週末の研究会2本が終わった
週末の研究会2本が終わった。土曜日が「国語科授業づくりセミナー」、日曜日が「教師力BRUSH-UPセミナー」である。どちらも意義深いセミナーになった。
まず18日(土)は「国語科授業技術の基礎の基礎」と謳ったセミナー。しかも講師は全員女性と謳ったセミナーでもあった。残念ながら、講師5人のうち二人が直前になって体調不良で欠席。代役を立ててのセミナーになった。
まずは水戸ちひろ先生の「おにたのぼうし」。模擬授業30分のあと、それを90分間のストップモーション授業検討にかける。模擬授業が30分で検討時間が90分であるから、かなり広く深く突っ込んだ議論を重ねても、最後まで検討することができた。ぼくや石川晋、DNAのほかにも、今回は大谷和明先生や柳谷直明先生がいらっしゃって、基本的な授業技術を取り上げながらも、かなり質の高い議論が展開された。
その後、小木恵子先生の「話すこと・聞くこと」の授業づくりの45分講座、加藤恭子先生の「読むこと」の授業づくりの60分講座、更に大野先生の絵本を用いての模擬授業のあと、検討とQAを60分間みっちりと……。話題も多岐にわたり、充実のセミナーになった。
その後、忘年会と銘打って屯田屋敷へ。久し振りに痛飲。17時過ぎから24時過ぎまで、一升以上飲んだ。もうべろべろである。
今日19日(日)は「教師力BRUSH-UPセミナー」。もう31回目を迎える。しかし、今回はテーマを「特別支援教育」に絞る初の試み。参加者は20名程度だったが、BRUSHの「特別支援教育」関係の先生方が一堂に会しての講座群は圧巻だった。
専門的に見ればいろいろと難点もあった一日だったのだろうが、ぼくのような門外漢にとってはかなり情報量の多い一日だった。なにせ知らないことが次々に語られる。専門用語がわからなくて困る場面も多かったが、とにかく映像をまじえての実践提案はかなり説得力があった。
この場に、大学時代からの友人柏葉恭延が登壇していることも、ぼくにとっては感慨深いものがあった。彼が取り組んでいる「いけまぜ」イベントに湯藤さんがボランティアとして参加したことがあったり、平山くんの教え子が参加していたりと、意外とつながっているというのも不思議な気分になった。柏葉だけでなく、岡山夫妻がいたり、上篠路時代の保護者がいたりと、いろいろと不思議な気分を抱いた研究会だった。
初の試みとしては、まず大成功といっていいだろう。今後も続けていきたいコンテンツの一つになった。次年度も秋に開催する予定である。
とても疲れた二日間だったし、とても飲み過ぎた週末でもあったけれど、この時期にいろいろなことを、新しいことも含めて考えることができたのは貴重である。次年度の展開に様々な影響を与えるであろう二日間になった気がする。
※浅川マキの「夜が明けたら」を聴きながら……。
浅川マキ
もちろん昔から知ってはいたけれど、今年になって彼女が亡くなったのをきっかけに聴くようになった。「夜が明けたら」くらいしか知らなかった骨太のボーカリストが、一気に近づいてきた感がある。いま40代になって聴き始めたことが、結果的には良かったのかもしれない。「赤い橋」という曲が気に入っている。
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