「満ち足りる」と書いて「満足」という
いま、夜中のというべきか朝方というべきか、午前3時50分である。25日(土)に予定されている、今年最後の講座の準備を終えた。テーマは説明文の音読と黙読である。
18時過ぎに自分の実践記録を並べ、雑誌の音読特集を本棚から抜き出すところから始めた講座準備は、約10時間を経てPPTのスライド6枚として形になった。成否はやってみないとわからないけれど、取り敢えずこれまでの実践を整理し、意義付け、ちょっとしたスパイスを加えなどして、なんとか形にすることができた。土曜日は45分の講座なのだが、体験型講座としては45分では足りないかもしれない。おそらく当日は、後半を相当端折らないといけないだろう。
しかし、説明文の音読・黙読などという、あまり国語教育界でも取り上げられない題材を、一つのコンテンツとして提示できるところにまでは仕上げたと自負している。いま、完成を見て、珍しく少々興奮しているようなところがある(笑)。
いまのところ、土曜日のセミナーは参加者が24名。明日明後日であと一人か二人増えたとしても、25人前後、この講座の対象としてはちょうどいい人数である。定員を30名に設定しているが、何と言っても日程がクリスマスだから15人くらい集まれば御の字だと思っていた。この人数はできすぎである。
今年も100本近い講座をやってきたけれど、最近は学級経営や生徒指導関係の講座が多く、国語教育関係の新ネタを開発したのは久し振りである。このコンテンツを30分~45分で語れるプレゼン感覚を身に付ければ、今後国語教育関係の講座をもつときに大きな武器になっていくだろう。そういう意味では今後が楽しみでもある。
年末の仕事の一つとして満足である。「満ち足りる」と書いて「満足」という。確かに満ち足りた気分になっている。言葉とはよくできているものである。
※由紀さおりの「手紙」を聴きながら……。
由紀さおり/2009
由紀さおり名義のデビュー曲「夜明けのスキャット」から「この夜の果てまでそばにいて」まで、そしてボーナス・トラックとして「タ・ヤ・タン」が収録され、全58曲の3枚組。3枚を2回ずつ通して全曲聴いてから、またDisc-1に戻って、「夜明けのスキャット」や「天使のスキャット」「手紙」「故郷」「挽歌」といった名曲たちを再び聴く。リピートにつぐリピートで、結局何回聴いたのかわからない。いずれにせよ、このベスト盤のおかげで、とても気持ちよく仕事をすることができた。これまた満ち足りた気分になった。
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