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豊潤な時間が流れている

豊潤な時間が流れている。

PCに向かって、方々とメールをしているだけなのだが、いろいろなものに出逢うことができる。いろいろな志。いろいろな優しさ。いろいろな機転。どれも同様に尊い。この時間を豊かにしているのは、これらのメールのやりとりに岩崎宏美とチェコフィルハーモニー管弦楽団とのコラボが重なっているからでもある。

いま、5つの媒体で次年度の企画を同時進行で打ち合わせている。道内企画もあれば、道外企画もある。次年度は道内でフル回転しようと思っている。登壇もするが、登壇でのフル回転というよりは運営でのフル回転である。

特に、「教師力BRUSH-UPセミナー」は次年度をいろいろな意味で、エポックの年にしようと決めている。次年度いっぱいフル回転して、代表を辞すつもりである。これは近しい人たちには既に言っていることであり、決意は固い。

ぼくにとって「研究集団ことのは」は私的なものだが、「教師力BRUSH-UPセミナー」は私的なものではない。どたらも私的な、民間の研究会じゃないか……と思われるかもしれないが、そういう意味ではない。「研究集団ことのは」はあくまでぼくが立ち上げたものだが、「教師力BRUSH-UPセミナー」は連合体として立ち上げたものであるから、ぼくの「私的な研究会」ではない、という意味である。

連合体としての組織、ネットワーク的な組織というものは、代表が固定しない方がいい。上層部が固定化すると、どうしても政治のにおいがしてくる。組織とはそういうものである。しかし、自分の最後の年にはフル回転しなければならない。それが礼儀でもある。

フル回転は、自分が振るに回転するだけを意味するのではない。次の人たちが困らないように、組織の運営の仕方を公開で行い、可視的に行わねばならない。それを見て、次の人たちはいいところをまね、違和感をもったところは修正すればいい。公開しておかないとこの動きができない。この動きができないと仕事が滞る。仕事が滞ると衰退する。衰退させないためには、常に公開しながら、見える形にしてすべてを決めていくことである。

2011年度はなんとかこういう感じでフル回転し、2012年度は「研究集団ことのは」主催の研究会、イベントだけの運営を中心に、2011年度に生まれるであろう様々な動きに無理なく対応できる体制を組もうと考えている。

いずれにしろ、次年度は楽しいながらも、かなり忙しい1年になりそうである。こういう時間こそが、ぼくには豊潤に感じられるのだ。これは性(さが)なので自分でもどうしようもない(笑)。

※岩崎宏美の「すみれ色の涙」を聴きながら……。

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岩崎宏美/2007

CZECH PHILHARMONIC ORCHESTRA

「すみれ色の涙」も弦楽四重奏。カヴァーのリバイバルヒットでしたが、岩崎宏美の代表曲の一つになっている。万里村ゆき子の作詞。シンプルだが、素敵な歌詞である。

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