じょっぴんかる
スキー学習で3組担任。9人欠席。風邪調査開始。今日でスキー学習も終了。来週からまた、気楽な副担生活が始まる。
授業は4時間。自習監督が一つ。1時間目から5時間目まで5連発である。国語は1クラスが「方言と共通語」、2クラスが付属語のプリント、1クラスが試験範囲のプリント復習。自習監督1時間+空き時間1時間で、学年末テストの問題完成。昼休みはプリント印刷1500枚。放課後は生徒会役員とのミーティングのあと、卒業式関係の打ち合わせ、職員会議プリントの印刷、3年生二人に頼まれて推薦入試の面接練習。18時退勤。
授業が詰まっていたとはいうものの、プリント学習が多く楽な一日。
北海道方言の理解語彙調査をしたところ、「じょっぴんかる」を知っている者が151名中2名。「ごしょいも」「ほっちゃれ」「あめる」はゼロ。死語になったということだ。ちなみに使用語彙調査をしたところ、「おばんです」を使うものが151名中3名、「ゆるくない」は17名、「はんかくさい」は19名、「しばれる」は21名、「こわい」(疲れたという意味)は31名、「めっぱ」が53名、「はっちゃきになる」が71名、「めんこい」が79名、「ゴミをなげる」「手袋をはく」は双方とも130名超え。
あたりまえのことだが、15年前に実践したときと比べて、北海道方言の認知度は著しく落ちている。パーセンテージとしては15年前と比べて2割にまで落ち込んでいる語が多数ある。子どもたちがどうこうというよりも、親世代が使わなくなったということである。ある書物によると、方言を恥じるだけでなく、忌み嫌う世代の登場が現在の50歳前後であるらしい。そういうことなのだろうと、妙に納得してしまった。
差別用語について同じような調査をしたら、そろそろ、驚くような数値が出るに違いない。方言の方は社会学的な言葉狩りだったわけだが、差部用語の方は言うなれば意図的な言葉狩りだった。国語教師としては少々複雑である。
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