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2010年5月

期末テスト

社民党連立離脱!鳩山総理の進退いかに!小沢幹事長はいかに……と、大騒ぎである。

ぼくはと言えば、今日は授業が1時間。しかも1時間目。しかもしかも文法。連体詞と副詞と接続詞と感動詞をちょこちょこっと解説して、あとは練習問題。5時間目が宿泊学習の結団式とはいえ、それまで何もない。宿泊学習関係でやらなければならない仕事と言えば、ビデオカメラの充電くらいである。

そこで気づいた。なーんだ。ぼくは「人在」だったんだ(笑)。

さて、2時間目から4時間目。ビデオの充電を見ていても仕方ないので、宿泊から帰ってきたらやろうと思い、「平家物語」の小テストを作り始めた。30点満点のテストが30分ほどで完成。

調子に乗って期末テストをつくり始めたら、4時間目終了と当時にちょうど完成してしまった。期末テストは14・15日だから2週間後である。これまた気楽になってしまった。

宿泊学習から帰ってきたら何をしようか。いよいよ評定作業でもしようか。期末テストが終わり次第その得点を入力する。スイッチポンで一丁上がり!そんな感じになりそうな予感である。

あまり職場の人には言えないが、勤務時間が余っている。

こんなことを言っては嫌みになることは百も承知だが、仕事術の原則をもっていると、こんなことになってしまう。いま、学校は多忙なのではない。仕事術をもたない者たちが多忙感に苛まれているだけなのだ。

嫌われるのを承知で、今日はぼくの実感を書いてみた。

多忙感に苛まれているみなさん、ごめんなさい。こんな嫌みなぼくですが、明日は宿泊学習で徹夜なので許してね(笑)。

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聴く価値

力量の高い教師をどのようにはかるか。

「ことのは」でよく話題になる基準は、学年集会で生徒にじっくりと話を聴かせられる教師は間違いなく力量が高い、ということである。

これは「学年集会」というのがミソである。

全校集会では、総合的な力量がなくなても話がうまい人間の方が評価される傾向があるからだ。生徒たちがその先生の人となりを知らず、話題の内容的起伏や惹きつける話術によって、ある程度の評価を得ることができる。

しかし、学年集会は異なる。

生徒たちがその教師をよく知っている。学年集会で話を聞かされるにしても、その先生という存在が話を聴くに値する教師であるか否かを生徒たちは間違いなく判断している。そうした判断のもとにその話を聴く姿勢が決まる。つまり、話題の起伏や話術では対応しきれない部分が大きいのである。

これまで、いろいろな教師が学年集会で話すのを見てきた。

学年集会だから、さすがに生徒たちが騒ぎ立てるということはない。しかし、生徒たちがただおとなしく聴いているだけ……ということもあれば、ちゃんと耳を傾けて理解しようとしている場合もある。反応が真っ二つに分かれるといっても過言ではない。

それを分けるのは、話題とか話術とか、要するに「その場の論理」ではない。その教師が日常的に生徒たちにどう接しているか、一貫性をもった対応をしているか、自分のためではなく生徒のためを思って指導しているか、等々、そうした評価に基づいて分けられている。

私から見ても、日常的にその場しのぎの指導しかしていないタイプの教員の話には生徒たちも「気」が入っていないし、長期的見通しをもって一貫した指導をしている教師の話には「気」を入れて聴くものである。一目見ればわかる。おそらく、だれが見ても一瞬でわかる。そのくらい雰囲気が違う。

要するに、生徒たちが「聴く価値あり」と感じているか、「聴く価値なし」と感じているか、学年集会での話しぶりに教師の総合的力量が顕著にあらわれるというのは、そういうことである。

学年集会でしっかりと話を聴かせられる教師が学年団の3割を占めれば、その学年はまず荒れることはない。

現在、旅行的行事に向けて週に1回ペースで学年集会がある。大規模校故に学年生徒は300人近い。学年教師も15人である。いろんな教師がいろんな話をするのを見て感じたことは、こんなことである。

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それでも寝なければならない

部屋がスッキリしたので仕事が進むかと思いきや、そんなことはまったくなく、だらだらと過ごしたうえに日本酒でべろべろになってしまった。明日が月曜日であることを飲んでいる間は忘れていられる。忘れているうちに寝てしまえば、サザエさん症候群とも無縁である。そう考えれば、べろべろ状態にもそれなりの意味がある。

最近の兆候としては、べろべろになってひと眠りしてしまうとまたスッキリと目が覚めてしまうこと。特に毎週日曜日はその傾向が強いように感じられる。夜中の1時とか2時とかに、「あ~あ、明日から5日間も仕事に行かなきゃならないのになぁ……」と、ぶつぶつ言いながらPCに向かう自分が、記憶に中に何人もいる。今日もその悪弊にはまってしまった。

いつもならそんな流れに任せて「まあ、しゃーねーな」と夜更かしするところなのだが、なんと言っても明後日は宿泊学習である。1日・2日と小樽・キロロ・余市・仁木とあちこち生徒たちを連れて行かねばならない。なんせ300人近い生徒たちである。引率教員が16人いるとはいえ、帰宅後どっと疲れることは間違いなし。一応3日の木曜日が回復日として代休になっているのだが、一日ぽっきりで体調が回復するわけもない。40を過ぎてから、一晩の徹夜の回復には1週間以上かかるようになってしまった(笑)。

そんなこんなで、今日は寝なければならないのである。

そういや、私の前任校上篠路中学校は24日(月)から27日(木)まで修学旅行に行っていたはずである。修学旅行の回復代休は2日間だから、28日の金曜日が休み。29日・30日の土日とあわせて3連休のはず。そうすると明日から普通登校のはずである。

T村やDちゃんはいいとして、M子Tや山下Tはまだまだ疲れがとれていないに違いない。F原さんやS垣さんに至ってはかなり寿命を縮めたのではないか(笑)。みんな今日は「あ~あ、始まっちゃうよ」と憂鬱な一日を過ごしたことだろう。

私は先のブログにも書いたが、部屋を掃除し、光回線を引き、タイヤ交換をして、洗車をして、クリーニングを出して、ジャージを買ってという一日だったから、なんとなく気分が明るくなって目がさえている。更には、アマゾンから届いた「ゲンスブールを歌う女たち」が殊の外いいアルバムで、更に目がさえてしまっている。

それでも寝なければならない。

布団に入って、何時間うだうだやるのかわからないけれど、とにかく布団にはいることにしよう。

おやすみなさい。

と、ここまで書いてきて自分のブログを見てみると、ずいぶんとアクセス数が伸びている。アクセス解析を見ると、1:14で既に32人の方々がこのブログを訪問している。こんなブログに日曜の真夜中過ぎに32人である。

みんな眠るのに苦労しているのだなあ。

哀しいことに、それでも寝なければならない

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コケティッシュ!

41711a2xeml__sl160_aa115_「ゲンスブールを歌う女たち」

コケティッシュという言葉が似合う19曲。ジェーン・バーキンの確か2人目の旦那。俳優であり監督でありソングライターでありアレンジャー。この19曲にはずれなし。シンガーもすごい。お勧め。でも、本当はこの季節よりも秋がいいかもしれない。

1. 無造作紳士(ジェーン・バーキン)
2. 手ぎれ(ジョー・ルメール)
3. ぬかるみ(ペトゥラ・クラーク)
4. プチ・パピエ(レジーヌ)
5. 太陽の真下で(アンナ・カリーナ)
6. ラ・ジャヴァネーズ(ジュリエット・グレコ)
7. ブラッディ・ジャック(ジジ・ジャンメール)
8. さよならを教えて(フランソワーズ・アルディ)
9. 夢見るシャンソン人形(フランス・ギャル)
10. ヘリコプター(ミレイユ・ダルク)
11. 神様はハバナタバコが好き(カトリーヌ・ドヌーヴ)
12. ルル(バンブー)
13. プレヴェールに捧ぐ(クレール・ダスタ)
14. マリン・ブルーの瞳(イザベル・アジャーニ)
15. ハーレイ・ダヴィッドソン(ブリジット・バルドー)
16. 虹の彼方(ジェーン・バーキン)
17. ホワイト・アンド・ブラック・ブルース(ジョエル・ウルスル)
18. レモン・インセスト(シャルロット・ゲンスブール)
19. タンデム(ヴァネッサ・パラディ)

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三つのジンザイ

教師としての力量が高いということは、いったいどういうことなのか。最近、このことばかりを考えている。幸い、ぼくの学校は大規模校なので、教職員が50名以上いる。失礼な物言いになるが、50人もいると、「あの人は力量が高いな」とか「あの人はいまいちだな」とか「あの人は力量が低いな」といった分類がなされる。だれもが頭の中で、その分類を施している。だれも口に出さないだけだ。

三つの「ジンザイ」をご存知だろうか。組織において役に立つ、組織にとってプラスとなる、それが「人材」。組織においてただいるだけ、組織にとってマイナスになっているということもないが、プラスになっているというほどでもない、それが「人在」。組織においてマイナスになっている、他の人のモチベーションを下げたり他の人の仕事の邪魔をしたり他の人の仕事を滞らせる、それが「人罪」。ごくごく簡単に言えば、組織にとって必要な人が「人材」、いてもいなくても変わらないのが「人在」、いてもらっては困る、いないほうがいいというのが「人罪」である。

これを踏まえて考えてみる。教師としての力量が高いということはどういうことだろうか。ここで気をつけなければならないことは、力量の高い者が必ずしも「人材」となるわけではない、ということである。確かに力量が高くなければ「人材」にはなり得ない。しかし、力量の高い教師でも、他の教師とのバランスによって「人在」にもなり、「人罪」にもなる。特に、相性の悪い上司、相性の悪い学年団にはいることによって、「人在」になったり「人罪」になったりということがあり得るのだ。

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スッキリ!

