「教師の表現」と題して、若い教師がどのように力量形成を図っていけばよいのか、どのように表現を洗練させていけばよいのか、そのコツを私が経験した実際のエピソードや資料をふんだんに用いて、私なりの見解を提示したつもりです。

本書が右も左もわからない新卒教師に、若さで乗り切ることに限界を感じ始めた中堅教師に、最近の子どもがわからなくなつたと嘆くベテラン教師に、総じて学級経営や生徒指導に悩んだり不安を感じたりしているすべての教師に、少しでもお役に立てるなら、それは望外の幸甚です。

【目次】

第1章 教師の資質 力量アップの基礎-全ての教師が目指すべき5つの資質-

1.教師には5つの資質が必要である

2.いつも上機嫌な大人として立つ

3.孤独に耐えながらいつも笑っている

4.無駄もまた楽しむ

5.無意味も継続すると意味をもつ

6.自信がないと成長できない

第2章 教師の姿勢 心構えの極意-子どもや保護者との接し方-

1.ヒドゥン・カリキュラムを意識する

2.怒鳴ることは最終手段である

3.自分のキャラクターを分析する

4.成果を挙げるには続けなければならない

5.結果を出すことに貪欲にならなければならない

6.何でもできると思ったら大間違いである

7.コントロールしきることは不可能である

8.自らの経験を絶対視しない

9.子どもに「不意に」をつくる

10.自らの「在り方」を問う

第3章 教師の職場 コミュニケーションの極意-同僚との関係づくり・仕事の進め方-

1.学級経営は相対的に評価される

2.「正しすぎる論理」は括弧に括る

3.違いを認め合い、補い合う

4.教師も生徒も肯定的に見る

5.仕事の本質は「認められること」である

6.「おまかせします」と言ってみよう

7.「適度な抵抗」を乗り越える

8.脚本を書き演技しなければ評価されない

9.指導力不足教員に必要なのは研修であって排除ではない

10.「不在」を嘆かず、「不在」に飢える

11.死ぬくらいなら逃げてください

12.複数の師をもつ

第4章 教師の成長 力量アップの極意-自らの成長を実感しよう-

1.〈システム〉を構築してこそ一人前になれる

2.「健全な野心」をもつ

3.教師の敵は「慣れ」と「過信」である

4.発展途上人にこそ学ぶべきである

5.「徹底さ」と「大胆さ」をあわせもつ

6.四つの〈シコウ〉を旨とする

7.「自らの成長を実感すること」以上の楽しみはない

第5章 教師の表現 伝え方の極意-魂の載った言葉を語ろう-

1.一人で研究授業・研究協議をする

2.定番の自己紹介ネタをもつ

3.文章に教師の成長があらわれる

4.教師は文章を書き続けなければならない

5.魂の載った、生々しい言葉を語る

あとがき

編集担当の及川さんには申し訳ないのですが、いま、本書を書き上げてみて、「この本は売れないだろうなあ……」と感じています(笑)。

それは読者が知りたいだろうなあということを想定して書くのではなく、私が書きたいことを書き散らしたという感があるからです。これまでで私という教師の「人間」が最もよく出ている本になっていることは確かですが、それが教育書としてどうなのかと著者自身も懐疑的であるというのが正直なところです。

しかし、本書は何と言いますか、見ようによっては価値のある一冊なのではないか、という感慨を抱いてしまうのも確かです。それは本書が「本音だけでできている」という特徴をもっているからです。

一般に教育書を書く場合には、若者向きの本だからとか、世の中にはいろいろな教師がいるからとか、女性教師が読んでも実践できるような内容をとか、様々な要因で大袈裟に強調したりバランスをとったりということがあるものです。本書にはそうしたことが一切ありません。その意味では、少なくとも稀(まれ)な教育書ではあるかも知れません。

依頼をいただいたときには、編集者も著者自身もこんな本が出来上がるとはまったく想定していませんでした。しかし、「スペシャリスト直伝!」のシリーズに一冊くらい、こんな異色の構成の本があっても良いのではないかと、いまは開き直っています。

