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8月21日(火)

1.一日中事務仕事。放課後、小学校の職員室が校務支援システムの研修会を行っていたので横で聞く。教師を支援するというよりは更に忙しくさせるシステムという印象。あれは持ち運びのできる端末をもたせてくれないと機能しない。放課後に毎日職員室で30分PCに向かわなければならないシステムだった。

2.結局、教員の起動力を奪ってしまうシステムは、どんなに理念が素晴らしくても、結局、教員を忙しくするだけだという現実に、そろそろ政治も行政も気づいて欲しいな、と思う。どんなに素晴らしい機能のついた校務支援システムも職員室でしか使えないのでは、ただ教員を職員室に縛りつけるだけなのだ。

3.たぶん政治や行政は、教員がほとんど一日中職員室にはいないのだということをわかっていない。不思議なくらいにわかっていない。なぜなのだろう。看護師が詰め所にずっといられるか。警察官がずっと交番にいられるか。人間相手に仕事している人たちってのはそういう仕事の仕方をしているのである。

4.イクタケさんのイラスト集の推薦文を書く。帯用らしいので63字。推薦文というより、どちらかというとコピーである。もっとちゃんと書きたいのだが。まあ、そう遠くない日に機会はあるだろう。

5.堀裕嗣編・「研究集団ことのは」著『教室ファシリテーションへのステップ・1 目指せ!国語の達人 魔法の「音読ネタ」50』(明治図書)脱稿!ははははは……。

6.本日2冊脱稿しました。常に5冊を同時進行することにしています。執筆途中の3冊に加えて新しい2冊に取りかかります。複数のものに同時に取り組んでいると、新しい発想が浮かびます。これも「研究集団ことのは」のサークル活動で経験的に学んだことです。読書も同時読み、執筆も同時執筆に限ります。

7.提案は不完全なもので良いのです。いえ、不完全なものしか提案することなどできないのです。完成してから提案しようと考えていては、いつまで経っても提案には至りません。提案する前に死んでしまいます。不完全なものでも一度提案すれば批判をもらえます。その批判を受け入れ提案を作り替えるのです。

8.提案し、批判され、批判を受け入れ、熟考し、再提案に至る。最初の提案から再提案まで10年かかるのが普通です。「研究集団ことのは」は今年、その10年目を迎えています。前回の提案、つまり最初の提案は2002年、「総合的学習を支え活かす国語科」という5冊シリーズでした。

9.【極意3】教師に必要な資質。 孤独に耐える力をもつこと。教師の仕事の第一は生徒と良好な関係を築くことではありません。彼らを正しい道へと誘うことです。そして第二に自分の判断した正しさが本当に正しいかを疑い続けることです。それが結果として、生徒との良好な関係を築くことに繋がるのです。

10.今日は目の前にあるどうしようもなく現実的な現実たちと、ほんとうに現実的に現実的な格闘をした一日だった。大好きなフリーセルもスパイダ・ソリティアもマイン・スイーパも封印して、現実的な現実と現実的に格闘し続けた。おかげですっきりした。これで夢と理想と虚構の世界に埋没できる。

11.そういえば皆さん、「現実」という言葉に「夢」と「理想」と「虚構」という三つの対義語があることをご存知でしたか?「現実は……」とつい言いたくなったら、そこで言う「現実」は「夢の対義語の現実」なのか、「理想の対義語の現実」なのか「虚構の現実」なのかを考えると人生が豊かになりますよ。

12.それにしても久し振りに「研究集団ことのは」に関する文章を書く。昔はよく書いていた記憶がある。今回書いていて20年の重みを感じた。単なる任意団体のサークルでも、20年続けると幾ばくかの意味をもつものだ。紆余曲折。解散の危機。幾度も幾度も乗り越えていまがある。そういう歴史が尊いのだ。

13.「現実」の対義語に「夢」「理想」「虚構」の三つがあるという話、気軽にtweetして失敗しました。なんかリツイートやお気に入りが多いので書いておきますが、これは見田宗介の言っていることであって、僕の発想ではありません。気軽にtweetしてしまって、ちょっと失敗です。

14.【御礼】http://gengengenmai.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-3969.html

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