電話を光回線に。インターネット回線も新しく接続してもらい、ずいぶんと速くなった。スッキリである。

冬物をクリーニングに出し、タイヤ交換をしてもらい、洗車もしてもらう。スッキリである。

書斎を掃除。とにかく捨てた。いつか使うかもなあ……一瞬頭をよぎったものもすべて捨てた。スッキリである。

ジャージを2着買った。これまで着ていたものと同じ柄のものを一つ。色違いを一つ。これで、もう4年も着ているヨレヨレのジャージから卒業である。これまたスッキリである。

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第15回中学校・学級経営セミナーin札幌

学級経営塾/行事と学級経営のかかわり編
あなたは行事を行事だけで考えていませんか?
~〈行事〉を〈学級経営〉にどう活かすか~

Hori_2昨年度、10回連続講座で好評を博した中学校・学級経営セミナー。今回は年3回開催の2回目。2学期の大きな行事「学校祭」「合唱コンクール」を題材に、〈生徒指導〉〈保護者対応〉〈リーダー育成〉に重点を置いた研究会です。

最近の学級にはリーダー生徒がいないと言われています。時代の変容とともに生徒の質も変容しているとも言われます。そうした時代の中、学校祭や合唱コンクールといった行事にも従来とは異なった様々な配慮が必要とされるようになりました。

Shin_2いま、行事運営にはどのような配慮が必要なのか。また、行事運営がうまくいかないときに、どのような手立てを打てばいいのか。無目的・無計画にあの忙しさに突入して大混乱となる前に、行事運営の1ヶ月にどのように取り組むべきなのかについて、講師の先生が具体的に提案します。

どうぞお誘い合わせのうえご参加ください。

Image375_2講師 堀 裕嗣・石川 晋・山下 幸
                                                
日 時:2010年8月21日(土) 9:10~16:50

会 場:札幌市白石区民センター(予定)/参会費:3,000円

定員:40人(登壇者・事務局を含みます/定員になり次第、締め切らせていただきます)

【 日 程 】

9:00~ 9:10 受 付/9:10~ 9:15 開会セレモニー

9:15~10:45 講座1/堀 裕嗣
どこまでを教師が、どこからを生徒が……
〈行事〉と〈学級経営〉を結ぶ思想と技術~学校祭を例に~

11:00~12:30 講座2/石川 晋
どこまでを教師が、どこからを生徒が……
〈行事〉と〈学級経営〉を結ぶ思想と技術~合唱コンクールを例に~

12:30~13:30 昼食休憩

13:30~14:20 講座3/山下 幸・堀 裕嗣・石川 晋
〈行事〉と〈学級経営〉を結ぶ心構え
学級経営・リーダー育成・生徒指導に行事をどう活かすか

14:30~15:20 講座4/堀 裕嗣
行事で学級リーダーを育てる/行事で生徒の人間関係を更新する

15:30~16:20 講座5/石川 晋
行事運営に必要な基本的スキル~

16:20~16:45 講座6/山下 幸
Q&Aで学ぶ学校祭・合唱コンクール

16:45~16:50 閉会セレモニー

お申し込み方法

以下の7点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/2.勤務校/3.郵便番号/4.住所/5.電話番号/6.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/7.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

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第6回国語科授業塾in札幌

Shin 本当に国語の授業がうまくなりたい人へ

国語科授業づくりを根本から問う・第6弾!

ストップモーション授業検討& ライフヒストリー・アプローチ

 授業がうまいといわれる人がいます。授業づくりに独自の視点をもっている人がいます。よどみなく授業を進め、見る者が驚くような発想で授業を組み立てる、そういう人がいます。そういう人はなぜ、そんなことできるのでしょうか。どのように教材を開発し、どのように教材研究を重ね、どんな発想で授業づくりをしているのでしょうか。そして何より、これまで何を勉強し、どんな勉強をしてきたからこその「いま」なのでしょうか。
 今回は「国語科授業づくりの根本を問う・第6弾」と題して、「授業づくりネットワーク・北海道」代表、ワークショップ型・オムニバス型国語科授業を展開してきた石川晋先生の実践の所以を探ります。そのために「ストップ・モーション授業検討」「ライフヒストリー・アプローチ」「ファシリテーション」といった新しい研究方法・研究協議の手法を採用し、研究の、そして研究協議の新たな形としても提案させていただきます。どうぞお誘い合わせのうえご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

講師 石川 晋(「授業づくりネットワーク・北海道」代表)
大谷和明・岡山洋一・加藤恭子・大野睦仁・南山潤司・山下 幸

日 時:2010年7月24日(土) 9:10~16:50
会 場:札幌市白石区民センター/参加費:3,000円/定員:20人

【 日 程 】
9:00~ 9:10 受 付/9:10~ 9:15 開会セレモニー

講座1 ストップモーション授業検討&ライフヒストリー・アプローチ
9:15~9:30/堀 裕嗣

講座2 石川 晋先生「国語科オムニバス型授業」を検討する
9:30~10:15/模擬授業:国語科オムニバス型授業/石川 晋(上士幌町立上士幌中学校)
10:30~12:30/ストップモーション授業検討/司会:高橋裕章
指定討論者:大谷和明・岡山洋一・大野睦仁・加藤恭子・南山潤司・山下 幸
模擬授業のビデオをスクリーンに映しながら、適宜ビデオを止め、そのときの発問・指示・説明の意図を明らかにします。それとともに、どのくらいのことが想定されて授業が進められているのかを明らかにします。

12:30~13:30 昼食・休憩

講座3 「国語科オムニバス型授業」ができるまで
山田洋一先生 ライフヒストリー・アプローチ
13:30~15:30/ライフヒストリー・アプローチ/司会:堀 裕嗣
指定討論者:大谷和明・岡山洋一・大野睦仁・加藤恭子・南山潤司・山下 幸/グラフィッカー:藤原友和
授業者がなぜ、このような授業を展開するようになったのか、だれからどのような影響を受けていまがあるのか、現在の授業づくりはそれらの影響のうち何と何をどのように融合したものなのか。こうしたことを参加者の皆さんと一つ一つ質問していくことによって、個人史的に考えていくことで明らかにしていきます。

講座4 全体シェアリング/教材開発・教材研究・学習者研究の視点
授業とはどのように形づくられるものなのか
15:45~16:45
ファシリテーション/ファシリテーター:堀 裕嗣/グラフッィカー:藤原友和
指定討論者:大谷和明・岡山洋一・大野睦仁・加藤恭子・南山潤司・山下 幸

16:45~16:50 閉会セレモニー

【講師紹介】

石川 晋(いしかわ・しん/上士幌町立上士幌中学校・教諭)
北海道教育大学旭川校修士課程・国語教育専修修了。NPO法人「授業づくりネットワーク」理事/「教師力BRUSH-UPセミナー」事務局長/「研究集団ことのは」/「日本児童文学者協会」/「日本野鳥の会」など。学生時代に「授業づくりネットワーク」運動に参加し、教職に就いてからは北海道の中心的な実践家として活動している。ディベート・メディアリテラシー・ワークショップ型授業など、常に時代の先端的な授業の在り方、教育の在り方を取り込み、北海道の民間教育を活性化している第一人者。2004年、横藤雅人・大野睦仁・堀裕嗣・山田洋一とともに「教師力BRUSH-UPセミナー」を旗揚げ。年数回の学習会と年1回のサマーセミナーを開催している。主著:『中1ギャップ』『クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習』『中学校国語の授業ミニネタ&コツ』(以上学事出版)、『ワークショップ型国語で授業が変わる 中学校編』(図書文化)など著書編著多数。

大谷和明(おおたに・かずあき/札幌市立もみじ台南小学校・教頭)
北海道教育大学函館校卒。道南を中心に公立小学校教諭として勤めた後、札幌市内の中学校・小学校教諭を歴任。二十代の頃に「教育技術の法則化運動」に出会い、教育サークル「道南フリートーク」を設立。札幌に勤務してからは「道央フリートーク」「酒井式描画法研究会」「鍛える国語教室研究会・空知支部」等で活動。主義主張にこだわらない研究姿勢を慕うものは多く、北海道の民間研究の核として長く活動を続けている。主著:『いじめを許さない学級を創る 4~6年』『崩壊しない学級はここが違う 高学年』『学級を「学びの共同体」にしよう 小学校5~6年編』(ともに明治図書)など著書多数。

岡山洋一(おかやま・よういち/札幌大学・SDI札幌ディベート研究所)
札幌大学外国語学部英語学科卒業。「SDI札幌ディベート研究所」代表。「ディベートアゴラ」主宰。「NECO塾」主宰。学生時代から英語ディベートをはじめ、全国教室ディベート連盟の立ち上げとともに北海道支部副支部長に就任。現在は研修内容、ディベート、プレゼンテーション、ファシリテーション、ライティング、問題解決、マネジメント等を中心に研修講師を務める忙しい日々、官公庁、全国の地方自治体、民間企業での研修、コンサルティングで、全国を飛び回る。株式会社アムリプラザ取締役、札幌大学、滝川市立高等看護学院講師(非常勤)。 全国教室ディベート連盟北海道支部副支部長、ディベート教育功労賞第1回受賞。

大野睦仁(おおの・むつひと/札幌市立厚別通小学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。札幌市近郊教育サークル「GO-AHEAD」代表。「教師力BRUSH-UPセミナー」事務局。新卒の3年間を重度重複障害の養護学校で過ごす。以来、「いのちの授業」をライフワークとして取り組む。「生」だけではなく、「死」にも目を向けていく授業づくりを続けている。また、野外活動にも長年に渡り携わり、集団づくりのアプローチとしてのアクテビティの経験を積む。『すぐ使える授業づくりハンドブック』(たんぽぽ出版)『クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習』(学事出版)『学級経営力・高学年学級担任の責任』『国語科で育てる新しい学力5-読書活用能力の育成』(明治図書)など共著多数。

