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5月29日(火)

1.さあ、今日は期末テストづくりだ。久し振りに空き時間がたくさんあるから、仕事が進むぞ。

2.授業は三つ、空き時間も三つ。授業は三つとも期末テスト前の小テストを二つ。空き時間は期末テストの作成。一応完成。放課後は解答用紙をつくる。その後、授業で同学年を組んでいる国語教師とテスト問題の打ち合わせ。授業以外は期末テストづくりに費やした一日。これで修学旅行前の事務仕事を終えた。

3.一般にどの教科の教師も、授業が講義中心、教師の説明中心で良いとは考えていないはずです。その証拠に、秋の研究授業になると教科を問わず子どもたちの交流によって課題を解決していく授業ばかりが公開されます。しかし、多くの研究授業は、日常的に交流学習に取り組んでいないものですから、それがうまく機能しない……という結果に陥ります。

4.もしもあなたが、最終的には子どもたち同士の交流・協同によって課題解決を図るような授業を展開していきたいと考えているならば、それは四月からの計画的な指導が必要になります。具体的には、すべての授業で小集団による交流を仕組むことです。四月から毎時間、よほどのことがない限り、例外はつくらない。その決意と覚悟が必要です。これを私は〈グループワーク〉の原理と呼んで、現代の子どもたちを授業に集中させるのに必須の原理だと考えています。

5.どうやら7月下旬か8月上旬に、再び新潟に行くことになりそうです。僕は新潟が大好きです。良き人たちとおいしい食べ物。最近は新潟に住みたいと思うほどに好きになってきています。新潟で嫌いなのはA坂S二という変な人だけです(笑)。あの人の自虐ネタだけは僕は笑えません。

6.仕事術。今日、僕は期末テストをつくりましたが、このテストが行われるのは6/15です。まだ2週間半あります。それでも最近忙しかったせいで、僕のテスト作成としては遅い方です。世の中の「ギリギリ君」の皆さん、仕事は余裕をもって進めましょう。余裕をもってこそ急なことに対処できるのです。

7.「協同学習」が大流行しています。「ファシリテーション」も大流行しています。「ワークショップ型授業」の多くは協同的な〈学び〉の保障を目指しています。「シェアリング」や「リフレクション」による振り返りも協同で行うことが多いようです。どれも子どもたちの〈学び〉を大きく機能させます。私も基本的にこれらの動きを良いことだと思っています。

8.しかし、一つだけ確認しておきたいことがあります。それは〈学び〉というものが最終的には〈個人〉のものである、ということです。その意味で、〈グループワーク〉にしても体験活動的な〈ワークショップ〉にしても、最終的には、子どもたち個人個人に自分自身の〈学び〉を確認させることが大切です。私はこれを〈パーソナライズ〉の原理と呼んでいます。

9.煮詰まってきた。パン屋を再襲撃でもするかな。それとも納屋でも焼こうかな。

10.読者の皆さんにお尋ねします。「あなたを支えているものは何ですか?」仕事に行き詰まったとき、何か辛いことがあったとき、あなたを支えているかけがえのないものはなんですか? 家族でしょうか。恋愛でしょうか。かつての部活動での体験でしょうか。それとも、かつてのうまくいった仕事でしょうか。これまでも幾度となく辛いことを乗り越えてきたという経験でしょうか。胸に手をあてて考えてみてください。

11.あなたを支えているものとして、具体的に何か浮かんできたにせよ、あなたを支えているものは他ならぬ〈あなたの物語〉であるはずです。あのときああだったじゃないか、このときはこうだった、たれがいなくても私にはこの人がいる……そう。人の人生を支えているのはその人自身の〈物語〉なのです。

12.もう少し突っ込んで考えてみましょう。では、その他ならぬ〈あなた自身の物語〉は、いったいあなたの何の〈物語〉でしょうか。私は断言します。それは、あなたの「〈学び〉の物語」であり、「〈成長〉の物語」なのです。自分を支えているのが家族であろうと友人であろうと恋愛対象であろうと、あなたはそこに「人間関係とは何か」「無償の愛とは何か」「だれかのために生きる喜び」とか、そういうものを学び、成長を遂げたのです。部活動で得た「努力の大切さ」とか「チームワークの大切さ」も、かつて大切な学級と出逢って教職の喜びを知ったことも、執拗な保護者クレームに耐え続けた苦しい日々も、みんなあなたの中に「〈学び〉の物語」や「〈成長〉の物語」をつくってくれたのです。

13.学校教育とは、子どもたちが「〈学び〉の物語」や「〈成長〉の物語」を作り上げていくことに寄与する営みです。授業もその大事な要素の一つなのです。

14.私は本章の原理9〈パーソナライズ〉において、作文は散逸しないようにノートに貼らせたりファイルに綴じ込ませたりすることを提案しました。それが〈元ポートフォリオ〉として機能するのだとも述べました。しかし、それらの〈学び〉のパーソナライズをそのまま放っておかせてはいけません。〈元ポートフォリオ〉は〈凝縮〉させてこそ意味をもつのですから。

15.私は授業の究極の目標は、「〈学び〉の物語化」「〈成長過程〉の物語化」のモデルを示すことにあると考えています。これまでの〈学び〉を振り返ることは、〈現在〉を〈過去〉との関連で見つめ直してみることです。そこにある種の連関を発見したり、そこにある種の因果関係を発見したりすることは、実は同じ構図で〈現在〉と〈未来〉との関係に思いを馳せることを意味しています。〈現在〉と〈過去〉とが密接に関わり合っているのなら、同じ構図で〈未来〉は〈現在〉と密接にかかわっているはずなのですから。〈学び〉を振り返ることの究極の〈目的〉はそこにあるのです。私はこれを〈ポートフォリオ〉の原理と呼んでいます。

16.『一斉授業10の原理・100の原則』の第1章「一斉授業をつくる10の原理」40頁。脱稿です。よし!パン屋再襲撃だ!

17.さて、次は「教師力ピラミッド」だな。明日から〈授業頭〉を〈生徒指導頭〉に切り替えなくちゃ。この際だから、自分のコンテンツを全部吐き出しちまおう。そして書くネタがなくなったら、アンダーグラウンドだ。それまで頑張ろうっと。

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