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2010年7月

受付開始!/さっぽろ・夏の陣~第3回累積科学国語教育研究大会

第3回累積科学国語教育研究大会

さっぽろ・夏の陣

いま、あなたの問題意識は何ですか?/問題意識別選択講座

その1 活用力を育てる国語科授業モデル

その2 国語科ワークショップ型授業

その3 国語科授業技術~発問・指示・説明~

【 日時 】平成22年7月30日(金)~31日(土)

【 場所 】札幌市生涯学習センターちえりあ/2F大研修室

【 定員 】100名

【 講師 】

赤坂真二(上越教育大学・準教授)/岡山洋一(SDIディベート研究所)/菊池省三(福岡県・公立小学校)/鹿内信善(北海道教育大学・教授)/土作 彰(奈良県・公立小学校)/山田将由(横浜市・公立小学校)

【日程/30日(金)】

9:00~9:20/受付

9:20~9:30/開会セレモニー

9:30~10:30/講演:赤坂真二「元気と勇気が出る 学び合う国語教室」

10:30~11:00/対談:赤坂真二×堀 裕嗣

11:15~12:30/選択講座1

メイン講師の部屋】A:土作 彰「どの子も熱中!国語科ミニネタ10連発!」

ワークショップの部屋】B:山田将由「楽しくなくちゃ授業じゃない!授業の導入ネタ」

授業技術の部屋】C:一斉授業の力をつけなくちゃ!説明文の授業技術~初級編~/模擬授業者:木下尊徳(十勝・小学校)・坂本奈央美(渡島・中学校)/協議司会:森  寛(札幌・中学校)/指定討論者:加藤恭子(胆振・小学校)・南山潤司(札幌・小学校)・石川 晋(十勝・中学校)・小林 智(旭川・中学校)

13:30~14:45/選択講座2

メイン講師の部屋】D:赤坂真二「元気と勇気はだれでも出せる!赤坂国語の実像」

ワークショップの部屋】E:加藤恭子「活用力と表現力 群読授業のイロハのイ」

授業技術の部屋】F:一斉授業の力をつけなくちゃ!詩の授業技術~初級編~/模擬授業者:森岡達昭(十勝・小学校)・高橋和寛(空知・中学校)/協議司会:山寺 潤(檜山・小学校)/指定討論者:山下 幸(札幌・中学校)・山口淳一(札幌・小学校)・森  寛(札幌・中学校)・小木恵子(札幌・中学校)

15:00~16:45/選択講座3

メイン講師の部屋】G:鹿内信善「だれでも楽しく書ける!やる気をひき出す看図作文の授業」

ワークショップの部屋】H:大野睦仁「エンカウンター機能を生かした国語科授業の展開」

授業技術の部屋】I:一斉授業の力をつけなくちゃ!ストップモーション授業検討で学ぶ物語の授業技術/模擬授業者:水戸ちひろ(胆振・小学校)/協議司会:山下 幸(札幌・中学校)/指定討論者:菊池省三(福岡・小学校)・田中光夫(東京・小学校)・山田将由(横浜・小学校)・高橋裕章(札幌・小学校)・堀 裕嗣(札幌・中学校)・赤坂真二(上越教育大学)

【日程/31日(土)】

9:00~10:45/JUT~授業力アップ・トーナメント・国語編~/司会:土作 彰/模範授業:山田将由/出場者:太田充紀(上川・小学校)・兒玉重嘉(札幌・小学校)・細山 崇(上川・小学校)・(他交渉中)/審査員:石川 晋菊池省三鹿内信善堀 裕嗣

11:00~12:30/選択講座4

メイン講師の部屋】J:菊池省三「楽しみながらコミュニケーション能力を育てる」

ワークショップの部屋】K:山寺 潤「楽しみながら力をつける 7つの作文ネタ」

授業技術の部屋】L:一斉授業の力をつけなくちゃ!ストップモーション授業検討で学ぶ説明文の授業技術/模擬授業者:山口淳一(札幌・小学校)/協議司会:藤原友和(渡島・小学校)/指定討論者:田中光夫(東京・小学校)・大野睦仁(札幌・小学校)・大谷和明(札幌・小学校)・工藤信司(胆振・小学校)・對馬義幸(札幌・中学校)・森  寛(札幌・中学校)