加藤恭子(かとう・きょうこ/伊達市立東小学校・教諭)
 北海道教育大学函館校卒。地震後の奥尻島で教員生活をスタート。家本芳郎氏に師事し、日本群読教育の会設立時から常任委員を務める。「集団の教育力」を生かした授業づくりを研究。全生研で集団づくりを学んだ後、ファシリテーション、BRUSH-UP、「学び合い」と活動の場を広げている。伊達で「自分たちの学びたいことを学べる場づくり」と、教育サークル「れら」を主宰。主著:『学級づくりハンドブック小学3年生』(たんぽぽ出版)共著『小学校低学年学級担任の12ヶ月』(ひまわり社)『小学校もらってうれしい学級通信のつくり方』(ぎょうせい)『学級活動・行事を彩る群読』(高文研)など著書多数。

南山潤司(みなみやま・じゅんじ/札幌市立南小学校・TT担当)
北海道教育大学札幌校卒。札幌市で長く小学校教諭として勤務した後、一昨年定年退職。TTとして各学級に入って少人数指導に勤しむ毎日を送り始めて2年目。かつての同僚、教職に就いた教え子等とともに「教育サークルDNA」を設立。サークル名「DNA」(=だれでも・なんでも・あり)が示すとおり、主義主張にこだわらない研究姿勢は、札幌近郊を中心に慕う者が多い。主著:『学級経営力・高学年 学級担任の責任』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)など著書多数。

山下 幸(やました・みゆき/札幌市立上篠路中学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。「実践研究水輪」・「研究集団ことのは」「教師力BRUSH-UPセミナー」等、様々な研究団体に所属。学生時代、森田茂之に師事し、1950年代の文学教育実践研究とともに、作文教育の研究に傾倒。1992年、「実践研究水輪」入会。1995年、「研究集団ことのは」入会。「教師力BRUSH-UPセミナー」には設立から参加している。『全員参加を保障する授業技術』『教室プレゼンテーション20の技術』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)等著書多数。

お申し込み方法

以下の7点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/2.勤務校/3.郵便番号/4.住所/5.電話番号/6.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/7.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

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現実的な現実

なんとも寒い日が続いている。今日も10度そこそこという一日。今週は15度を超えない日が5日間続いた。異常気象としか言いようがない。

「活用のない自立語」が終わる。名詞・連体詞・副詞・接続詞・感動詞を解説しながら、文法の授業は的確な例示が命だなあ……と感じる。しかも、二の矢、三の矢まで用意しておかなければならない。生徒からの質問もいつになく多い。いかに彼らの語彙に働きかけるか、いかに彼らの言語生活経験に働きかけるか、そこが勝負と言ってよい。

来週は火曜・水曜が宿泊学習。木曜日が回復日である。授業は月曜日と金曜日だけ。1週間まるまるあく学級もある。やはり練習問題に取り組ませなければならない。

6校時は学年集会。生活関係の話と整列練習・点呼練習をあわせて20分ほど学年生徒に語って聞かせる。生徒たちが一心にこちらに視線を向けて来る。整列練習・点呼練習ともにスムーズに進む。なんだかんだ言って、素直な生徒たちである。こちらの働きかけに対して、一生懸命に応えようとする姿勢が見られる。こういう姿勢が見られるうちは大丈夫である。

放課後は宿泊学習実行委員会で結団式と宿泊学習中の4つの学年集会のリハーサル。その後、旅行業者をまじえての最終打ち合わせ。18時過ぎまで続く。更に研究会の発送作業。331通の袋詰め。遊びに来ていた卒業生が手伝ってくれて、予定していたよりも早く終わった。もつべきものは教え子である(笑)。

19時過ぎに帰宅。椎茸とエリンギをバター焼きにして日本酒。べろべろ。

やるべきことをやるべきこととして取り組めた、現実的な現実と現実的に格闘し続けた一日。こういう「調整の一日」という日が月に二度くらいある。

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修学旅行3日目

午後、山下くんに電話すると、修学旅行中だった。3日目である。そういえば、去年の2月、ぼくが抽選に行き、ぼくが決めた日程だったっけ。月曜出発。終了後は3連休にしかならない。けっこうがっかりしたのを覚えている。

あいつらも3年生になり、修学旅行に行っているのだ。そう思うと、感慨深いものがある。

あと10ヶ月。あと10ヶ月で、二つの生徒集団が常に気にかかっている、ぼくの中のパラレルワールドが終わる。そしてそのパラレルワールドが終わると同時に、ぼくが手塩にかけたあの学年が高校を卒業する。なんとなく、不思議な心持ちである。

ぼくはといえば、来週の火曜日・水曜日が宿泊学習である。学年主任としての責任をもたぬ旅行的行事の気楽さよ。そんな思いを噛み締めている。責任ある立場というものは、やり甲斐があるけれど寿命も縮める。そういうことだ。

彼らが楽しく、充実した4日間を過ごして帰札することを心から祈っている。

今月は早い。

もう、ぼくのライフヒストリー・アプローチから3週間、野中さんとの連日の研究会から2週間が経とうとしている。

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文学研究という不幸

「文学研究という不幸」小谷野敦/ベスト新書/2010.01.20

518z8eylvsl__sl500_aa300_この本を「おもしろすぎる」と書いたのはつい昨日のことであるが、それも第一章までだった。第二章からはどんどんタイトルから放れていき、最終的にはオーバードクターの問題になってしまう。表題に偽りあり。これは一般庶民が読む本ではない。この内容に「文学研究という不幸」というタイトルをつけた編集者に拍手を送ろう。間違って買ってしまう人間は、ぼくの他にも300人はいるだろう(笑)。

まあ、小谷野らしいと言えばらしいのだけれど。

また、小谷野敦にはだまされた(笑)。そんな感じ。

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第3回堀裕嗣・石川晋「ふたり会」featuring池田修

Photo_2 第二回の野中信行先生に続き、第三回は、あの池田修先生をお招きします。池田先生は東京都内の中学校教師として、藤原和博校長のいらした和田中学校でもご活躍の後、現在は小中学校の若手教師育成のために尽力されています。NHK「伝える極意」などのテレビ番組でもおなじみの方です。今回のテーマは、

「技術」はどのように伝えられるか、「観」はどのように深まるか

【テーマ】:「技術」はどのように伝え得るか 「観」はどのように深め得るか

【主 催】: 教室実践力研究会

【講 師】: 池田修・堀裕嗣・石川晋

【日 時】: 2010年7月17日(土)

【場 所】: 札幌市・北区民センター(予定)

【定 員】: 40人

【参加費】: 4,000

【プログラム】

9:00~9:10 受付    9:10~9:15 開会セレモニー

9:15~10:45  講座1/池田修(京都橘大学)

伝える極意~学級づくり・授業づくり コミュニケーション教育の極意とは
10:55~12:25 講座2/池田修 対話:石川晋、堀裕嗣 ファシリテーショングラフィック:高橋和寛

ディベート、パブリックコミュニケーション・・・池田実践へのライフヒストリーアプローチ

12:25~13:30 昼食

13:30~14:20 講座3/石川晋(上士幌町立上士幌中学校)

一学期・・・学級づくりで何をしてきたか

14:30~15:20 講座4/堀裕嗣(札幌市立北白石中学校)

一学期・・・授業づくりで何をしてきたか

15:30~16:45 鼎談/池田修&堀裕嗣&石川晋

「技術」はどのように伝え得るか 「観」はどのように深め得るか

16:45~16:50 閉会セレモニー

池田 修

(いけだ・おさむ/京都橘大学人間発達学部児童教育学科・准教授)

國學院大学文学部国語学専攻卒、東京学芸大学大学院修士課程国語教育講座修了。修士(教育学)(2004)。教育研究会「明日の教室」事務局。「全国教室ディベート連盟」近畿支部副支部長。「授業づくりネットワーク」「全国生活指導研究協議会」会員。東京都中学校国語科教員を19年間勤めた後、大学に籍を移す。「国語科を実技教育にしたい」「学級を楽しく経営したい」をテーマにして研究と実践を重ねている。大学では、「国語科教育法」、「特別活動論」などの他に、全国の教員養成系大学では殆ど唯一の授業科目である「学級担任論」の授業も担当する。単著『国語科ディベート授業入門』『こんな時どう言い返す』(以上、学事出版)、『教師になるということ』(ひまわり社)、ディベート指導の理論書『中等教育におけるディベートの研究』(大学図書出版)がある。

編著に『シリーズ 明日の教室15』(ぎょうせい)などがあり、監修には日本図書館協会選定図書に選定された『クイズ 日本語の冒険』(教育

画劇)がある。また多数の共著がある。趣味は、写真と料理とハンモック。琵琶湖の畔でハンモックに揺られるのを喜びとしている。

池田修ブログ 「国語科・学級経営のページ

blog http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/

お申し込み方法

以下の7点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/2.勤務校/3.郵便番号/4.住所/5.電話番号/6.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/7.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

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嶺上開花

「嶺上開花」山木康世/2008.10.22

Photo2枚組CD。Disc-1は昔からのふきのとうファンにはたまらない内容。細坪さんの切ない高音で聴いていたあの名曲たちが、山木さんの素朴な、あの太い声で甦る。ソングライター自身のボーカルだけにどこか細坪ボーカルよりもしっくり来る部分があってとてもよい。1曲目の「夕暮れの街」から鷲づかみにされる感がある。

小学校から中学校にかけて、リアルタイムで聴いていた頃には想像だにしなかった味わいがある。長く聴き続けているとこういうこともあるのだなあ……と感慨深く思える。

今年は山木さんのライヴに行きたいなと思う。

ディスク:1
1. 夕暮れの街
2. 流星ワルツ
3. 風来坊
4. 季節の夕暮れ
5. 柿の実色した水曜日
6. 初夏
7. 思い出通り雨
8. ひとりの冬なら来るな
9. ステーション
10. 白い冬
11. 雨ふり道玄坂
12. 12月の雨
13. 影法師
14. 雪どけ水
ディスク:2
1. ターコイズナイト
2. 愛しのラナ
3. 嶺上開花
4. この国に生まれて
5. 幸せになるんだよ
6. 月天心貧しき町を通りけり
7. ホウキボシ☆
8. 月は輝いていた
9. 晩秋情景
10. My Car
11. MOGURA
12. ダムに沈んだ町
13. Goodnight Goodnight

