« 誘惑言語 | トップページ | 活用力への第一歩 »

動き続けること

どうしようもない現実的な現実と現実的に格闘し、なんとか現実的にこなすことができた、そんな一日だった。

今朝出勤するときはかなり絶望的な気分だった。絶望的…は大袈裟かもしれないが、とにかく面倒だった。

第一に明日の職員会議資料を6枚作って印刷しなければならない。

第二に授業が3本のうち二つが小テストである。

第三に昼休みに漢字テストの追試があって採点に追われることになる。

第四に放課後には生徒会役員といっしょに来週の学校祭関係の動きに目鼻をつけなければならない。

第五に白石区中学生の主張大会関係の事務仕事をしなければならない。

第七に読書感想文関係の提出締め切りを迎える。

第八に学校祭関係の買い物に行かなければならない。

第九に夜19:30からPTAの環境パトロールがある。

第十にこの合間を縫って研究会準備をしなければならない。

息つく暇もなく動き続け、すべてこなした。第九以外はぼくにとっては「こなす系」の仕事である。こうしたことどもをこなすためには、働き続けることではない。動き続けることである。

こういう日がある。ただただ動き続けて、なんとかこなさなければならない現実的な一日というものが。こんな一日がそれほど嫌いではない。オレにもまだ瞬発力がある…ということを確認する一日であるからだ。

環境パトロールの帰り道、ハンドルをにぎりながら鼻歌を歌っている自分に気がついて嗤ってしまった。

もう一度言おう。現実的な現実をこなすのに必要なのは働き続けることではない。動き続けることだ。

実は研究も同じである。研究をするために働き続けることなどできない。とにかく動き続けることである。言葉を換えていうなら、変化し続けることである。これを体得している者とそうでない者との間には10年も経てばいかんともしがたい大差が生まれる。世の中はそういうふうにできている。

|

« 誘惑言語 | トップページ | 活用力への第一歩 »

書斎日記」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 動き続けること:

« 誘惑言語 | トップページ | 活用力への第一歩 »