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淋しい世の中になったものだ

今日は授業が2年生2時間。どちらも「夏の葬列」の音読と読解。昼休みは漢コンの追試。順調に合格していく。今回は問題が少し簡単だったので、満点以外はすべて不合格としている。その割には一度の追試で各学級それぞれ不合格者が2~3名程度にまでなっている。まずまずの結果である。

空き時間が3時間もあったので、絶対に自習監督が入るだろうと予想していたのだが、今日は欠勤者がゼロで自習監督もなし。かなりゆったりした一日を過ごした。放課後は学年協議会で修学旅行のテーマ候補を三つに絞り込む。その後、校務部会。年度反省を含む定例。いよいよ今年度も終わりが見えてきたな、という感じ。

ある同僚に煙草が切れたので1本くれと言われてあげた。その同僚は図々しくて申し訳ない、本当に申し訳ないと謝っていた。ぼくにはその気持ちがよくわからなかったので、なにをそんなかしこまっているのかと訊いてみた。彼は答えた。「だって、1本20円以上するんだよ」と。

そうか。いま、確かに煙草は1本20円以上しているのである。なるほどそれは簡単にやりとりできるものではないかもしれない。

かつて煙草というものは、道ばたで吸っていると、知らない人でも1本ももらえないかと言われる程度のものだった。煙草は知らない人同士でもやりとりできるものだった。しかし、もうそういう時代ではなくなったのかもしれない。同僚でさえ、たった1本の煙草をもらうのにかしこまらなくてはならない……そういう時代になったのだ。

なんとも説明のしようがないのだが、淋しい世の中になったものだと感じる。

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