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こうして一日が過ぎていく

2年生4クラスはすべての学級が「虹の足」を終え、「活用のない自立語」に突入。昨年度の復習も含めて3時間で終わる予定である。1時間目が1年次の復習として、「ことばの単位」と品詞分類表。2時間目が名詞。これは普通名詞・固有名詞・代名詞・数詞・形式名詞。他に比べて代名詞を少し詳しく扱う。3時間目が連体詞・副詞・接続詞・感動詞。たぶん解説するだけで1時間かかる。これでは練習問題をやる時間がない。やっぱり、4時間かかるのかなあ……。こんなところに4時間もかけたくないなあ。でも、練習問題のすべてを宿題とするのもなあ……。と、こんなことを迷っている。

1年生の書写は小学校3年生の漢字テスト。間違ったところをしっかり練習。次回が本番の3年生漢字テスト。こんな感じ。

昼休みから放課後にかけて、生徒指導がひとつ。ちょっとしたじゃれ合いが揉め事に。よくあることだが、こういう小さなこともちゃんと事実を確認すること、ちゃんと指導を落とすことが大事。ちゃんと落とさないと、今度はもっと叱らねばならない。そういうことがないように、少し時間がかかっても、ちゃんと落とすのが大事。

15時15分から職員会議。6・7月の2ヶ月分の行事確定、評価・評定の提案、学校祭大綱、合唱コンクール大綱、総合の校外学習の細案、年度予算の確定、学びの支援生徒の一覧と、どれもこれも重要な案件ばかり。特に行事の提案は既に9月、10月、11月のものである。2年目になると、そのすべてが提案時に理解できるようになる。

職員会議後、1学年では野外学習のための学年会が始まっていた。ご苦労様である。

いま、小谷野敦の「文学研究という不幸」を読んでいる。おもしろい。強烈におもしろい。おもしろすぎて、哀しすぎる。時代には勝てない。

こうして一日が過ぎていく。

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第26回教師力BRUSH-UPセミナーin函館

子どもが育つシステムづくり

~学級経営のシステム/授業運営のシステムを考える~

学級も授業も、最低限のシステムがなければ機能しません。

 本セミナーでは実践報告・模擬授業等を基に、子どもが育つシステム

とは何かを考えます。

■日 時  2010年6月26日(土) 9:00~16:50

■場 所  函館市地域交流まちづくり交流センター

            (北海道函館市末広町4番19号)

■主 催  教師力BRUSH-UPセミナー

■後 援  北海道教育委員会

■参加費  3000円

■定 員   30名

■講 師  堀 裕嗣(教師力BRUSH-UPセミナー代表)ほか

■内 容

9:00           受 付

9:15           開会セレモニー

9:20~9:50

オリエンテーション「なぜ、〈システム〉が必要か」 堀 裕嗣

10:00~12:30

「子どもを育てる〈学級システム〉の実際~係・当番・班活動etc...~」

*実践報告 ・小学校1 山寺 潤    ・小学校2 福崎 梢

*協議「〈プロセス〉としての学級づくりを支える思想」

・指定討論者 堀 裕嗣/南山潤司/増川正志/山口淳一/大野睦仁

・ファシリテーター  三浦将大 

12:30~13:30  昼 食

13:30~15:30

「子どもを育てる〈授業システム〉の実際~小中同一教材模擬授業~」

*模擬授業提案  ・小学校 水戸ちひろ   ・中学校 坂本奈央美

・指定討論者 増川正志/山寺 潤/森谷 剛/南山潤司/駒井康弘

・ファシリテーター    高橋裕章

15:45~16:45

「子どもを育てる〈システム〉のためにできること・すべきこと」

*セミナーの学びを振り返ります

・ファシリテーター  藤原友和

16:45~16:50   閉会セレモニー

*セミナー終了後  函館市内にて懇親会

●申し込み方法

以下の必要事項を添えて、事務局(山寺)までメールまたはFAXにて

お申し込み下さい。

①名前  ②ふりがな  ③所属先  ④電話番号

⑤(お持ちの方は)メールアドレス  ⑥懇親会参加希望の有無

E-MAILyamadera@athena.ocn.ne.jp

FAX(0137-82-0170)

★お問い合わせ★

事務局:山寺  潤(北海道・今金町立今金小学校)

メールアドレス:yamadera@athena.ocn.ne.jp

電話・FAX番号:(0137)82-0170

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ゆったりした時間

生徒総会が終わり、今月の原稿も終わり、宿泊学習には少々間があり、登壇機会もここ1ヶ月ほどない。ゆったりとした時間が流れている。授業にも余裕ができ、精神的にもゆとりをもって生徒に接することができる。なんとも人間的だなと感じる。

今日の6校時は学年集会。宿泊学習の訪問先で歌う合唱曲を練習する。歌には課題が残る。それでも彼らなりに一生懸命歌う姿にはすがすがしさを感じる。

8fffc0cb7ae7bd10 久し振りに、無名塾出身の赤間麻里子がドラマに出演しているのを見た。あの自然な台詞まわしは上手いと言えるのか、テレビドラマとしては下手と呼ばれるべきなのか。ぼくには上手さに感じられるのだが、賛否がありそう。昔から、なんとなく彼女のルックスと声とのアンバランスに惹かれている。

今日の出来事はこんなところ。

すべて、時間がゆったり流れているからこそ感じたことばかり……。ゆったりした時間の中で生きたいものである。

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さしみ屋&桃川

9:00起床。起きてすぐ、絶対に今日中に仕上げなければならない、締め切りを半月も延ばしてもらっている原稿を書き始める。「リーダーのいなくなった最近の学級」の現状について論じる。14枚。学級担任の置かれている現状、生徒たちの置かれている現状、二つの視点に絞って、まずまず言いたいことを述べられた。午前中のうちに脱稿・送付。

昼からテレビを見たり、ブログを更新したり、犬の散歩に出かけたり。

Photo 夕方、義兄が酒を届けてくれた。奥入瀬の「桃川」。純米吟醸。生原酒である。冷蔵庫に入っていたのをそのまま届けてくれたようでよく冷えている。これは刺身が必要だと思い、江別のさしみ屋へ。本マグロを中心に2000円分。帰宅後、早速、本マグロで一杯。美味。べろべろ。

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月寒公園2010.05.22

1_2月寒公園。強い陽射し。鬼ごっこをする子どもたち。キャッチボールをする小学生たち。ランニングをする中学生たち。ゴザを敷いて会話を楽しむ親子連れ。夫婦で散歩を楽しむ老人たち。休日らしい休日がここにある。ぼくらも夫婦で犬の散歩を楽しむ。同じように犬を散歩させている人たちが、すれ違うたびに「こんにちは」と笑顔で声をかけてくる。「こんにちは」と笑顔で返す。犬が挨拶を交わすべき人として捉えさせるようだ。こういう関係も悪くない。

2_2満開の枝垂れ桜。「壺をもつ女」もどことなく華やかに見える。半月ほど前に訪れたときとは、彼女も違う表情を見せている。そんなふうに感じられるのだから、不思議なものである。日本人はこういう季節感を大切にしながら生きてきた民族であると改めて思う。池ではあちらこちらで魚が跳ねている。それを一生懸命に見つめている子どもたちと、その子どもたちの背中を微笑ましく眺めている父親。こういう情景も悪くない。

3_2月寒公園。壺をもつ女。木内禮智作。1931年東京都生まれ。両国高校を経て東京芸大へ。1955年日展初入選。その後、パリ国立美術学校留学。1965年・1966年に2年連続で日展特選。ちょうどぼくの生まれた頃である。日展審査員、日展評議員等の経歴ももつ。墨田区の勝海舟銅像を製作したのがこの人であるとのこと。こんな、ネットで調べてみて初めて知ることに感嘆する。こういう興味ないことについて調べてみる休日も悪くない。

4_2水色の木もれ陽。ふきのとうの名盤「風来坊」の1曲目であり、最近買った山木康世のアルバム「旭日東天」の10曲目である。ぼくの人生にとってはかなり重要な位置を占める曲である。スケッチブックにも日曜の朝にも風はさらさらと吹き、ブランコには膝の上に子供をのせた母親。二人で影踏みしながら遊ぶ男女。水色の木もれ陽は「いつものぼく」「いつものあなた」の象徴。だからこそ、水色の木もれ陽を浴びたいと思うのだし、水色の木もれ陽を浴びせたいとも思うのだ。そんな日常性も悪くない。

カモの親子。犬が近づいても逃げないハト。死体など決して埋まっていそうにない、満開の枝垂れ桜。枝垂れ桜を眺めながら、ゆっくりと歩を進める老夫婦。ボートを静かに漕ぐ四人家族。2010年5月22日(土)の月寒公園。確かにあった情景。

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教師力BRUSH-UPサマーセミナーin札幌

教師力ブラッシュアップサマーセミナーin札幌のご案内です!

