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明後日の仕事/一週間後の仕事

中学校の生徒会はサロン化していることが多く、生徒たちはなかなか帰ることができない。だらだらと仕事をして、担当教師もそれが当然とおもっている……なんてこともある。

しかし、生徒会は部活ではない。一般生徒の委員会活動が16:45までなら、生徒会役員もその時間が活動終了時間となるべきなのである。部活にあわせて18:30にしている学校が多いことが不思議でならない。

ぼくの生徒会は今年度から、ほぼ完全に17時下校である。伸びても17時半だ。ちなみに昨日は17時10分。今日は16時40分。明日は生徒総会の議案書6000枚を印刷するので、もう少し遅くなる可能性がある。しかし、5時授業の日なので、まあ、17時前後には終わるだろう。

仕事は一切手を抜いていない。生徒会便りや全校協議会のプログラムはすべて3日前に全職員に配付している。間違いなく、担任が困らないような日程で動いている。そのプリントを見ない担任は確かにいるけれど……(笑)。

要するに、生徒たちは常に一週間後の仕事をしているのだ。明日やっても間に合う仕事だから、「5時だ。帰ろう。」ということもできるわけである。

思えば、多くの生徒会活動は、今日やらなければ間に合わない「明日のための仕事」をしていることが多い。だから定時に帰れない。「明日のための仕事」を「明後日のための仕事」にするだけで、心の余裕も時間の余裕もかなり生まれるはずだ。それが「一週間後のための仕事」をしているとなると、余裕だらけである。

ここまでお読みいただいた方はおわかりかと思うが、このことは我々の仕事の仕方にもいえる。「明日のための仕事」どころか、「今日のための仕事」ばかりしている輩が多い。いや、本当は「昨日の仕事」「一昨日の仕事」だったはずなのに、いまだにそんなことにかまけている者までいる。

そんなことをしていて、「忙しい」というのはおこがましい。

そんなことをしていて、「自分は働いている」と思っているのは、社会人失格である。

そういう人たちは、日程を読みながら仕事をするということは、生徒でもできることなのだということを肝に銘じた方がいい。

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