而して今日も夜は長い。
渡瀬恒彦はやたらと見るのに、渡哲也をまったく見なくなったのはなぜだろう。松方弘樹と目黒祐樹は二人ともほとんど見ることがなくなった。田村高廣は亡くなったから仕方ないとして、田村正和と田村亮を見る頻度もずいぶんと減ったように思う。
意味がなくて、発展性もなくて、役にも立たなくて、そんなことを考えるのが好きだ。意味と発展性があって役にも立つことを考えるのには責任が伴う。仕事で毎日そんなことばかり考えさせられてるんだから、週末くらいは責任感とは無縁のことを考えたい。それだけのことだ。そもそも人間は責任をとれることばかりを考えていては身がもたない。
そもそも兄弟俳優の中で渡瀬恒彦一人勝ちの所以を考えているうちに、仕事に役立つような何かを思いつかないとも限らない。責任をもって考えたことよりも責任感とは無縁のテキトーなことを考えているうちに思いついたアイディアのほうが現実を大きく動かすなんていう事例はたくさんあるじゃないか。
責任を伴った思考ばかりをしていると思考自体が狭くなる。ついでに指向も狭くなって、志向も狭くなる。自らの嗜好にに従って常に試行し続けることが大切だ。ついでにいえば歯垢はとったほうがいいし、至高も求めたほうがいい。而して今日も夜は長い。
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