想像だにできない
産経新聞広島版に「尽きぬ『教育者の犯罪』 揺らぐ信頼感」が掲載された。記事中に興味深い数値があった。
文部科学省によると、平成21年度に懲戒処分を受けた公立学校の教職員は、全国で943人に上った。このうち、わいせつ行為やセクシャルハラスメントにからむ処分は全体の14・6%にあたる138人で、交通事故や体罰に次いで多かった。/県内では20年度に6人、21年度に9人がわいせつ行為で懲戒処分を受け、今年度も2月末までに4人が懲戒処分を受けた。/小学校教頭の誘拐未遂事件のほか、1月には知人の女性にわいせつ行為をした北広島町の中学校教頭が懲戒免職処分を受けたばかり。20年には小学校教諭が教え子10人にわいせつ行為を繰り返すなど、悪質さも目立っている。〈産経新聞/3月3日(木)8時0分配信〉
平成21年度にわいせつ行為やセクハラで懲戒処分を受けた公立学校教員が全国で138名。そのうち広島県が9名。これは確かに広島県教委も頭を抱えるだろう。これは何なのだろう。
ぼくら教員から見れば、広島は信州と並んで「教育王国」のイメージがある。そんな地域で猥褻行為による懲戒処分教師の14人に一人が出ている。広島県の人口は286万。国の人口の2.2%に過ぎない。それがわいせつ処分者は6.5%を占める。これはいかにも多い。理由がまったくわからない。想像だにできない。
| 固定リンク
「今日のひとこと」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント