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時は名医

仕事でおおきなミスを犯す。

保護者からクレームを受ける。

生徒との関係がうまくいかない。

学級がうまくいかない。

教師がこんな状況に陥ることはよくある。新卒から数年以内の若い教師なら、こういうことの連続である。そんなとき、「自分は教師に向いていないのではないか」「もう教師をやめてしまおうか」となる。しかし、少しだけ待って欲しい。

子どもの頃、いけないことをして母親に叱られることを怖れた日。その怖れはいつまで続いただろうか。

中高生の頃の失恋の痛みは、いまなおあなたを捕らえ続けているだろうか。

大学時代のゼミレポートの焦り、卒論の焦りは、いまでは笑い話なのではないか。

今回犯したおおきなミスだって、おおきいと思うのはいまだけなのだ。そのクレームがあなたの教師人生を覆しかねないと思えるのもいまだけなのだ。どんなベテラン教師も最初から生徒との関係をうまくつくれたわけではないのだ。うまくいかない学級なんて教師ならだれでも経験しているのだ。

それよりこう考えてみてはどうか。

いま自分が経験している哀しみ、苦しみを3年後の自分はどう捉えているだろうか、と。きっとどこか余裕の笑みを見せながら、その経験がプラスになったと感じてはいないだろうか、と。

ネガティヴな体験をしたときこそ、いまこのときだけを基準に考えるのではなく、未来の自分を基準に考えてみるといい。

今日の自分を考えることも必要だが、明日の自分を考えることのほうがもっと重要である。そして、明後日の自分を考えられるようになると、今日の自分を叱咤することができる。

明後日の可能性を今日の自分だけを基準に摘んでしまってはいけない。

悩みは癒える。哀しみも苦しみも癒える。時は名医である。

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