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単純な永遠

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沢田研二/1991

「シンプルな永遠」と読みます。沢田研二のアルバムとしては完成度が高いとの評判で、最も高値で取引されているアルバムです。吉田健プロデュース時代のアルバムで、ロックとバラードとがバランスよく配された、聴き飽きないタイプのアルバムです。ぼくは「ニュー・ソング」「月のギター」といったバラードが好きですが、「この僕が消える時」のような当時の沢田研二の状況を彷彿させるような、同時代批判的な曲もあります。

この後、沢田研二が吉田健から離れてセルフ・プロデュースの道を歩んだことを思えば、そしてそのどれもがいま一つ完成度の高さを感じさせないことを思えば、吉田健の力量のすごさを感じさせられる……というものです。何度も書いていますが、この80年代後半から90年代半ばまでの沢田研二のアルバムはほんとうに良いです。

みなさんにもお勧めしたいところですが、アマゾンでは最安値で13,829円ですから、ちょっと一般には手の出ない値段ですね。おそらくファンでさえ簡単には買おうと思わないでしょう。ぼくは持っていて良かったなと思います。

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コメント

ジュリーの歌、すてきだなあ。

投稿: hiromi | 2011年3月 8日 (火) 09時56分

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