【テーマ】:  <「学び」を根幹に据える教師像>の提案
【主 催】:  教師力ブラッシュアップセミナー
【後 援】:  北海道教育委員会、札幌市教育委員会
【日 時】:  2010年7月28日(水)29日(木)(部分参加OKです)
【場 所】:  札幌市・札幌コンベンションセンター
【参加費】:  両日参加6,000円。一日参加4,000円。
【メイン講師】:赤坂真二氏、土作彰氏
【申し込み】: mumomorush@gmail.com へメールか、01564-2-3870 へFAXで参加希望の連絡を。折り返し詳細をご連絡します。

<7月28日(水)>
10:00~11:00
○全体演習:二日間の「学び」の構えを共有する~全員が参加する「校内研修会」づくりを例に~
 ファシリテーション:石川晋(上士幌町立上士幌中)
11:15~12:15
○第一講座:「学び」の本質と向かいあう(一回目)
 A 土作彰「現場の実践者として『学び』とどう向かいあうか」  QA 森岡達昭(足寄町立足寄小)
 B 赤坂真二「大学の実践者として『学び』とどう向かいあうか」 QA 高橋和寛(芦別市立芦別中)
12:15~13:30 昼食
13:30~14:30
○第二講座:「学び」の本質と向かいあう(午前に聞いた講師と逆の講師のお話を聞いていただきます)
 A 赤坂真二「大学の実践者として『学び』とどう向かいあうか」 QA 太田充紀(名寄市立智恵文小)
 B 土作彰「現場の実践者として『学び』とどう向かいあうか」  QA 山口淳一(札幌市立藻岩北小)
14:45~16:00
○第三講座(選択です):教室を「学び」の場にする授業~模擬授業&ストップモーション検討会 1
 ・国語:模擬授業者   坂本奈央美(松前町立松前中)
     指定討論者    山下幸(札幌市立上篠路中)&堀裕嗣(札幌市立北白石中)
 ・総合:模擬授業者  兒玉重嘉(札幌市立藻岩北小)
      指定討論者  大野睦仁(札幌市立厚別通小)&山本和彦(石狩市立若葉小)
 ・道徳:模擬授業者  細山崇(名寄市立智恵文小)
      指定討論者  高橋裕章(札幌市立藻岩小)&三浦将大(福島町立福島小)
 ・学級活動:模擬授業者 木下尊徳(陸別町立陸別小)
      指定討論者  小林智(旭川市立旭川第二中)&南山潤司(札幌市立南小)
16:10~16:40
○全体講座:今日一日の「学び」を共有する
 ファシリテーター:山寺潤(今金町立今金小)
 指定討論者:土作彰・赤坂真二・太田充紀・水戸ちひろ(洞爺湖町立とうや小)・
       工藤信司(白老町立萩野小)、桑原賢(北海道鷹栖養)

<7月29日(木)>
9:30~10:30
○第四講座(選択です):「対話」を通して考えたい教育課題
 A 赤坂真二、高橋裕章  若い教師を育てる
 B 土作彰、大野睦仁   教師の生き方、生徒の未来像を問う
 C 堀裕嗣、桑原賢    教育現場の問題点を分析する
 D 南山潤司、三浦将大  理数系教科の学力を構築する
10:45~12:00
○第五講座(選択です):「学び方」指導を提案する授業~模擬授業&ストップモーション検討会 2
 A 国語:  模擬授業者 森岡達昭     指定討論者:山下幸&小林智
 B 学級活動:模擬授業者 水戸ちひろ    指定討論者:石川晋&大野睦仁
 C 理科:  模擬授業者 兒玉重嘉     指定討論者:南山潤司&太田充紀
 D 算数:  模擬授業者 細山崇      指定討論者:山寺潤&山口淳一
12:00~13:10 昼食
13:10~14:30
○第六講座(選択です):演習 北海道の教師の「学び」をサポートする
 A土作彰:「土作流子どもが伸びる学級づくり~全ての教育活動で子どもを育てる~」Q&A 木下尊徳
 B赤坂真二:「赤坂流子どもが伸びる学級づくり~全ての教育活動で子どもを育てる~」Q&A 山本和彦
14:45~16:00
○全体講座:シンポジウム 二日間の「学び」を深化する
 ファシリテーター:太田充紀、 ファシリテーショングラフィックス:高橋和寛
 シンポジスト:赤坂真二、土作彰、山寺潤、坂本奈央美、三浦将大

【お申込み】
 次のメールまたはFAXに、「教師力ブラッシュアップサマーセミナー」参加と明記の上、下記のメールアドレスまたはFAX番号をお知らせください(石川晋宛)。折り返し詳細のご連絡をいたします。なお、3日以上返信がない場合は、通信事故が予想されますので、恐れ入りますが、再度ご連絡ください。
事務局:石川晋 mumomorush@gmail.com /または、FAX01564-2-3870

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旭日東天

「旭日東天」山木康世/2009.03.18

51rwdjrdvtl__sl500_aa300_AMAZONに注文していたこのアルバムが、つい先日届いた。なんとなく買いそびれていたアルバムである。ひと言、すばらしい。

年齢を重ねた山木さんの重厚な、そしてどこか軽さをも感じさせる、なんともアンビバレントな歌声。特に、「メロディー」から「水色の木もれ陽」へといたる懐かしいメロディラインがたまらなかった。「旭」「日」「東」「天」と題された4つの構成が、しっかりとしたコンセプトを感じさせる。

もっともっと、何度も何度も聴いて、味わいたいと思う。

1. 旭::嶺上開花  
2. 日::泣きたくなった夕暮れ
3. 日::やさしさとして想い出として
4. 日::春雷
5. 日::涙のらぶれたあ
6. 東::龍馬が駆けてくる
7. 東::駅弁京都旅情
8. 東::花祭り情歌~シャングリラ~
9. 天::メロディー
10. 天::水色の木もれ陽
11. 天::冬銀河
12. 天::白い冬
13. 天::山のロープウェイ

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第5回国語科授業塾in札幌

Img_40491_2 本当に国語の授業がうまくなりたい人へ

国語科授業づくりを根本から問う・第5弾!

ストップモーション授業検討 & ライフヒストリー・アプローチ

 授業がうまいといわれる人がいます。授業づくりに独自の視点をもっている人がいます。よどみなく授業を進め、見る者が驚くような発想で授業を組み立てる、そういう人がいます。そういう人はなぜ、そんなことできるのでしょうか。どのように教材を開発し、どのように教材研究を重ね、どんな発想で授業づくりをしているのでしょうか。そして何より、これまで何を勉強し、どんな勉強をしてきたからこその「いま」なのでしょうか。
 今回は「国語科授業づくりの根本を問う・第5弾」と題して、「北の教育文化フェスティバル」代表、国語科授業を展開してきた山田洋一先生の実践の所以を探ります。そのために「ストップ・モーション授業検討」「ライフヒストリー・アプローチ」「ファシリテーション」といった新しい研究方法・研究協議の手法を採用し、研究の、そして研究協議の新たな形としても提案させていただきます。どうぞお誘い合わせのうえご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

講師:山田 洋一(「北の教育文化フェスティバル」代表)
藤原友和・加藤恭子・山口淳一・大野睦仁・南山潤司・堀 裕嗣

日 時:2010年7月10日(土) 9:10~16:50

会 場:札幌市白石区民センター

参加費:3,000円/定員:20人

【 日 程 】

9:00~ 9:10 受 付

9:10~ 9:15 開会セレモニー

講座1 ストップモーション授業検討&ライフヒストリー・アプローチ
9:15~9:30/堀 裕嗣

講座2 山田洋一先生「分析を超える!メタ分析の国語科授業」を検討する
9:30~10:15/模擬授業:メタ分析の国語科授業/山田洋一(北広島市立大曲小学校)
10:30~12:30/ストップモーション授業検討/司会:高橋裕章
指定討論者:藤原友和・加藤恭子・山口淳一・南山潤司・山下 幸・堀 裕嗣
模擬授業のビデオをスクリーンに映しながら、適宜ビデオを止め、そのときの発問・指示・説明の意図を明らかにします。それとともに、どのくらいのことが想定されて授業が進められているのかを明らかにします。

12:30~13:30 昼食・休憩

講座3 「メタ分析の国語科授業」ができるまで
山田洋一先生 ライフヒストリー・アプローチ
13:30~15:30/ライフヒストリー・アプローチ/司会:堀 裕嗣・高橋裕章
指定討論者:加藤恭子・大野睦仁・山口淳一・南山潤司・山下 幸/グラフィッカー:藤原友和
授業者がなぜ、このような授業を展開するようになったのか、だれからどのような影響を受けていまがあるのか、現在の授業づくりはそれらの影響のうち何と何をどのように融合したものなのか。こうしたことを参加者の皆さんと一つ一つ質問していくことによって、個人史的に考えていくことで明らかにしていきます。

講座4 全体シェアリング/教材開発・教材研究・学習者研究の視点
授業とはどのように形づくられるものなのか
15:45~16:45
ファシリテーション/ファシリテーター:大野睦仁/グラフッィカー:藤原友和
指定討論者:加藤恭子・山口淳一・南山潤司・山下 幸・堀 裕嗣

16:45~16:50 閉会セレモニー

【講師紹介】

山田洋一(やまだ・よういち/北広島市立大曲小学校・教諭)

北海道教育大学旭川校卒。教育研修サークル「北の教育文化フェスティバル」代表・「教育サークルIE」代表。2年間私立幼稚園に勤務した後、公立小学校の教員になる。その実践は、朝日新聞夕刊be「花まる先生 公開授業」でも紹介され、『いちばん受けたい授業』(朝日新聞出版2009年9月刊)に収録されている。主著『発問・説明・指示を超える対話術』(さくら社)、『学級経営力・中学年学級担任の責任』(共編著・明治図書)、『とっておきの道徳授業VI~Ⅸ』(佐藤幸司編、共著・日本標準)、ほか共著多数

藤原友和(ふじわら・ともかず/函館市立戸井西小学校・教諭)
 北海道教育大学函館校卒。「研究集団ことのは」・「道南教育サークルLINKS」・「教師力BRUSH-UPセミナー」機関誌『ぶらっしゅあっぷ教師力』副編集長・「学びの輪 サークルはこだて」総務・「小中学校特別支援教育コーディネーター研究会(Co-net)」・MM「学びのしかけ」副編集長(インクルージョン担当)・ライティング・ワークショップ学習会に参加。ファシリテーション・グラフィックに意欲的に取り組み、各種の研究会や校内研究に活用している。『国語科で育てる新しい学力5-読書活用能力の育成』(明治図書)『ワークショップ型授業で国語が変わる 中学校』『ゲームで身につく学習スキル』(図書文化)など共著多数。

