とにかくやってみる
2月5日(土)に学校現場にファシリテーションを導入するための第一歩として、しっかりと学び検討しようという研究会を企画した。岡山さんに声をかけ、最近ファシグラに凝っている藤原くんを函館から呼び出し、この二人の講座をぼくと山下くんではさむ。数ヶ月前からやりたいなと考えていた企画である。
岡山さんのOKがとれ、藤原くんのOKもとれ、そういうことならと山下くんに連絡した。山下くんにからは「すごくおもしろそう。でも、人が集まらないかも……」という変身が来た。なるほど人は集まらないかもしれないし、もしかしたら集まるかもしれない。五分五分の企画である。
でも、人なんか集まらなくても構わないと思っている。ぼくは昔から、教育運動をしようと考えたことは一度もない。人を集めて運動を起こして影響力をもつ、こんなことを考えたことは一度もない。そんなことよりも、そのときどきにやりたいことをやりたいだけだ。そのときどきに学びたいことを学びたいだけだ。もっと端的にいえば、いつでも楽しいと思えることだけをやりたいだけなのである。いまはファシリテーションがその一つなのである。
平成23年度は、いろいろなことを掛け合わせてみる年になりそうだ。というよりも、ぼくがこれまでやって来たことを、いろいろなものと掛け合わせてみる、実験的な1年にしようと思っている。目的はたった一つ。いまはまだわからない、何ものかを産み出すためだ。そのためにやろうと思っていることは四つ。
第一に、岡山さんといっしょに、異業種の方々も含めて何かおもしろいこと、活力を産み出せるようなことをとにかくやってみるということ。
第二に、DNA、大野さん、山田くんといっしょに、小学校と中学校との学期悠づくりにおける共通点と相違点をしっかりと抽出してみようという試み。
第三に、「研究集団ことのは」と「教師力BRUSH-UPセミナー」のイベントを舞台に、「教師の力量形成とは何なのか」「教師の力量形成にはどんなバリエーションがあるのか」ということについて、個人的にしっかりと考えてみる年にしようということ。
第四に、道外の研究会に積極的に足を運び、まだ見ぬ何かにいっぱい触れてこようということ。もう1月からずいぶんといろいろな研究会に参加する予定を立てている。
明日から師走である。師走は本を書くことに専念し、来年からは一気に外に向けて発信していく年にする。ちょうど、石川晋とは正反対の動きである。昔から石川とぼくとは逆ベクトルの動きをすることが多い。意図的にそうしているのではなく、どちらともなく、双方ともに気分的にそういうふうになってしまうのである。おそくらく数年後、石川が再び発信し始めるとき、ぼくは内向きのベクトルに向かうのかもしれない。
おもしろいものである。
というわけで、ぼくは平成23年4月から平成25年3月まで2年間、いかなるオファーも受けると宣言する。こうでも言って、石川と本当に正反対の道を歩むことにしよう(笑)。
来年のモットーを「とにかくやってみる」とでもしようか。
※平原綾香の「Ave Maria!」を聴きながら……。
平原綾香/2010
前作ほどのインパクトはないが、ポピュラーな曲が多く、耳障りのいいアルバムに仕上がっているという印象。それにしても、この人は歌がうまい。美空ひばりと比較するのはいかがなものかとも思うけれど、あのクラスの歴史的なシンガーだと思う。ルックスも若い頃の朝丘雪路を彷彿させる美女である。久し振りにアルバムを買い続けようと思う女性シンガーが現れてくれて嬉しい。
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