次の本はかっちりとプロットを立てて書くことをお約束するので、今回だけは許してください。 

さて、本書を執筆するにあたっては、学生時代から現在に至るまで、私が教師を志してから三十年近くにわたって書き残してきた様々な記録、資料を繙くことになりました。学生時代に書いたレポートから子どもたちの作文や同僚との写真、果ては恩師に向けて書いた弔辞に至るまで、資料庫になっているロッカーを引っかき回しました。この経緯があったおかげで、本書執筆が自分の教師としての力量形成を省みる、貴重な機会となりました。

思えば、教職を志して以来、多くの方々と出逢い、多くの方々の影響を受けてここまでやってきたのだと改めて深い感慨を抱いた次第です。これまでの書と異なり、お世話になった方々のお名前はすべて本文に掲載してありますので、ここで重ねてお名前を上げることは致しません。

しかし、1986年から2001年までの15年にわたって、私という人間を導いてくれた師匠森田茂之の影響を改めて実感する機会となったことは確かです。自分はこれほどまでに幸せな大学生活を送っていたのだな、あの四年間が間違いなくいまだに私を成長させ続けているのだなという思いが、腹の底から湧き上がってきた感じが致します。

森田よ、ありがとう。来世でまた一杯やるのを楽しみにしています。肴は相も変わらずホッケの開きとイカの一夜干しで……。

教師としての在り方は、その教師がどんな人と出逢ってきたかで決まります。私は幸いにも良き人たちと出逢い、いまなお熱心で有能な人たちに囲まれています。家族や友人はもちろん、職場でも研究会でもです。

今後、いまだ見(まみ)えていない人たちとどんな出逢いをすることになるのか、どんなふうにつながって、どんなものが生み出されていくのか、そんな期待に胸を躍らせる自分を実感しながら、あとがきとさせていただきます。 

布施明/シクラメンのかほり を聴きながら…
2012年9月10日 自宅書斎にて 堀  裕 嗣

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教師力ピラミッド

まえがき

〈教師力ピラミッド〉を考案したのは2007年のことです。

時は前年末に設置された教育再生会議での議論内容が教育の話題の中心、やれ指導力不足教員だの、やれ不適格教員だのと喧しい世の中でした。一度学級を崩壊させたら指導力不足教員……、三度学級を崩壊させたら不適格教員……。授業を成立させられない教師は指導力不足……。大学入試問題を解けない高校教師がいる、明らかに教師としての基礎学力に欠ける……。マスコミは連日、そんな報道を繰り返していました。

一方、当時は保護者クレームが大きく話題とされた時代でもありました。グラウンドに落ちていた石を窓ガラスを割った子の母親が、グラウンドに石があるのが悪いと言った……。学習発表会の劇になぜ自分の子を主役にしないのかと、保護者が猛烈なクレームをつけてきた……。こんなありえないことがまことしやかに語られた時代でした。

どちらも私たち現場教師の実感とは距離のある、何とも形容しがたい政治と行政、マスコミの「つくられた物語」が闊歩する、そんな機運がこの国の学校教育を包み込んでいました。私は当時、なぜ自分たちはこんなにも責められなければならないのか、肩身の狭い思いをしなければならないのか、そう思わずにはいられませんでした。

そんなある日のことです。私の頭の中にふとある疑問が浮かんだのです。

「世間が抱いている理想の教師像ってどんな教師なんだろう……」

私はその全体像を知りたいと思いました。それがわかれば、何か手の打ちようがあるかもしれない、そう考えたのです。

しかし、どんな手立てを踏めばそれがわかるのでしょうか。数ヶ月の間、なんとなくもやもや感を抱きながら過ごしていた私は、ある瞬間、ひらめきました。

「そうか。世論の教師批判を分析して分類すればいいんだ。」

私はその日のうちに、教師批判の分析方法を考え始めました。ちょうどその頃、讀賣教育メール(読売新聞社が毎朝教育ニュースをメール配信してくれるサービス)が数年分溜まっていることに気づきました。私は膝を打ちました。これだ!

