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隙間時間を利用する

皆さんは空き時間や放課後をどのように過ごしているでしょうか。空き時間が足りない、放課後は会議ばかり……そう嘆いていませんか。それが多忙観を生み、精神的な余裕を奪っていきます。隙間時間を活用すれば、仕事が効率的になるばかりでなく、心の余裕も生まれます。

第1条 隙間時間を把握する

皆さんは一日にどれだけの隙間時間があるかを意識したことがあるでしょうか。出勤直後、朝学活後、10分休み、会議が始まるまで待ち時間などなど、一日うちに隙間時間はかなり多くあります。まずはこれを一覧表にして把握してみましょう。一日2時間近く生まれるはずです。隙間時間の利用とは、こうした時間を活用することです。

第2条 出勤後の動きを固定する

出勤簿の押し忘れや出席簿の未記入といつたことをしていませんか? 効率的な仕事をするベテランの先生はみな、出勤後は「出勤簿を押し、珈琲を入れ、それを飲みながら一日の動きを月行事予定で確認、更に出席簿に欠席・遅刻連絡のあったものを記入する」という一連の動きを習慣化しているのです。

第3条 To-Doリストをつくる

「To-Doリスト」をつくっていますか? 人間はコンピュータではありませんから、仕事はしっかりとメモをとっておかなくてはなりません。逆にメモをとれば、忘れても確認すればいい、という安心感につながります。

第4条 To-Doリストは常時携帯する

「To-Doリスト」を付箋に書いてPCに貼るという先生を多く見ますが、この方法は感心しません。これでは職員室でしか仕事ができなくなってしまいます。「To-Doリスト」は手帳がにして、常時携帯でき、どこにでも持ち運べる状態にしておくのがコツです。

第5条 会議でTo-Doリストに記入する

学年会・校務部会・職員会議では、担任がしなければならないことがたくさん提案されています。その会議中に、「○月○日には○○をしなければならない」というメモを、手帳のその日のところに書いてしまうのが良いでしょう。会議は効率的な仕事をするための情報の宝庫なのです。

第6条 生徒・保護者との約束事はその場で記入する

「To-Doリスト」常時携帯していれば、生徒・保護者に頼まれたことをその場でメモすることができます。約束を守るためにはこれが姿勢が大切です。

第7条 小さな仕事は10分休みにする

10分休みは廊下を巡視していたり、次の授業教室に入っていたりというのが一般的ですね。この時間、支出伺簿の記入とか作成したプリントの校正くらいなら難なく終わらせることができます。

第8条 電話は10分休みにする

保護者への電話はダメですが、業者への発注、職場体験の事業所への連絡といった電話なら簡単にすませることができます。私はこの手の電話は、生徒からちょっと隠れて、自分の携帯電話で連絡するようにしています。

第9条 生徒の提出物はその場で処理する

朝学活の生徒の提出物の確認を空き時間の仕事にしていませんか。名箋を教室に持って行って、受け取ったらその場で○印をつければ、この手の仕事が空き時間を浸食することはなくなります。休み時間に提出遅れの生徒が持ってきた場合も同様です。

第10条  ルーティン・ワークにはよけいなこだわりを捨てる

とにかくルーティン・ワークにはよけいなこだわりは捨て、拙速を旨とすることが大切なのです。

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