最近の出来事
3月26~27日、4月2~3日、9~10日という3週連続の土日開催、研究会の嵐が終わりました。研究会には呑み会がつきものです。途中からは新学期も始まりました。新年度の職場にも呑み会はつきものです。この3週間で14本の講座と8夜の呑み会。正直、躰の芯まで疲れました(笑)。
3月下旬は「中学校・学級づくりセミナー」の第1回。全国縦断で5回行われる1回目です。運営事務局はぼく。講座はもちろんですが、運営もしなければならないセミナーです。池田修先生と桃崎剛寿先生のお二人をメイン講師に、学級開き・生徒指導・道徳授業をかなり深いところまで掘り下げました。参加者も中学校セミナーにしてはまずまずの集まりで、夜はべろべろになるまで呑んで……というわけで、かなり充実した二日間でした。
春休みはほとんど毎日出勤して校務を片付けながら、夜はセミナーの準備という4日間。必然的に削るのは睡眠時間ということになり、かなりきつい4日間になりました。なにせ、2日と3日に3つの研究会をはしごしながら7本の講座をしなければなりませんでしたから、並みの準備量ではありません。たぶんこれまでで最も講座準備の重なった4日間だったように思います。
特に3つの研究会のうちの二つがメイン講師扱いだったので、なにせ失敗することが許されません。この二日間はビデオを流したり、グループワークを連続させたりといった楽な組み立てではなく、がっちり語るタイプの講座立てにして、メイン講師らしい動きをしなければなりません。
この間、2学年の副担という新しい年度が始まり、教務部の一員として小中連携や教育課程づくりの仕事をしながら、若手担任で構成された学年をフォローするという役回りです。これまで所属していた学年を離れて新しい学年に所属しましたので、一つ一つの動きをみんなで決めながらの年度当初。更には昨年度までやっていた生徒会の仕事も引き継ぎ前に動いていた関係上、新入生歓迎会までは中心的にかかわることになり、二重に仕事をする毎日です。1日と8日には職場の呑み会もあり、これもしっかり二次会まで行きました(笑)。もちろん、責任感で行ったのではなく、楽しいから行ったまでです。おかげで2日(土)も9日(土)も完全に寝不足の二日酔いで研究会一日目を迎えるという、いつもどおりの展開になりました(笑)。
始業式を終え、入学式を終え、今年度の初授業も2本して、9日・10日の研究会。赤坂真二先生を迎えての二日間。土曜日は自分の講座もあり。でも、ここはメイン講師扱いではないので、気が楽。なにせ赤坂の前座である。ほんとうに気が楽だった。どんなにいやな空気をつくっても、赤坂が次で吹っ飛ばしてくれるから(笑)。
さて、問題は今日、10日である。これは自分でいうのもなんなのだが、歴史的な研究会だったと思う。そもそも企画があり得ない企画なのだがら、それだけでも歴史的なのだが、その無理のある企画が見事に機能した。最初のオリエンテーションから最後のファシリテーションまで、企画段階で想定していた通りの、いや想定していた以上の最高の一日になった。これまでにも満足度の高い研究会というのは何度もあったのだが、今回は群を抜いている。赤坂の力とか企画の妙とか理由はいろいろいえるのだが、完全に新しい視点を導入したことによって、参加者だけでなく、事務局も、そして講師の赤坂自身が準備段階を含めて多くの発見をした、という躍動感があったように思う。「勉強になった……」という実感の深さがいつもの研究会と段違いなのである。この無理な企画を引き受けてくれた赤坂に深く深く感謝である。
ぼくがこれまで参加したり企画したりした研究会に仮に順位をつけるとして、間違いなく今回のセミナーが2位をぐーんと引き離した1位である。教師としての一日を追うという企画であっただけに、最後のシェアリングも考えるレベルが異なる。ものすごく広いのだ。メタ認知の度合いが違うのである。毎回こんな広い視座でセミナーが出来たら、参加者は10回程度参加したら、一気に実力が上がってしまうだろうなあ……という感じの、歴史的というか、革命的というか、言葉が見つからないくらいのものすごいセミナーだった。
9日の夜は赤坂、大野、山田、高橋、堀の5人で小宴。その後、赤坂と二人、もう一軒行ってこれまでのこと、現在の不満・不備、そしてこれからのことと、いろいろなことを話した。きっとこれから、いろんなつながりといろんな志が少しずつ結実していくに違いない。呑みながら、堀川さんに電話したり、庭野さんに電話したりと、充実した今後の芽の話もできた。たぶん新潟と北海道のつながりが一気に太くなる。7月には石川も新潟初登場の予定である。堀川さんが北海道に来るのもおそらく今年度内に実現するだろう。ぼくも既に7月と9月に新潟に行く予定がある。
楽しくなりそうである。
さあ、次は名古屋だ。
| 固定リンク
「書斎日記」カテゴリの記事
- なぜ、堀先生はそんなに本をたくさん書けるんですか?(2015.11.22)
- 出会い(2015.10.28)
- 神は細部に宿る(2015.08.20)
- スクールカースト(2015.05.05)
- リーダー生徒がいない(2015.05.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント