教育実習生・2
教育実習生が指導案をつくってきた。最初にその指導案でぼくが授業をして見せてやろうと考えていたのだが、小学校型の指導案で発問・指示・説明が不明確。子どもの思考に沿っているわけでもなく、学習活動が並べられているだけのものだった。
これではさすがに授業ができない。実習生の意図が今ひとつわからないからだ。
そこで、取り敢えず自分でやってみろということで、1校時は本人にやらせてみた。範読・音読が中心なので、それほど大崩れはしないだろうという判断である。1時間見てみると、彼のやろうとしていることが見えてくる。もちろん機能はしていないのだが。
2時間目は「そういうことなら」と、ぼくがその指導案で授業をやってみせる。同じことをやっているのに、その機能度の違いに実習生も驚いた様子。
まあ、「見せてやらせる」というのもいいのだが、本人のためには「やらせたあと見せる」というほうが勉強になるようである。ただし、それでは生徒のためにはならないので(つまり、1時間目に授業を受ける生徒たちの被害があまりにも大きいので)、そうそうこちらを中心軸に据えるわけにもいかない。
今日は1時間目に彼の立てた指導案で1時間、1年生の書写の指導を1時間、更に昨日おこなった文法の授業と同じものを1時間、計3時間である。昨日も3時間の授業をやっているので、実習開始から3日目で既に6時間の授業をしたことになる。
本人なりに少しずつ授業の呼吸をつかみ始めているのが見て取れる。ぼくの指導の観点も少しずつレベルを上げている。
あと7日である。
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コメント
教育実習生シリーズ,非常に参考になります。
初任者など若手を育てるときに追試できる部分がかなりあると思いました。
私も北白石中学校に教育実習に行ってみたくなりました。(笑)
投稿: 早坂 | 2010年8月28日 (土) 12時04分
これはずいぶんと光栄なコメントですねえ(笑)。お世辞でも嬉しいです。ありがとうございます。
投稿: 堀裕嗣 | 2010年8月28日 (土) 22時19分