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教育実習生・3

今日は1時間目と5時間目が「形」の第1時。昨日に比べてずいぶんと学習活動が整理されてきた。とはいえ、ぼくの助言メモは真っ赤。

助言メモは、時系列で学習活動を黒ペンで書き、教師の活動について良いところを青ペンで、良くないところを赤ペンで指摘している。実習生の授業に介入することはせず、ただひたすらこのメモを書くのがぼくの授業参観の手法である。実習生だからこうしているのではなく、研究授業を参観していても、研究会の模擬授業を参観していても、いつもこのメモ形態である。ただし、実習生の授業に対するメモは、その他のものよりもかなり丁寧で具体的な記述がなされる。

こうした助言メモが、1時間目の授業では真っ赤だった……ということである(笑)。

5時間目は助言メモを書かずに、ビデオを撮った。助言メモに口調に関する指摘が多くなり、いくら文章で伝えても伝わらないだろうと判断したからである。自分の授業ビデオを見て、自分のしゃべりがいかに一本調子かということを体感した方がいい。それにはビデオを撮るのが一番である。

退勤後、この授業ビデオをDVDに焼いた。これを明日実習生に渡す。土日で自分の語りがいかにダメかということを確認してくるよう促すつもりである。いくら壮大な授業観に基づいて授業をしても、いくら指導された授業技術を駆使してみても、語りが悪ければ無駄である。そして語りは、いくら四六時中指導できる立場にいる実習担当教諭でも直してはあげられない。自分で気づき、自分で直していくしかないのである。そもそも語り口調は、2週間の実習で直せるような代物ではない。実習を終えたあとも、彼が日常的に意識し、直そうと試み続けることによってのみ改善される、そういう質のものである。

明日は学力テスト。実習生は授業ができない。実は採点もさせるつもりがない。採点基準を深く理解していない者に採点させると、あとで修正するのがあまりにも大変だからである。実習生にとって採点業務が大きく勉強になることはぼくだってわかっている。しかし、これだけはまかせられない。

明日はゆっくり過ごしてもらおうと思う。

あと6日である。

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