加藤恭子(かとう・きょうこ/伊達市立東小学校・教諭)
 北海道教育大学函館校卒。地震後の奥尻島で教員生活をスタート。家本芳郎氏に師事し、日本群読教育の会設立時から常任委員を務める。「集団の教育力」を生かした授業づくりを研究。全生研で集団づくりを学んだ後、ファシリテーション、BRUSH-UP、「学び合い」と活動の場を広げている。伊達で「自分たちの学びたいことを学べる場づくり」と、教育サークル「れら」を主宰。主著:『学級づくりハンドブック小学3年生』(たんぽぽ出版)共著『小学校低学年学級担任の12ヶ月』(ひまわり社)『小学校もらってうれしい学級通信のつくり方』(ぎょうせい)『学級活動・行事を彩る群読』(高文研)など著書多数。

山口淳一(やまぐち・じゅんいち/札幌市立藻岩北小学校・教諭)
 北海道教育大学旭川校卒。新卒時の職場で高橋裕章氏と出会い、勤務時間後の学習会に参加、真剣な学びの姿勢に多大な影響と感銘を受ける。現在は、南山潤司氏が主宰する「教育サークルDNA」で、授業技術、学級経営、小学校教科全体の学びを重ねている。『学級経営力・高学年学級担任の責任』『国語科で育てる新しい学力5-読書活用能力の育成』(明治図書)に共著。

大野睦仁(おおの・むつひと/札幌市立厚別通小学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。札幌市近郊教育サークル「GO-AHEAD」代表。「教師力BRUSH-UPセミナー」事務局。新卒の3年間を重度重複障害の養護学校で過ごす。以来、「いのちの授業」をライフワークとして取り組む。「生」だけではなく、「死」にも目を向けていく授業づくりを続けている。また、野外活動にも長年に渡り携わり、集団づくりのアプローチとしてのアクテビティの経験を積む。『すぐ使える授業づくりハンドブック』(たんぽぽ出版)『クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習』(学事出版)『学級経営力・高学年学級担任の責任』『国語科で育てる新しい学力5-読書活用能力の育成』(明治図書)など共著多数。

南山潤司(みなみやま・じゅんじ/札幌市立南小学校・TT担当)
北海道教育大学札幌校卒。札幌市で長く小学校教諭として勤務した後、一昨年定年退職。TTとして各学級に入って少人数指導に勤しむ毎日を送り始めて2年目。かつての同僚、教職に就いた教え子等とともに「教育サークルDNA」を設立。サークル名「DNA」(=だれでも・なんでも・あり)が示すとおり、主義主張にこだわらない研究姿勢は、札幌近郊を中心に慕う者が多い。主著:『学級経営力・高学年 学級担任の責任』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)など著書多数。

堀 裕嗣(ほり・ひろつぐ/札幌市立北白石中学校・教諭)
北海道教育大学札幌・岩見沢校修士課程・国語科教育専修修了。「教師力BRUSH-UPセミナー」代表・「研究集団ことのは」代表・「実践研究水倫」研究担当・「日本文学協会」常任委員・全国大学国語教育学会・日本言語技術教育学会など。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。1991年、「実践研究水輪」入会。1992年、「研究集団ことのは」設立。主著:『全員参加を保障する授業技術』『発信型授業で「伝え合う力」を育てる』『絶対評価の国語科テスト改革・20の提案』『(以上明治図書)など著書・編著多数。

お申し込み方法

以下の7点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/2.勤務校/3.郵便番号/4.住所/5.電話番号/6.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/7.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

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それを言っちゃあおしまいよ……

昨日は生徒総会のリハーサル。今日は生徒総会本番。どちらも滞りなく終わる。問題は生徒総会の議事が終わって、議長団の挨拶も済んだあと……。

「とてもいい生徒総会でした。」から始まった学校長のお話。

「今年の生徒会はひと味違うなあ……。」と感じています。「職員室でも、堀先生が事細かく生徒会の動きを報告し、先生たちに何をして欲しいのか、生徒達に何を伝えて欲しいのかをしっかりと伝えてくれています。こうした先生方の細かな配慮がみなさんの活動を支えているように感じています。」とのこと。

この冒頭があって、「今年度の生徒会テーマ『+α』というのはいいですねえ……。」とか、今年度生徒会が取り組んでいる「No原稿運動というのもとてもいい……」という2点の話に続いていった。

ぼくはこの話を聴きながら、「あ~あ……」と感じていた。

案の定、放課後、生徒会室での反省ミーティングでは、「堀先生が校長先生に褒められていましたねえ」という生徒たちの声。さもありなん、である。

なぜ、校長は「堀先生」という実名を出したのだろう。なぜ、「+α」と「No原稿運動」のことを褒めたあとに、職員の動きの話を「こうした活動も先生方が支えてくれてこそのものである、ということも忘れないように」と、付加する話として構成しなかったのだろう。これでは先生が頑張ったから生徒会がよくなっていると言っているのと同じではないか。話をする順序というものが、聴く側の印象を決定づけてしまうということが、いい年をしてわからないのか。

それを言っちゃあおしまいよ。

ぼくを褒めたいのなら、ぼくへの感謝を述べたいのなら、職員会議で言えばいい。全校生徒に対して、しかも生徒総会という生徒会活動の要ともいえる行事でこんな話をすべきではない。

これは、少々厳しく言うなら、学校長がいかに生徒たちの動きを見ていないかということを証明している。ぼくの朝打ちの話でしか生徒会の動きを把握していないから、大事な学校長の講評場面でこんな物言いになってしまうのである。

もう一度言う。

それを言っちゃあおしまいよ。

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つまらない授業

年度当初、しかも学級編制後の1学期というのは、授業でどんな教材を扱うにしても時数を費やすことになる。

いま、吉野弘の「虹の足」というつまらない詩をやっているのだが、こんな教材の授業にも3時間かかる。句点・疑問符・感嘆符といった文をつくる記号、読点、ダッシュ・リーダーといった間をつくる記号をおさえる。詩の分類として、口語詩・文語詩という文体上の分類、定型詩・自由詩・散文詩という形式上の分類、叙事詩・叙景詩・叙情詩という内容上の分類をおさえる。比喩として直喩法・隠喩法・擬人法・擬声語・擬態語をおさえる。その他にも倒置法や省略法をおさえる。更には論述問題の基礎的な指導も扱わねばならない。これだけやると、どうしても3時間はかかる。

今日は2クラスで言語記号と詩の分類、1クラスで表現技法を扱った。

知識、知識、知識である。つまらない授業の連続だが、必要なのだからしょうがない。早く2学期になって、やりたいことがやれる時期になって欲しい。

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第4回国語科授業塾in札幌

1_2本当に国語の授業がうまくなりたい人へ
国語科授業づくりを根本から問う・第4弾!

ストップモーション授業検討 & ライフヒストリー・アプローチ

授業がうまいといわれる人がいます。授業づくりに独自の視点をもっている人がいます。よどみなく授業を進め、見る者が驚くような発想で授業を組み立てる、そういう人がいます。そういう人はなぜ、そんなことできるのでしょうか。どのように教材を開発し、どのように教材研究を重ね、どんな発想で授業づくりをしているのでしょうか。そして何より、これまで何を勉強し、どんな勉強をしてきたからこその「いま」なのでしょうか。
 今回は「国語科授業づくりの根本を問う・第4弾」と題して、長く様々な団体で北海道の民間教育を牽引し、叙述の適否はもちろん、科学的事実との整合性まで視野に入れて国語科授業を展開してきた大谷和明先生の実践の所以を探ります。そのために「ストップ・モーション授業検討」「ライフヒストリー・アプローチ」「ファシリテーション」といった新しい研究方法・研究協議の手法を採用し、研究の、そして研究協議の新たな形としても提案させていただきます。どうぞお誘い合わせのうえご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

講師 大谷和明(「道央フリートーク」代表)

山田洋一梶 禎行高橋裕章南山潤司山下 幸堀 裕嗣

日 時:2010年6月19日(土) 9:10~16:50

会 場:札幌市白石区民センター

参加費:3,000円/定員:20人

【 日 程 】

9:00~ 9:10 受 付/9:10~ 9:15 開会セレモニー

講座1 ストップモーション授業検討&ライフヒストリー・アプローチ
9:15~9:30/堀 裕嗣

講座2 大谷和明先生「自称〈科学的冷徹読み〉の授業」を検討する
9:30~10:15/模擬授業:文学的文章教材の授業/大谷和明(札幌市立もみじ台南小学校)
10:30~12:30/ストップモーション授業検討/司会:山口淳一
指定討論者:山田洋一・梶 禎行・高橋裕章・南山潤司・山下 幸・堀 裕嗣
模擬授業のビデオをスクリーンに映しながら、適宜ビデオを止め、そのときの発問・指示・説明の意図を明らかにします。それとともに、どのくらいのことが想定されて授業が進められているのかを明らかにします。

12:30~13:30 昼食・休憩

講座3 「〈語り手〉を読む文学教材の授業」ができるまで
大谷和明先生 ライフヒストリー・アプローチ
13:30~15:30/ライフヒストリー・アプローチ/司会:山下 幸
指定討論者:山田洋一・梶 禎行・高橋裕章・南山潤司・堀 裕嗣/グラフィッカー:太田充紀
授業者がなぜ、このような授業を展開するようになったのか、だれからどのような影響を受けていまがあるのか、現在の授業づくりはそれらの影響のうち何と何をどのように融合したものなのか。こうしたことを参加者の皆さんと一つ一つ質問していくことによって、個人史的に考えていくことで明らかにしていきます。

講座4 全体シェアリング/教材開発・教材研究・学習者研究の視点
授業とはどのように形づくられるものなのか
15:45~16:45
ファシリテーション/ファシリテーター:堀 裕嗣/グラフッィカー:太田充紀
指定討論者:大谷和明・山田洋一・梶 禎行・南山潤司・山下 幸

16:45~16:50 閉会セレモニー

【講師紹介】

大谷和明(おおたに・かずあき/札幌市立もみじ台南小学校・教頭)
北海道教育大学函館校卒。道南を中心に公立小学校教諭として勤めた後、札幌市内の中学校・小学校教諭を歴任。二十代の頃に「教育技術の法則化運動」に出会い、教育サークル「道南フリートーク」を設立。札幌に勤務してからは「道央フリートーク」「酒井式描画法研究会」「鍛える国語教室研究会・空知支部」等で活動。主義主張にこだわらない研究姿勢を慕うものは多く、北海道の民間研究の核として長く活動を続けている。国語科授業においては、専門の理科を活かして、「オレのは自称『科学的冷徹読み』だ」と謙遜しながら、文相互・段落相互のつながり、叙述の適否、科学的事実との整合性など、徹底的に科学的視点による教材研究に基づいた授業を展開。主著:『確かな国語学力マスターカード』『社会科「言語活動の充実」事例』『いじめを許さない学級を創る 4~6年』『崩壊しない学級はここが違う 高学年』『学級を「学びの共同体」にしよう 小学校5~6年編』『こうすれば学習習慣は身につく・高学年』(ともに明治図書)など著書・編著多数。

山田洋一(やまだ・よういち/北広島市立大曲小学校・教諭)
北海道教育大学旭川校卒。教育研修サークル「北の教育文化フェスティバル」代表・「教育サークルIE」代表。2年間私立幼稚園に勤務した後、公立小学校の教員になる。その実践は、朝日新聞夕刊be「花まる先生 公開授業」でも紹介され、『いちばん受けたい授業』(朝日新聞出版2009年9月刊)に収録されている。主著『発問・説明・指示を超える対話術』(さくら社)、『学級経営力・中学年学級担任の責任』(共編著・明治図書)、『とっておきの道徳授業VI~Ⅸ』(佐藤幸司編、共著・日本標準)、ほか共著多数

梶 禎行(かじ・よしゆき/札幌市立ひばりが丘小学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。「実践研究水輪」研究担当。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。堀裕嗣とともに、1950年代の文学教育実践研究とともに、詩の授業理論の研究、作文教育の研究に没頭。特に荒木繁・西尾実の「問題意識喚起の文学教育」を踏襲しながら、詩の授業開発に取り組み続けている。1991年、「実践研究水輪」に入会し、中心メンバーとして活躍。以来、『「詩的言語の受容」試論』『詩的言語の受容相』『国語教室の評価軸』『思考と表現-国語教室の関連考』等、数多くの論文を発表している。

高橋裕章(たかはし・ひろあき/札幌市立真駒内緑小学校・教諭)
北海道教育大学函館卒。教育実践サークル「DNA」副代表。1985年より南山潤司氏主催の教育サークル「月二回」に所属。ここで、仮説実験授業、教科研国語、作文の会、全生研を学ぶ。1992年に教育実践サークル「DNA」を南山潤司氏ととも立ち上げる。「DNA」の国語実践研究では、科学的「読み」の授業研究会から読解の実践方法を学び、現在は、その手法を活かした読解指導や論理的思考力を高める授業づくりに力を入れている。『学級経営力・高学年学級担任の責任』『読書活用能力の育成』(以上明治図書)など共著多数。

南山潤司(みなみやま・じゅんじ/札幌市立南小学校・TT担当)
北海道教育大学札幌校卒。札幌市で長く小学校教諭として勤務した後、一昨年定年退職。TTとして各学級に入って少人数指導に勤しむ毎日を送り始めて2年目。かつての同僚、教職に就いた教え子等とともに「教育サークルDNA」を設立。サークル名「DNA」(=だれでも・なんでも・あり)が示すとおり、主義主張にこだわらない研究姿勢は、札幌近郊を中心に慕う者が多い。主著:『学級経営力・高学年 学級担任の責任』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)など著書多数。

山下 幸(やました・みゆき/札幌市立上篠路中学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。「実践研究水輪」・「研究集団ことのは」「教師力BRUSH-UPセミナー」等、様々な研究団体に所属。学生時代、森田茂之に師事し、1950年代の文学教育実践研究とともに、作文教育の研究に傾倒。1992年、「実践研究水輪」入会。1995年、「研究集団ことのは」入会。「教師力BRUSH-UPセミナー」には設立から参加している。『全員参加を保障する授業技術』『教室プレゼンテーション20の技術』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)等著書多数。

堀 裕嗣(ほり・ひろつぐ/札幌市立北白石中学校・教諭)
北海道教育大学札幌・岩見沢校修士課程・国語科教育専修修了。「教師力BRUSH-UPセミナー」代表・「研究集団ことのは」代表・「実践研究水倫」研究担当・「日本文学協会」常任委員・全国大学国語教育学会・日本言語技術教育学会など。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。1991年、「実践研究水輪」入会。1992年、「研究集団ことのは」設立。主著:『全員参加を保障する授業技術』『発信型授業で「伝え合う力」を育てる』『絶対評価の国語科テスト改革・20の提案』『(以上明治図書)など著書・編著多数。

お申し込み方法

以下の7点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/2.勤務校/3.郵便番号/4.住所/5.電話番号/6.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/7.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

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原稿2本

月・火と、土日の疲れで仕事をする気が起きず、仕事から帰ったあとは何も手につかず寝てばかりいた。やっと今日から、少しずつ動き始めた。

今日は「月刊ホームルーム」の連載と「ぶらっしゅ・あっぷ教師力」の連載を書いた。研究会のちらしも1本つくり、いよいよ今月末の発送に向けて準備が完了。

これで今週の予定している仕事は、原稿があと1本である。公務は明日が生徒総会リハーサル、明後日が生徒総会当日。週末は飲み会も研究会もない、完全オフである。たぶん残っている原稿1本もそこで終わるだろう。

今日、原稿を2本書いてしまって、やっと人心地が出てきた(笑)。

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3ポイント、ゲット!

いろいろな意味で有意義な2日間だった。

第一に、「ライフヒストリー・アプローチ」の手法に「焦点化」の視点が加味されたこと。司会をした石川晋が意識していたのか、或いはしていなかったのか、この点に関してまだちゃんと話していないのでわからないのだが、かなりグラフィックと質問項目がリンクして、弱いところを補強しながら質問を積み重ねていくということが、これまでよりも格段にできていたように思う。もちろん、まだまだ発展していくのだろうし、発展させていかなければならないのだが、その方向性は見えてきた。形が整っていく「萌芽」といえる90分だったように思う。

第二に、ぼくのファシリテーターの手法が、ある程度「ファシリテーション」といえるものになってきたこと。ただ単に岡山さんの見よう見まねに、ぼくがよく使っている観点整理を中間まとめとしてほどこしただけだったのだが、かなり大きな成果が挙がったように思う。成果が挙がったというのは、今回のファシリテーションが満足のいくものだったという意味ではない。これまた、ファシリテーションの時間をどのように構成していくべきかという方向性が見えたということである。もし、この会に藤原くんがグラフィックを施していたならば、もっと可視化された形で進んでいったはずだ。

第一の点、第二の点ともに、先週の岡山さんの手法を間近で見、見ただけでなく自分がその題材として扱われ、更にはそれが機能していく体験をできたということが大きい。

第三に、「ふたり会」の構成フォーマットが決まったこと。これは今回の「ふたり会」がうまくいったという意味ではない。今回の「ふたり会」は実はうまくいかなかった。結果的に、野中先生の主張の枠組み外のことを堀・石川でしつこく聴き続ける結果になってしまい、野中先生には大変申し訳ない思いをさせてしまった。参加者にも申し訳ない展開になってしまった。ただ、次からは大丈夫である、という確信を得た。「ふたり会」の一日の構成自体を組み替え、ぼくら二人にとっても、講師にとっても、そして参加者にとっても有益な一日を、質を落とすことなく、というかぼくらが「ふたり会」で本当にやりたいことをちゃんと踏まえたうえで、ちゃんと楽しい研究会として構成するフォーマットを決めることができた。

次からの池田修先生、上條晴夫先生、桃崎剛寿先生ともに、まず間違いなく有意義な研究会になっていくと思う。繰り返しになるが、野中先生には意識していなかったとはいえ、結果的にぼくらの実験におつきあいいただくような形になってしまって、大変申し訳なく感じている。

簡単に言うなら、鼎談という形で意見をちゃんと言い合って「議論」をしようとするのならば、今回のように野中先生だけが提案をして、ぼくらがインタビュアーのようにやっていてはダメだということである。ぼくらも事前に提案して、場にいるすべての方々がその差を認識した上でやらなければならなかったのだ。それがないから、結果として野中先生にはぼくらの意図が伝わらず、ぼくらは説明を長くしなければならない立場に陥り、参加者にもそれが散漫とした、漠然とした議論にしか見えないということになってしまったのである。

参加者にちゃんと説明せずに伝わっていなかったことをアンケートで改めて知ったのだが、ちらしに謳っていた「鋭い教育」とは今日議論の俎上にのぼっていた「規律訓練型権力に基づいた教育」のことであり、「優しい教育」とは同じく議論にのぼっていた「環境管理型権力に基づいた教育」(ぼくらは「環境調整型権力」と呼んでいるのだが)のことだったのである。しっかり伝えることを旨とする教育から、なんとなくその気にさせる教育への転換……といった意味合いだと思っていただければいい。

2日間、よく語り、よく飲み、あまり寝なかった。明日からの仕事のために今日はこのくらいにしておく。野中先生からの具体的な学びについては明日以降に。

では。

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研究会案内/5月

私に関係する5月の研究会をご案内させていただきます。

2010年5月8日(土)/第3回国語科授業塾in札幌国語科授業づくりを根本から問う・第1弾!/堀裕嗣先生の「〈語り手〉を読む文学教材の授業」/ストップモーション授業検討& ライフヒストリー・アプローチ/札幌市白石区民センター1F多目的室/参加費3000円/堀裕嗣・大谷和明・加藤恭子・大野睦仁・高橋裕章・岡山洋一・森寛・山下幸/定員20名/終了

