どうしようもなく長い時間というものがある
どうしようもなく長い時間というものがある。
退屈だからとか疲れているからとか、そんな現象的な理由など何もない。ただ時間が長いのだ。自分という存在を有意義に心象させるものが何もない、いまこの自分に価値を見出させてくれるものが何もない、そんなときただ無意味に時間は過ぎていき、そしてそんなとき、ただ時間の長さだけが意識される。
今週はまさにそういう一週間だった。
むだな会議、むだな打ち合わせ、待ち時間、職員室から離れられない電話待ちの十数分、そんな時間が日に何度もある。自分のペースで進められる仕事は授業だけ。そんな一週間だった。
本を読む時間だけはずいぶんとあった。今週読んだ本は7冊。新書を5冊に小説を1冊に学術書が1冊。これらは有意義といえば有意義だったのだが、7冊も読んだ割には生産に結びつくものが1冊もなかった。生活の時間に無駄が多い分、活字を追う思考も活性化しなかったのかもしれない。つまり、別の機会に読んでいれば生産に結びついたのかもしれない。そう思わないでもない。
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