13:30~15:15/選択講座5

メイン講師の部屋】M:岡山洋一「基礎から学べるファシリテーション入門」

ワークショップの部屋】N:石川 晋「読書指導のアイテム 特活・総合のアイテム 絵本の読み聞かせ」

授業技術の部屋】O:意欲も学力も だれもが夢中になる 作文の授業技術/模擬授業者:齋藤佳太(胆振・小学校)・三浦将大(渡島・小学校)/協議司会:森  寛(札幌・中学校)/指定討論者:田中光夫鹿内信善(北海道教育大学)・大谷和明(札幌・小学校)・間嶋 勉(空知・小学校)・南山潤司(札幌・小学校)・藤原友和(渡島・小学校)

15:30~16:45/全員参加のファシリテーション~二日間の学びを振り返る~/ファシリテーター:岡山洋一/ファシリテーション・グラフィック:藤原友和/指定討論者:石川 晋菊池省三鹿内信善土作 彰堀 裕嗣

お申し込み方法

以下の8点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/選択講座1~5の希望(A~Oの記号)/3.勤務校/4.郵便番号/5.住所/6.電話番号/7.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/8.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

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第11回 鍛える国語教室in津軽

サークルふゞき主催 イベントのご案内   

第11回 鍛える国語教室in津軽

                                 (後援:南地方小学校教育研究会国語部会)
◆講師陣
  野口芳宏先生(国語教育の先達・植草学園大学教授)
  照井孝司先生(べごっこサークル代表・岩手県花巻市小学校校長)
  堀 裕嗣先生(研究集団ことのは代表・札幌市中学校国語教師)
  今回は来年度本格実施されます、学習指導要領国語科「伝統的な言語文化とその特質 に関する事項」にスポットを当てます。講師陣を中心に参加者全員で学び合いましょう。

・と き 平成22年8月3日火曜日 10:00~16:00
・ところ 弘前市立石川小学校 6年1組教室 及び 体育館
・テーマ 新学習指導要領で求められている国語学力を保障する授業の創造~

 9:30~ 9:55 受付(職員玄関にて)
10:00~10:45 ● 野口講座Ⅰ 講師授業 対象;石川小6の1児童
                         野口先生の開発教材による授業を予定
11:00~11:30 ●照井講座/「日本の心『語りによる伝統的な言語文化の授業』」
11:30~12:00 ●堀講座/「小学校でこれだけは!日々の学級経営をチェック!」
12:00~12:20   ※協議/質疑応答/野口先生のコメント
12:20~13:10 昼食&休憩&PR                     
13:10~14:10 ●野口講座Ⅱ/模擬授業「現行の教科書教材」で  
14:20~14:50 ●実践発表 井関和代先生「私の国語教室」
15:00~16:00 ●野口講座Ⅲ/講話「野口流 人間修業・教師修業」
【お申し込み方法】
郵便口座に参加費「5,000円」(昼食代含)を7月28日までにお振り込み下さい。
加入者名「駒井康弘」口座番号「02260-0-57497」(手数料はご負担下さい)
通信欄に「メールアドレス(携帯可)かFAX番号」をご記入下さい。
入金を確認しましたら,いずれかで受付番号をお知らせいたします。
◆事前の予約申し込みが必要です。
「連絡先・住所・氏名・電話番号」をご記入の上,メールでご予約下さい。
 キャンセルは開催日3日前までとし,手数料を差し引いた額を返金いたします。それ以降のキャンセルには応じかねますのでご了承下さい。
 不明な点がございましたら,事務局 駒井康弘までメールにてお願いいたします。
   アドレス → yskomai@topaz.plala.or.jp

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それにしても……

それにしても、何という楽しい一日だったことか。

山田洋一くんの授業を題材としての国語科授業塾。この企画も第5回を迎えて、フォーマットもしっかりしてきた。一つ一つの講座というかコーナーがよどみなく進み、意図したとおりの展開が意図したとおりに明らかになっていく。

まず教材がよかった。まど・みちおの「イナゴ」。教育出版の6年生の教材だそうだが、さすがにまど・みちおといった感じの素晴らしい詩。平易な表現で哲学的。構造主義的な分析にも、実存主義的な鑑賞にも堪えうる、見事な言葉の芸術。戦後の詩人としてはまさしくナンバーワンである。ぼくは「谷川俊太郎よりも5万倍すごい詩人」とよく言う(笑)。

山田くんの授業も一級品。教材の読み取りが浅いのではないかとの問題が指摘されたものの、それは最低限をはるかに超えた教材解釈において……という次元のもの。つまり、子どもたち相手の授業を想定してのものではなく、詩作品として鑑賞するうえでの次元のものである。久し振りに文学的なというか、大学時代のゼミのような知的興奮を覚える教材解釈論争だった。

実践研究というものはこうでなくてはいけない。子ども相手だからこの辺でいいやとか、このあたりまで読めば授業としては成立するとかいった、低い目的意識に基づいた低い基準で満足してはいけない。その意味で、今回のストップモーションは授業技術的な議論のほとんどない、いや、授業技術とかなり深い教材解釈・教材特性とをがっちりとリンクさせての議論になった。

これも山田洋一という授業者の授業技術が確かであること、そして一つ一つの授業場面をメタ認知して的確に言語化する能力をもっていること、更には指摘されたことを「なるほど…」と引き取ったり、指摘されたことを咀嚼したうえで「ここは納得できない」と反論したりという実践的謙虚さをもっていること、これらのことが大きい。

ライフヒストリーアプローチからファシリテーションへという流れもずいぶんとスムーズで、スムーズなだけでなくちゃんと機能していて、これまた有意義な時間だった。現実的な授業技術から、時代認識や子どもの変容への対応まで、小さなことから大きなことまでかなり多様な課題が明らかになった。

ぼくはとしても個人的に、これから考えていくべき課題に出逢うことができた。これが大きかった。大袈裟にいえば、今後への展望が開けた一日になった。

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ジグソーパズル

どうにも仕事が手につかず、テレビばかり見ている。30代の頃ならこういうときにも何とか仕事をしなければと焦ったものだが、40代になってからは、こういうときにはただだらけることに決めている。そう決めてしまうと焦りというものがほとんどなくなる。なるようにしかならないと開き直れる。

今日も何もしなかった。朝7時過ぎに起きて一応メールを確認したのだが、次にPCに向かったのは夜中の1時過ぎ。要するに、この文章を打っている「いま」である。

最近、95年と96年のヒット曲のCDを集めている。95年については年間のトップテンを、96年については年間のトップ20をほぼ手に入れた。ブックオフやアマゾンで中古品を購入すれば、意外なほど安価で手に入る。

石川晋がオリコンで1位になったシングルを15年にわたって購入し続けているという。それがいま、久し振りに担任をもって、生徒の生まれた日のヒットチャート1位曲を聴かせているともいう。彼は現在中学2年の担任だから、生徒たちが生まれたのは1996年4月~1997年3月ということになる。

そうすると、この年は安室奈美恵全盛の1年間である。「Don't Wanna Cry」「You're My Sunshine」「SWEET 19 BLUES」「a walk in the park」「CAN YOU CELEBRATE?」と、立て続けにヒットさせた年だ。ミスチルが「名もなき詩」から「花」「マシンガンをぶっ放せ」「Everything(it's you)」、サザンは「愛の言霊」の年である。そのほか、華原朋美がセールス的に最も成功した年だし、久保田利伸の「LA LA LA LOVE SONG」や玉置浩二の「田園」、藤井フミヤの「Another Orion」なんていうヒット曲もあった。松田聖子が「あなたに逢いたくて」、近藤真彦が「ミッドナイト・シャッフル」と久し振りのヒットを飛ばし、PUFFYやSPEEDがブレイクした年でもある。スマップが安定的にヒットチャートのトップを獲得するようになったのもこの年からのようである。

石川に倣って、今年はぼくも行事ビデオをこの年のヒット曲でつくることにした。しかも春の行事は96年の春のヒット曲、夏の行事は夏のヒット曲という具合に。

そんなビデオづくりを重ね、この年のヒット曲を集めているうちに、年度末の送別集会では3年生のために95年のヒット曲で構成しようと思えてくる。こちらはスピッツの「ロビンソン」、ドリカムの「LOVE LOVE LOVE」、シャ乱Qの「ズルイ女」、岡本真夜の「TOMORROW」、MY LITTLE LOVERの「Man&Woman」や「Hello, Again 昔からある場所」といったところ。

こんなふうに、当時、特に意識して聴いていたわけではないのだがなんとなく耳に馴染んでいた、そんな曲たちを聴いているうちに、ぼくにとっての「失われた10年」が形づくられてくるのを感じる。それはまるで、ジグソーパズルが一つ一つ、ゆっくりと組み合わされていくような感覚である。

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