吠えた!
昨日の職員会議で久し振りに吠えた。管理職に向かってである。
事の発端はこうだ。
昨年の年度末反省でのこと。校務上機能していない分掌があったり、仕事量に偏りがあったり、責任の所在がはっきりしないものがあったりしていたので、校務組織をつくり直そうという話が決まった。とは言っても急ごしらえはいけないので、平成22年度一年間をかけて、校務組織をどう改変するか、その原案を立てて職員会議で決めようということになった。そうして4月、「校務組織検討委員会」という特別委員会がつくられた。
個人的にはそんなものは管理職がさっさとつくってしまえばいいと思うのだが、まあ、それはよい。職員会議でそう決まったんだから、ぼくにも不満はない。
しかし、その平成22年度。残りももう2ヶ月だというのに、しかも校務分掌の希望を3月中旬にとることを考えれば、残りは既に1ヶ月半だというのに、この「校務組織検討委員会」がまだ一度も開かれていない。ぼくはこんな馬鹿げた話を聞いたことがない。
そこで昨日、職員会議の最後の校長の話のあとに、「校務組織検討委員会」がいまだに一度も開かれていないことを指摘した。いま年度末反省の集計をおこなっているわけだが、昨年の年度末反省で決められたことが次の年に動いていないということは、年度末に反省をすること自体が無意味だということを示しているのではないか。無駄な年度末反省なら、反省の締め切りに追われて動いている現在の我々はいったい何なのか。どうせ動かない無意味なもののために無意味な動きをしていることになるではないか。年度末反省はただの年中行事ではないのである。早急に対応していただきたい。
まあ、こんな感じの吠え方である。
ぼくもいきなりこんな吠え方をしたわけではない。これまで、夏頃から、教育課程検討委員会が開かれる度ごとに「校務組織検討委員会」が開かれていませんよ、いまに間に合わなくなりますよ、と進言し続けてきたのである。管理職の応えは「そうですね、折を見てやります」とそればかり。いよいよもう2月を迎えようという時期。さすがにキレて、もうヒラ場で言って逃げ道をなくしてやる!というわけである。
今日教務主任から聞いた話によると、来週、急遽開催することが決まったそうである(笑)。最初からヒラ場で言わないとダメということなのだろうか。人事というのはマネジメントの基礎の基礎だと思うのだが……。
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コメント
私も昨年度は何度吠えたことでしょうか?
吠えるとある種の自己嫌悪感を感じてしまうところが弱いところ・・・でも黙っていられない。そして、また吠える。お気持ちはよ~くわかります。
投稿: 門島 伸佳 | 2011年1月26日 (水) 22時26分
ぼくは自己嫌悪に陥るほど吠えません(笑)。まあ、相手も管理職ですしね。ぼくが吠えれば動くわけですから、吠えて良かったなと思っています。
投稿: 堀裕嗣 | 2011年1月27日 (木) 21時57分