6月19日(火)
1.今日も午後から修学旅行の振休です。なんでこんなに振休があるのかと思ったら、夜の超過勤務だけでなく、土日もからんでいたからなのでした。おかげでやることがないので、執筆ばかりしています。原稿は進みますが、健康的な生活からは遠ざかっていきます。肉体的にも精神的にも。
2.今日は授業が三つ。全部、期末テストの返却。3組の担任が休んでいるので、昨日から担任業務。今日は3組だけ朝学活からテストを返し始めて早めに終わらせ、授業の後半は修学旅行の写真を見に行きました。生徒たちはとても楽しそうでした。僕もその場で事務仕事をしていました。なごやかな時間でした。
3.【学級経営の原則】係活動を決めるときには欠席時の代理まで決めておくことを原則とします。誰かが欠席することによって、仕事が滞るというシステムはシステムとは言えません。私の場合、まず代理生徒、その代理生徒が欠席したり仕事をし忘れたりした場合には係長、それも忘れた場合には学級代表です。
4.【生徒指導の原則】トラブルが起こったら、何より重要なことは起こった事実を確認することです。これを怠って生徒を疑ったり、いきなり説諭に入ったりしてはいけません。教師のそうした態度が「オレだけ悪者にされた」「先生はオレの話を聞いてくれなかった」「いっつも私だけが悪いの?」になります。
5.【教室ファシリテーション】アイスブレイキングを軽視してはなりません。ただし、あまりにダイナミックなものもいけません。難しく考えてもいけません。①簡単にでき②全員が一斉に参加でき③他者との交流があり④笑い声が起こる、この四つの要素さえ満たせば、アイスブレイキングとしては充分です。
6.【力量形成の原則】若手に大切なのは「可愛がられる人間」になることです。これさえ身につければ鬼に金棒です。色んなことを訊けますし教えてもらえます。敵は可愛がられる人に嫉妬の目を向ける一部の人達だけです。しかし、そういう人が職場で影響力をもっていることはほとんどないので大丈夫です。
7.【学級経営の原則】席替えは子どもたちには一大イベントです。子どもたちが納得するとともに担任の求める雰囲気の醸成に寄与するようなシステムを敷くこと、むやみにそのシステムを変更しないこと、机間巡視のしやすさ、子どもたちの学びやすさの両方に配慮すること、考えるべき観点が色々あります。
8.【生徒指導の原則】〈心でっかち〉になってはいけません。〈心でっかち〉とは、すべての行動の原因を子どもたちの心の在り樣を要因として指導する態度のことです。「何考えてるの」「そんなこと許されると思ってるの」「なんでそんなことができるの。信じられない」みんな〈心でっかち〉の指導です。
9.【教室ファシリテーション】インストラクションはその活動の〈目的〉〈フレーム〉、そして〈価値〉を伝えます。学習活動のインストラクションでは、何より子どもたちに「すっきり感」を与えることを優先しましょう。「なるほど、よくわかった。速くやってみようぜ」という気持ちに誘うのです。
10.【力量形成の原則】大人の、組織の、企業の言う〈コミュニケーション能力〉などという言葉に踊らされてはなりません。そんなものは曖昧で、せいぜい「一緒に机を並べて仕事をしたいか」というような直感的なものでしか使われていない概念です。大人の側だって定義づけなどできていないのです。
11.【力量形成の原則】就職活動において、「コミュニケーション能力とは…」と深刻に考えるなんてナンセンスです。そのためにやりたいことを諦めるなんて馬鹿げています。やりたいことをやってみるのです。成功しても失敗してもそこから学んだものこそが、実はその人のコミュニケーション能力を作ります。
12.【教室ファシリテーション】ペアでインタビューをするという場合、或いはグループで質問を考えるというような場合、まず必要なことは相手の情報を知ることです。一度でもプロノインタビュアーに取材を受けるとわかることですが、彼らは取材対象を徹底的に調べてきます。細かいところまで徹底的にです。
13.
| 固定リンク
「今日のできごと」カテゴリの記事
- 世代別「身につけたい24のこと」(2016.03.05)
- 「研究集団ことのは」4月例会(2015.04.18)
- 雑感(2015.04.05)
- 上からも、下からも…(2014.12.03)
- 教師らしくなりたい?(2014.06.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント