いいサイクル
今日は2年生の国語が1時間、1年生の書写が2時間、2年生の自習監督が1時間、総合の職業体験の計画づくりが1時間、空き時間が1時間。
空き時間と自習監督時間で「形」「近代の短歌」「活用のある自立語」の試験前復習を兼ねた小テストをつくる。どれも割と本格的な問題で、このまま期末テストに出題してもいいようなレベル。「形」が30点満点、「近代の短歌」が50点満点、「活用のある自立語」が100点満点である。これでテスト前の数時間はかなり楽ができそう。
放課後は昨日に引き続き、生徒会室を掃除させる。明後日の全校協議会のプリントも印刷が完了。仕事を覚えている生徒会役員は楽でいい。「じゃあ、印刷しといて」の指示だけで、30分後に確認したときには印刷が完了していた。なんとも、先生孝行の生徒たちではないか。
仕事というものは軌道に乗せるまでが大変だが、ひとたび軌道に乗ってしまえばこれほど楽なことはない。あとは生徒たちがそうした軌道に慣れてきて飽きてきたときに、頃合いを見計らって更にひとつ上の段階を提示すればよい。それは来月くらいになるだろう。
いいサイクルをつくることに全力を注がねばならない。そうすればあとは応用するだけである。このサイクルをつくるからこそ、そのサイクルからはみ出す生徒にも対応する時間が生まれる。多くの先生は、はみ出す生徒に時間を喰われ、それを言い訳にしてサイクルをつくることを怠る。この優先順位を間違うと時間に追われる生活に陥る。結果的にストレスを溜め込み、怒鳴りまくる指導になっていく。それが事態を更に悪化させるから「どうして私がこんなにやっているのにわかってくれないの!」「いいかげんにしろ!」と蟻地獄に陥っていく。
このあたりの感覚は教えることができない。もしこれが教授可能、伝授可能になったら、仕事というものが劇的に変わるのだが……。そんなことをよく考える。
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