7月20日(金)
1.学級担任にもリスクマネジメントの発想が強く必要な時代になりました。僕らの世代から見ると、とても残念なことに思えますが、そういう時代なのだと割り切るしかありません。リスクマネジメントをしっかりと固めたうえで、その上に独自の個性を発揮したり、潤いを求めたりという構えが必要なようです。
2.【学級経営の原理・原則】指導言で最も大切なのは「一時一事の原理」です。おそらくこれを身につけるだけで、「子どもに伝わらない」という悩みの8割くらいは解消されるでしょう。一度に一つのことしか指示しない、次の指示は全員の動向を確認してから行う、ただそれだけのことがなかなかできません。
3.【学級経営の原理・原則】「一時一事の原理」は、授業で作業指示を与えたり行事で全員を動かす場合など応用範囲も広く、むしろ子どもたちの人数が多くなれば多くなるほどその効力を発揮する、そういう原理です。教師になったらまず身につけるべき技術、その筆頭が「一時一事の原理」だと言えます。
4.どうやら明治図書の新刊「教師力アップの極意」と学事出版の新刊「一斉授業10原理・100原則」が同時期にゲラ校正が来て、同時期に締切を迎えるらしい。なんてこった。後世の大嫌いな僕にこんなことが起こるなんて…。僕は僕の文章が嫌いである。おそらく僕の文章を最も嫌っているのは僕だと思う。
5.
6.授業は三つ。三つとも俳句の解説。2学期の学力テスト用に夏休み前に俳句を終わらせる必要があったため、鬼のように解説していく。生徒たちは何食わぬ顔でついてくる。空き時間は机周りの片付け。すべての私物をダンボールに。ダンボールひと箱におさまってしまった。荷物を増やさないで良かった。
7.5・6月に3冊書き上げて、「溜めができた」とサボっていたら、1冊刊行されてしまった。「まだ1冊だから」とサボっていたら、もう2冊のゲラが送られてくると言う。溜めってサボってるとすぐになくなってしまうんだな。ちょっとがっかりしている、それもけっこう本気でがっかりしている僕がいる。
8.「黄金の3日間」と「3・7・30の法則」の違いは、学担が自分に惹き付けることを目的としているか、担任をも含めた学級の構成員が安心感と緊張感をもって過ごせる〈システム〉を敷くことを目的としているかの違いにあるように思う。前者は低学年から中学年、後者は高学年から中学校に向いている。
9.夕刊フジが輿石幹事長の「責任追及ばかりじゃ…」という発言をいじめ責任追及妨害かという記事にしている。これに対して、「とんでもない」という八木秀次のコメントを載せている。輿石発言を問題視するのはいい。でも、こうしてすぐに「二項対立」という画一に回収してしまうのがマスコミの悪い癖だ。
10.
11.道央道には「大いなる愛よ夢よ」がよく似合います。視界には青空と真緑しかありません。たまに見えて広い畑です。まさに、白い雲に乗り、風を追いかける……100キロで走っていると、そんな気分にひたれます。北海道に生まれて良かったと思える瞬間の一つです。
12.「つながる」とひと言でいうけれど、そこには「高揚し合う」「思いつき合う」「発見し合う」「生み出し合う」「みんなで生み出し、学びを実感し合う」のどれか、或いは複数の機能が必要です。このようなはたらきが生じたとき、人は「つながった」と感じます。「つながる」とは現象ではなく、機能です。
13.
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