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いよいよ発信の時期が来たな

取り敢えず、学級経営本のべた打ちが完了した。明日もう一度、すべてを読み直して細かいところを修正して入稿ということになるだろう。

学級経営の基礎的な観点をまとめたものである。「学級経営の10の原理・100の原則」(仮)というタイトルを考えている。かなり基礎的にして一般的な原理・原則をまとめたものである。四六判176頁といったところだろうか。定価は1400円程度になるとのこと。どうやら2月下旬から3月上旬に完成しそうである。

もう一冊、中学校学級経営のワークシート集も既に完成し、入稿している。こちらは「研究集団ことのは」の共著である。こちらもほぼ同時に刊行されることになると思う。

仲間たちとともに学級経営関係の理論・実践をまとめてきたこの3年ほどの仕事が形になるわけだが、不思議と感慨はない。ちょうど10年前、「全員参加を保障する授業技術」を上梓したときにはかなり興奮したものだが、今回はそうした興奮はない。むしろ、この出版不況のなか、これから売らなければならないな……というプレッシャーがあるだけである。

この冬休みはもう1冊、「義務教育で習得させたい国語学力~授業づくり10の原理・120の言語技術」(仮)を書くつもりである。こちらは新年度には間に合わないけれど、この20年間の国語教育研究の一方の側面、「確かな学力」系研究の集大成として、一書をまとめるつもりである。

やっと発信する気になってきた。こういうテンションになったのは6年振りである。いよいよ発信の時期が来たな……という感じである。

こういうのはバイオリズムのように見えてバイオリズムなんかではまったくない。ある程度、自分の頭の中が整理されるのを待っていたのである。つまらない本を数だけ出しても仕方ない……なんていう生意気なことを感じながら、いろいろな話を断ってきた6年間だった。

この3年ほど、皆が驚くほどの数の研究会を主催し、皆が嫌がるほどに研究会を開催してきたが、こうした研究会の連続はぼくにいろいろなものをもたらしてくれた。この研究会の連続がなければ今回間のコンテンツはまとまらなかっただろうし、この研究会の連続がなければ再び本を書こうというモチベーションも生まれなかっただろう。過ぎてみれば有意義な3年間だったように思う。

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