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新潟ツアーから帰還

金曜日(19日)は試験監督を2時間やって一度帰宅。ツアーに出る支度を調え、車で千歳空港へ。空路新潟へ。風邪をひいていて、体調がおもわしくないので、次の日の研究会に備えて、そばを食べただけで早めに寝る。「せっかく新潟に来たのに酒も飲まずに寝るのもなあ」とは思ったのだが、まあ、ここで刹那主義を通すのも……と決意し、新潟駅構内のドラッグストアで薬を買い、休むことに徹する。

土曜日(20日)は早起き。前日が早寝だったので、6時頃には目が覚める。ホテルの朝食バイキングに行ってびっくり。ご飯がうまい!そうだ。ここは新潟だったのである。おかずは梅干しだけでも満足できそうなほどである。こんなご飯だと、いつもなら朝食バイキングでベーコンとかカクランブルエッグとかで飯をかっ込むぼくも、さすがに和惣菜に徹する。焼き魚、煮染め、漬け物、味噌汁。茶碗二膳のご飯をたぶん30分以上かけてゆっくりと味わった。早食いのぼくでさえ、ゆっくり味わいたくなるそういうご飯だった。いい米ってのはすごいものだと、生まれて初めて実感させられた。

体調もある程度戻ったので、新潟駅を散策。TULLY'Sで珈琲を飲んでいたら、10時過ぎに赤坂さんから電話。いっしょに昼飯を食おうということなので、待ち合わせ場所を決める。会場近くのラーメン屋で研究会の事務局の人たちもいっしょに5人でラーメン。ぼくは塩。北海道のラーメンとはひと味違った細麺タイプ。旭川ラーメンにコクを増したような感じ。

13時からいよいよ研究会開始。会場は満員。50名定員のところに70名近くがいる。しかも驚くことに7割近くが女性。それも決して若手ばかりが集っているわけではない。かなり年齢構成としてはどの世代もバランスよくいる感じ。北海道ではあまり見たことのない光景である。雰囲気は先日のワールド・カフェのイベントに近い。奈良の西手先生とぼくの二人が休憩時間になるたびに外で煙草……。妙に親近感を抱いて、夜の懇親会までずいぶんと盛り上がった。

教師生活7年目という久下先生の「ペア学習」のミニ講座、「とっておきの道徳授業」にも多数実践を寄せている堀川先生の「生徒との関わり方」の講座、そしてぼくの「学級づくり」の講座、最後に赤坂さんが司会をしてのQ&Aという内容。大盛会である。

夜の懇親会も男女半々。しかも明らかに女性のパワーが男性を圧倒している。それも並みの圧倒ではない。読者のみなさんが「圧倒」という言葉から想定するであろう雰囲気の軽く100倍は下るまいという「圧倒×100」である。どのような雰囲気なのかはこの会に参加したことのある者にしか想像できないだろう(笑)。一次会でうまい料理とうまい酒。二次会でカラオケ。三次会でへぎそば。ホテルに戻ったのは1時過ぎである。ぼくは「草食」と呼ばれていた事務局若手のKくんが妙に気になってしまった。あの雰囲気になんとなく目を引かれてしまう。あれはあれで武器だ。

日曜日(21日)はホテルをチェックアウトして、新幹線で越後湯沢へ。ロープウエイで展望台に昇り、「雪国館」をじっくりとまわり、足湯につかり、へぎそばを食べ、温泉につかり、利き酒コーナーで遊び、大量に酒を買って自宅に発送し、魚沼産コシヒカリの新米のおにぎりと野沢菜を食べ、けんちん汁と舞茸の天麩羅で湊谷藤助と天地人と兼続を飲む。夕方、ほくほく線で十日町に移動して、二十数年ぶりに川端康成の「雪国」を読む。読み終えると同時に就寝。

月曜日(22日)は庭野先生にプレゼンの配付資料を届けたあと、再び越後湯沢へ。関東からわざわざ出てきてくれた親戚と会う。温泉につかり、やはりけんちん汁で湊谷藤助を飲む。学校へのお土産を買って発送。昨日日本酒を買った酒屋とは別の酒屋に行って、コシヒカリの新米と日本酒をこれまた数万円買って自宅に発送。十日町に戻って庭野三省先生と一献。へぎそばをほおばりながら久保田の千寿を飲む。飲み慣れている酒ながら、新潟で飲むとまた違った趣。その後、地元十日町の松乃井を飲む。ホテルに戻って、「雪国」をもう一度最初から読み直す。読み終えると同時に就寝。

火曜日(23日)は地元の研究団体「魚沼ときわ会・妻有支部」の研究会。午前中は地元の先生の国語の発表を拝聴。その後、庭野先生といっしょに野中信行先生を駅に迎えに行く。その後、十日町の校長先生5人と野中先生、ぼくとで昼食会。午後からはまずぼくの講演、その後野中さんの講演、更に庭野先生を司会に意見交流会。若い先生方と管理職との垣根のない雰囲気がとても心地よい。

夜は懇親会。これがまた文化のにおいのする、それでいて和気藹々とした素晴らしい会。特に、歓談が始まって十数分がたった頃、指名された男の先生が「天神囃子」を歌い、それに合わせて会場にいる人すべてが声を重ねていく。これが終わってから席を立って酌をしてまわっていいという習わしだという。こういう文化のにおいは北海道にはない。その後、庭野さんと地元のベテラン教師、野中さんとぼくとの4人で二次会。へべれけ。

今日24日はホテルをチェックアウトして越後湯沢へ。新幹線の待ち時間で三たび「雪国」を読み始める。結局、新幹線でも、空港へのリムジンバスでも、もちろん飛行機の中でも、すーっと読み続ける。千歳に着いたとき、寒いなと感じた。

いい旅だった。初めて旅行っていいな……と感じた。いつもなら研究会というのはとんぼ返りなのだが、今回は間に二日間のあきがあったので、ずいぶんと余裕のある旅程だったのが幸いしたようだ。今度は冬、本当の雪国を見に行こう。そのときは、関東からトンネルを抜けよう。そう心に誓った。

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