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ずいぶんと仕事の進む夕刻である

午前中は授業が4連発。

1時間目は7組。。「平家物語」冒頭暗唱テスト。前回合格できなかった生徒たち数名。今日テストを受けた生徒たちは全員合格。あとは今日欠席していた2名のみ。その後、「扇の的」の音読テスト1回目。出来はまずまず。よく練習してきている。

2時間目は3組。「平家物語」冒頭暗唱テスト。これが5分程度。次に「扇の的」の読みの確認。これが25分程度。残り20分で学力テストの返却、解答、点数の訂正。

3時間目は1組。「平家物語」冒頭の暗唱テスト数人。続いて「扇の的」の音読テスト1回目。この学級には驚かされた。一度も読み間違わず、詰まらず、噛まずに最後まで読み切った生徒が半数近く。こんなことは初めてである。おかげで音読テストが時間いっぱいまでかかってしまった。いつもなら5分程度、時間が余って、グループで音読練習をさせるのだが……。嬉しい悲鳴。

4時間目は6組。「平家物語」冒頭の暗唱テスト数人。続いて「扇の的」の音読テスト1回目。出来はまずまず。よく練習してきているのに、みなの前に立って音読するという緊張感にやられてしまった生徒が多かったのが特徴。

3年5組で給食を食べ、職員室に戻ると、教頭が腰を低くして近づいてくる。「堀先生、たいへん申し訳ないお願いなんですが……」と教頭。「実は午後から来る予定だった○○先生が急遽午後も来られなくなって……」

なんと。午前中4連発だったぼくに5時間目の自習監督を当てようというのか!

ほう……とぼく。朝から3時まで働きづめですか、とジャブを入れて、自習課題を受け取る。昼休みの廊下巡視のあと、再び6組に行って数学のプリントに取り組ませる。

放課後、清掃指導を終えたところで、「ああ、疲れた」と言って教頭に年休簿を渡す。二日連続で15時年休。教頭が申し訳なさそうに受け取る。

良い言い訳ができた。ぼくは自習監督がまったく苦にならないタイプである。生徒たちと適度におしゃべりをしながら過ごす時間が嫌いではない。読書をしようと思えばできるし、仕事をしようと思えばできないわけでもない。それより今日の放課後もこれといって仕事がなかったので、年休をとりたいなあと思っていたのである(笑)。二日連続だから、ちょっと取りにくかった感じがあったのを、教頭が解消してくれた。

帰宅後は編集者に頼まれている教師用グッズの開発について参考意見をしたためてメールで送付。更に原稿執筆。二日連続でずいぶんと仕事の進む夕刻である。

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