「讀賣教育メール」と名付けられたフォルダを開き、私は「教師」「不祥事」「いじめ」「体罰」「クレーム」などをワードに検索しました。ついでにYAHOO!でも同じことをしました。もう、ものすごい数です。

私はまず、モラル系の・犯罪系を取り除きました。教師が犯罪を犯したとか猥褻事件を起こしたといった類のものですね。教師が批判されている内容を分類しました。これはこういう理由で批判されている。ああ、こっちはこんな理由で批判されてる。おや?こっちは……。こんな感じです。

こうした出来上がったのが〈教師力ピラミッド〉です。第1章から詳しく述べていきますので、ここでその内容には触れませんが、私はこの教師力モデルをつくってみて、驚くべき現実に突き当たりました。

「ああ、こりゃ、すべての世論の要求に応えられる教師はあり得ない……」

第1章で〈教師力ピラミッド〉を実際にご覧いただければわかりますが、これらの要求のすべてに応えることはとても人間業ではありません。

しかし、そこで諦めないのが私の私たる所以です。私はせっかく曲がりなりにも「教師力」の全体像をつくりあげたのだから、なんとかこれらの要求のすべてに応える教育手法はないものかと考え続けました。教師修業のモデルとして提案しようか。いやいや、個人で目指すモデルとしては壮大すぎて現実性に乏しい。じゃあ、どうする……。

私は当時、学年3クラス、全校10クラスという小さな中学校で学年主任を務めていました。その立場が割と簡単にその答えをくれました。

「ああ、チームでこの教師力の全体像を機能させればいいんだ」

こうして、いまとなっては私の主張の根幹を成すともいえる〈チーム力〉という発想が生まれたのです。

私の考える「教師力」の全体像をじっくりとお読みいただき、ご批正いただければ幸いです。

【目次】

第1章 「教師力ピラミッド」で教師力をチェックする

第2章 基本モラルと生活スキルをもつ

第3章 友人型指導力で子どもとの関係をつくる

第4章 母性型指導力で子どもを優しく包み込む

第5章 父性型指導力で子どもの壁となる

第6章 事務力がなければ教職は務まらない

第7章 先見性・創造性が教師の評価を決める

第8章 チーム力を発揮しないと学校教育は成立しない

あとがき

〈教師力ピラミッド〉を一書にまとめようという想いを、この5年間、強く持ち続けてきました。自分なりにある程度の高い提案性をもっているとも自負していました。早く出したい。そんな想いもありました。

実は一度、出版が決まって途中まで書きかけたこともあります。本書とはまったく異なる体裁の、冒頭に〈教師力ピラミッド〉を解説し、あとはどちらかというと実践報告を中心とした内容でした。しかし、私は約4割ほどを書いた時点で、その原稿を捨てました。〈教師力ピラミッド〉が私の実践報告とともに語られたのでは、私だけの教師力モデルになってしまう……そんな感覚が私を躊躇させたのです。

以来、私は〈教師力ピラミッド〉をどのような形で世に問うかということを考え続けました。講演・講座では必ず語るコンテンツなのに、活字としては陽の目を見ていない、そんなコンテンツとして5年が過ぎました。「この内容は本になっているんですか」「これはいつ本になるんですか」と受講者に訊かれたことも一度や二度ではありません。

そんな私の大切なコンテンツが本になったのは、杉浦美南という若手編集者と出逢ったこと、そして彼女が私のたっての希望を聞き入れてイラストをイクタケマコトに依頼することを承諾してくれたからに他なりません。お陰様で、本書は私の実践を何一つ語ることなく、純粋に私の考える「教師力の全体像」を提示する本として仕上がりました。それも私が最も懇意にしているイクタケマコトのイラストに彩られて……。

本書のレイアウトは、私の本づくりとしてはかなりの冒険をしたつもりです。こういうレイアウトの本は世に溢れていますが、私には合わない、私には書けない、もっと言うなら私は書きたくない、と感じていたのです。文章は箇条書きのような短文を連ねる、本文以上にイラストが目立つ、とにかく私が本づくりにおいて最もこだわりをもっている、細かなところまで書き込むということがほとんどなされていません。まるでTWITTERに寄せる短文のようなものが羅列されている、といった趣です。

しかし、〈教師力ピラミッド〉は私の実践を語るわけではありません。あくまでも抽象的な解説で構成されざるを得ません。しかも一つのことを細かいところまで書き込むことよりも、いかに多様な視点を示すかというところに重きが置かれます。そうしたコンテンツを一書にまとめるには、こうした体裁がふさわしいのだと判断しました。このレイアウトの基本型は、あくまで私が考えたものです。私としてはかなりの冒険であるというのは、こうした意味においてです。

もちろん、私が想定していた以上に綺麗に見開きを構成することができたのは杉浦さんとイクタケさんのお力添えがあったからです。この仕上がりに他ならぬ私自身が驚いているというのが正直なところです。聞くところによると、杉浦さんとイクタケさんには、直接逢ったり何度もメールをやりとりしたりしながら、かなり細かな打ち合わせをしていただいたようです。この場を借りて心より御礼申し上げます。

時代は教師受難の時代です。と同時に、教師もチーム力の時代を迎えています。本書もまた、平成17~20年度に勤務した札幌市立上篠路中学校時代の同僚たちとの交流を基本イメージとして構成しました。ここでお名前は挙げませんが、改めて感謝申し上げます。

また、教師のチーム力の大切さを私に最初に提示してくれたのは、いまは亡き師匠森田茂之です。「生徒指導論」という講義レポートを書くにあたって、私がいわゆる現場上がりの大学教師である森田に、「先生、生徒指導で一番大切なことは何ですか」と訊いたところ、彼は間髪を入れず「それは教師の協調体制だよ」と応えました。その言葉からつたないレポートを書いた日がつい昨日のことのように瞼に浮かびます。ありがとうございました。

今後も実践と研究に勤しむことを決意致しまして、あとがきとさせていただきます。

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10月8日(月)

1.帰宅しました。今回は多賀さんいて、白井くんがいて、吉見夫婦がいて、前川さんがいて……と楽しい東京紀行でした。日が変わらぬうちに寝て、毎日7時にきっちり起きました。生活も乱れませんでした。飲み過ぎにも注意しました。研究会二つも僕にとっては有意義なものでした。「研究集団ことのは」メンバーがたくさんいたのも理由でしょう。

2.3回目のファシリテーションセミナーにして、やっと僕の意図が参加者に通じたように思う。ファシリテーションのダイナミックなシステムや現象的な活発さにばかり目を向けてはいけない。ネタだけでも充分に機能するような教材開発とか、確かなスキルに支えられた一斉授業の中で協同学習のステップアップを経験させたうえで、やっと本格的に機能するものなのである。ファシリテーションってのは現象を促進させても生まれるのはカタルシスだけなのだ。機能を促進させてこそその意義が生まれるのだ。それを改めて強調しておきたい。

3.人見さんと呑んでいて、一度、中学国語教師の有名どころを一箇所に集めて、国語科授業と中学校教育(学級経営・生徒指導を含む)をとことん議論してみたいなという話になった。読み研の宮城洋之、声とコトバの会の平川恒美、スキル訓練型言語技術教育の井上敬夫、教室ディベートの池田修、ワークショップ型授業の石川晋、分析批評の寺崎賢一、読書感想文の門島伸佳、学習院中等科の岩崎淳、都中国事務局長の人見誠、言語技術教育学会事務局の石田浩一、そして堀を含め「研究集団ことのは」の中心メンバー。これだけ集まったら何かとんでもないものが生まれるんじゃないか……そんな夢みたいなことを考えた。でもこれ、実現しようと思えば実現できそうな気がする。

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10月4日(木)

1.新刊『教師力ピラミッド』。イクタケさんのイラストもすべて上がってきた。イメージ通り、というかイメージ以上のイラストが上がってきた。初校も終えた。良い本になると確信した。ずいぶん長く温めてきたコンテンツなので、久し振りに嬉しい。売れるか売れないかはともかく、これは僕の代表作になる。

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10月3日(水)

自分の仕事が評価されないと愚痴る同僚に、笑顔で言った言葉……
  「馬鹿だなあ。頑張れば頑張っただけ返ってくる時代は終わったんだよ」
  「いつ終わったんですか?」
  「うーん…まあ、1993年かな」
  私は冗談で言ったのだが、よく考えてみて「実は当たってるかもな…」という結論に達してしまった自分が哀しい。

