6月15日(金)
1.今日は試験監督が三つ。その後、国語の期末テスト。試験問題はノーミス。子どもたちからの質問もなし。一つだけ出た質問は「大意って何ですか?」という質問。「授業で教えています」と答えて終わり。まあ、ありがちである。13:40で修学旅行の振休。それにしてもずいぶんと休ませてくれるもんだ。おかげで今日も書きたくもない原稿を書いている。
2.どうやら新刊『必ず成功する「行事指導」魔法の30日間システム』が7月に刊行になるらしい。学校祭指導と合唱コンクール指導が内容だから、編集者が急いでくれたらしい。ありがたいことだ。近日中に二校が届くらしい。でも、これは必要としている教師が限られているからそんなに売れないよ(笑)。
3.さきほど男性から「女子力高ッ」というツイートがあって、違和感を覚えた。男性がこの言葉を使うのを初めて見たからだ。調べてみると、ファッションやメイクにしても立ち居振る舞いにしても、女性から見て美しさとか可愛さとか、要するに好感をもたられるような力を「女子力」ということが多いらしい。
4.ただ、定義は曖昧で、確定していないようだから、男性がファッションやメイクのセンスの良さを指して「女子力」と言葉を使ったとしても、あながち間違いではないようだ。それにしても、自らに潤いのあるイメージを付与して肯定感を抱くためのイメージ語が氾濫している。アラフォーなんて最たるもんだ。
5.まあ、新たなイメージ造語によって、気分良く過ごせるのならそれに越したことはない。基本的には良いことなのだろう。ちょっと前までは、パラサイトシングルみたいに否定的なニュアンスのイメージ造語が多かったわけで、それに比べればずっと良い。
6.僕が中学教師だからかもしれないが、教育系出版社が中学教師の市場に注目し始めているように感じる。これまで教育技術ばかりを題材にした小学校教師向けの本と、少し学術的な匂いも醸した高校教師向けの本しかない傾向があった。中途半端な存在である中学教師はどちらも買わなかったという現実がある。
7.そんなこんなで僕みたいな人間に依頼が来るのだけれど、最近、断り始めた。どうも小学校教師向けの本と同じつくりで中学校向けを書かせようとするのだ。褒めるとか叱るとか、説得するとか、いずれにしても一人の教師が生徒に対応するHOW TOを書かせようとするのだ。中学校の現実と乖離している。
8.『AKB48がヒットした5つの秘密』(角川新書)を読んだ。久し振りに苦しい読書だった。マーケティング理論はよくわかるけれど、そこに挙げられている豊富な具体例において、秋元康以外の一切の顔が浮かばないという読書は、ほとんど何も理解できないのと同じだ。僕は前田敦子の顔さえ知らない。
9.
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