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今月のお知らせ/2012年10月

10月からまた動き出します。最初の週末は東京、その次に札幌です。多賀一郎先生、佐藤幸司先生、桃崎剛寿先生など、いろいろな方々に久し振りにお逢いできるので楽しみにしています。学事出版の「10原理・100原則」シリーズの4冊目も上梓します。明治図書からも今月中に1冊上梓できそうです。ゲラの校正も目白押しになりそうです。公務は合唱コンクールに新校舎落成式典、弁論大会などが中心になりそうです。進路関係も佳境を迎えます。忙しい10月になりそうです。

【書籍・出版関係】

9784761919221一斉授業10の原理・100の原則~授業力向上のための110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2012年10月/シリーズ4冊目になります。早くも多くの方々から反響をいただき、嬉しく感じております。ありがとうございます。

まえがき・目次・あとがき

書評/教師のチビチビ記録横山験也先生糸井登先生

9784761918842新刊『教室ファシリテーション10のアイテム・100のステップ~授業への参加意欲が劇的に高まる110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2012年3月/第二刷になりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

まえがきとあとがき/目次

9784761918484s生徒指導10の原理・100の原則~気になる子にも指導が通る110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2011年10月/第四刷になりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

まえがきとあとかぎ/目次

9784761918088学級経営10の原理・100の原則~困難な毎日を乗り切る110のメソッド』堀裕嗣著・学事出版・2011年3月/第四刷になりました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

まえがきとあとがき/目次

Cover最新刊『必ず成功する「行事指導」魔法の30日間システム』堀裕嗣著・明治図書・2012年8月。刊行されました。合唱コンクール・ステージ発表の指導法、指導技術を具体的に語りました。

まえがきと目次

教育zine明治図書・著者インタビュー/書評・糸井登先生長瀬拓也先生石川晋先生

120504dvdDVD「第3回教室ファシリテーションセミナーin京都」堀裕嗣/藤原友和

教室にワールド・カフェを導入する/ファシリテーション・グラフィックで議論を見える化する/教室にオープン・スペース・テクノロジーを導入する/2000円/有限会社kaya/お申し込みはこちらプロモーションビデオ

『スペシャリスト直伝!教師力アップ 成功の極意』(明治図書)を脱稿、ゲラ校正も終わりました。もうすぐ刊行となります。『教師力ピラミッド』(明治図書)も脱稿、現在ゲラ校正中です。こちらは冬の上梓になりそうです。「研究集団ことのは」でつくっている『教室ファシリテーションへのステップ 目指せ!国語の達人!』というシリーズも「音読編」「スピーチ編」が脱稿しています。現在、3冊目の「聞き方編」を鋭意制作中です。続いて、「作文編」「話し合い編」と進みます。現在、来春上梓予定の数冊を執筆中です。今後とも、よろしくお願い致します。

【研究会関係】

私に関係する10~11月の研究会をご案内させていただきます。お時間が許せばお越しください。

2012年10月6日(土)/累積科学国語教育研究会in東京/多賀一郎・人見誠・堀裕嗣・山下幸・藤原友和/終了しました。

2012年10月7日(日)/第6回教室ファシリテーションセミナーin東京/堀裕嗣・山下幸・藤原友和/終了しました。

2012年10月13日(土)~14日(日)/第2回学級づくりプログレッシヴセミナーin札幌/講師:佐藤幸司・堀裕嗣・「とっておきの道徳授業」中学校版編著者・山田洋一・大野睦仁・太田充紀・山寺潤/札幌市内/終了しました。

2012年10月20日(土)/「研究集団ことのは」10月例会/堀自宅/入会希望の方はご連絡下さい。ただし、中学校国語教師に限ります。/終了しました。

2012年11月11日(日)/日本生徒指導学会第13回大会/国立オリンピック記念青少年総合センター

2012年11月14日(水)/札幌市立栄中学校生徒指導研修会/指導力の向上&チーム力

2012年11月17日(土)/第19回先生のためのとっておきセミナーin新潟/一日「教室ファシリテーション」講座

2012年11月21日(水)/北広島市立大曲東小学校校内研修会/説明的文章 読解指導の基礎基本

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