2010年5月15日(土)/第26回累積科学国語教育研究会in札幌日常の授業を充実させる・第1弾!/野中信行先生のライフヒストリー・アプローチ/札幌市白石区民センター1F多目的室/参加費4000円/野中信行・高橋裕章・大野睦仁・山下幸・堀裕嗣・石川晋・森寛・横藤雅人・南山潤司/定員40名/終了

2010年5月16日(日)/第2回堀裕嗣・石川晋「ふたり会」featuring野中信行in札幌〈3・7・30の法則〉〈味噌汁・ご飯授業〉~日常実践を充実させる視点~/札幌市白石区民センター1F多目的室/参加費4000円/野中信行・堀裕嗣・石川晋/定員30名/終了

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研究会は道楽である

残念ながら連休は遊びまくり、残念ながら今週はさぼりまくり、残念ながらこの土日の研究会準備を今日になってしている。原稿が3本も締め切りを過ぎているし、職員会議に提案するプリントもまだ一つつくっていないし、来週は生徒総会もあってそれなりに仕事があるのだが、とにかく今日はこの土日の提案準備である。

2日間の準備といっても、独自提案は1本だけ。しかも30分である。パワポのスライドもたった1枚である。30分ほどで完成。

では、この30分だけが登壇時間なのかというと、そうではない。研究協議の指定討論者やファシリテーター、更には鼎談などもあり、2日間の登壇時間はなんと300分もある。つまり、5時間である。これまたすごい(笑)。

でも、こういう時間は準備をしようとしても無理である。当日の流れにまかせて発言するだけだ。そういう時間が何より勉強になる。そして楽しい。

研究会は「道楽」に過ぎない。

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TWIST

「TWIST BEST HITS 16」

200703051これまで最もカッコいいと思ったバンドは、おそらく世良公則&TWISTではないかと思う。もちろん幼かった頃の衝撃という部分が大きいのだろうが、小学校5年生のぼくにとって、世良のアクションといい、声といい、楽曲の完成度といい、とにかく「あんたのバラード」に鷲づかみにされたのをよく覚えている。

ぼくはカラオケに行くと、必ず「SOPPO」を歌う(笑)。まあ、最近は滅多に行かないけれど。というより、いまの学校に勤めるようになってからは一度も行っていない。

そういや、上篠路時代はカラオケ好きの人間が学年にいて、よく行ったものである(笑)。

1. あんたのバラード
2. 宿無し
3. 銃爪(ひきがね)
4. 燃えろいい女
5. 知らんぷり
6. 男と女
7. Party, Party, Party
8. Love Song-please listen to my song-
9. SOPPO
10. 身に覚え
11. SET ME FREE
12. 性(サガ)
13. マギー
14. Rolling 16
15. 都会
16. レイディ Lady

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そういうものだ

珍しく、石川晋が「べき論」を書いている。

今週末は、野中先生を迎えての2連ちゃんの集会。
しかし、これはなかなか魅力的な会である。

あの野中先生が来るのである、北海道に。
来ない手はなかろう。迷っている人は来るべきである。

今度いつ会える? 横浜まで会いに行く?
こういうのは、結局チャンスに腰が重い人はずっとチャンスなく終わるのである。

まったくそのとおりである。ぼくも同感である。ごく近しい人になら、この若者が育てばいいなと思うような若手なら、ぼくも同じように言うかもしれない。

でも、それでも本音ではこう思う。

「迷う程度の惹かれ方なら来なくていい。その会に何を措いても来たいと考える人たち、そういう人たちだけが来ればいい。そのほうが会は価値あるものになる。そういうものだ。」

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仕事の作法

仕事にも作法がある。

たった一つの打ち合わせ、ただ印刷をするだけ、そんな小さな、誰でもできる、馬鹿げた仕事にも作法がある。しかし、そんな小さな、誰でもできる、馬鹿げた仕事でも、自分の頭を使って考えながら取り組んでみると、そこに幾分かの「創造」が生まれる。

そんな幾分かの創造を積み重ねた者だけが、十年のときを隔てて花開く。

仕事とはそういうものである。

昨日今日と、職場の若者を見ていてそう感じた。

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思い出通り雨

「思い出通り雨」ふきのとう/1978

1539d0920ea0096e99eaa110_l__sl500_aA面が「影法師」から、B面が「思い出通り雨」から始まるこのアルバム。ともに前奏を聴いただけで、懐かしさに涙が溢れそうになる、そんな大切な曲たち。ぼくが小学校6年生のときにリリースされたアルバムである。

いまなお山木さんの歌を聴き続けている。たぶん一生聴き続ける。人間の限界をちゃんと見つめている感じのする、やさしいメロディラインが特徴。そんなふうにぼくには見える。

最近の曲、つまり21世紀に入ってからのアルバムも円熟味を帯びていてとてもいいのだが、彼らが二十代の頃の、未成熟な歌詞とメロディがたまらなくいい。

1. 影法師
2. サヨナラと口笛
3. 初恋
4. 君をいつまでも忘れない
5. ここは沖縄
6. 思い出通り雨
7. 空を飛ぶ鳥
8. 或る朝…
9. 月光
10. 哀しきゴンドラ

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明後日の仕事/一週間後の仕事

中学校の生徒会はサロン化していることが多く、生徒たちはなかなか帰ることができない。だらだらと仕事をして、担当教師もそれが当然とおもっている……なんてこともある。

しかし、生徒会は部活ではない。一般生徒の委員会活動が16:45までなら、生徒会役員もその時間が活動終了時間となるべきなのである。部活にあわせて18:30にしている学校が多いことが不思議でならない。

ぼくの生徒会は今年度から、ほぼ完全に17時下校である。伸びても17時半だ。ちなみに昨日は17時10分。今日は16時40分。明日は生徒総会の議案書6000枚を印刷するので、もう少し遅くなる可能性がある。しかし、5時授業の日なので、まあ、17時前後には終わるだろう。

仕事は一切手を抜いていない。生徒会便りや全校協議会のプログラムはすべて3日前に全職員に配付している。間違いなく、担任が困らないような日程で動いている。そのプリントを見ない担任は確かにいるけれど……(笑)。

要するに、生徒たちは常に一週間後の仕事をしているのだ。明日やっても間に合う仕事だから、「5時だ。帰ろう。」ということもできるわけである。

思えば、多くの生徒会活動は、今日やらなければ間に合わない「明日のための仕事」をしていることが多い。だから定時に帰れない。「明日のための仕事」を「明後日のための仕事」にするだけで、心の余裕も時間の余裕もかなり生まれるはずだ。それが「一週間後のための仕事」をしているとなると、余裕だらけである。

ここまでお読みいただいた方はおわかりかと思うが、このことは我々の仕事の仕方にもいえる。「明日のための仕事」どころか、「今日のための仕事」ばかりしている輩が多い。いや、本当は「昨日の仕事」「一昨日の仕事」だったはずなのに、いまだにそんなことにかまけている者までいる。

そんなことをしていて、「忙しい」というのはおこがましい。

そんなことをしていて、「自分は働いている」と思っているのは、社会人失格である。

そういう人たちは、日程を読みながら仕事をするということは、生徒でもできることなのだということを肝に銘じた方がいい。

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ジェーン・バーキン

授業を3本やって、生徒指導を一つ。職員会議提案プリントを8枚つくって、全校協議会に校務部会。17時過ぎに学校を出てまっすぐに帰宅。悪くない一日だが、特別よくもない一日。仕事はずいぶんと進んだ一日。

大好きなジェーン・バーキンを聴きながら原稿を書いていると、どうも主張が暗くなる。高校1年生のときだったろうか、ミステリー好きのぼくは「エーゲ海殺人事件」の劇場公開を見に行った。その前の「ナイル殺人事件」同様、ジェーン・バーキンは犯人役。ポアロが犯人を指さしたとき、「Me?」と驚いてみせる表情が、この世のものとは思えないほどに美しかった。

彼女がシンガーでもあると知ったのは90年代の初頭だったと思う。エルメスのバーキンが彼女を語源としていることを知ったのは今世紀に入ってからである。

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第3回国語科授業塾in札幌

ぼくの番が終わった。1学期に6回行う予定だが、その3回目である。

参加24名。岡山洋一さんにファシリテーターをお願いした。我々がやりたいことをよく理解していただき、見事な進行をしていただいた。岡山さんの力をあらためて認識させられた思いがする。そしてファシリテーションの機能も。

その場に梶くんがいた。山下くんはいつもいるのだが、梶くんといっしょにいると、山下くんやぼくは、また別の顔を見せる。更に柏葉がいたらはじけていただろう。やっぱり彼にも来てもらうべきだった。

加藤さんと藤原くんが感想をブログに書いてくれている。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Katokyon/20100508

http://wingsesta.exblog.jp/13662117/

自分の感想は、気が向いたら書いてみようと思う。

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FRONTIERS

41cv7tee8ol__sl500_aa300_同世代からはミーハーだと嗤われそうだが、このアルバムがたまらなく好きである。高校1年のときだったか2年のときだったか、「SEPARATE WAYS」のシンセサイザーの前奏に惹かれ、それがSTEVE PERRYの叫びとともに終わる。微妙な間とともに、名作バラード「SEND HER MY LOVE」の前奏へと連なる。あの展開がたまらなく好きだった。当時、レコードのA面ばかりを何度も何度も聴いた記憶がある。

いまでも、たまにこのアルバムを聴くと、十代の、何ものでもない者だけがもついらだちが甦ってくる思いがする。

1. Separate Ways (Worlds Apart)
2. Send Her My Love
3. Chain Reaction
4. After the Fall
5. Faithfully
6. Edge of the Blade
7. Troubled Child
8. Back Talk
9. Frontiers
10. Rubicon

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人間的な生活

5連休が終わろうとしている。これといって何もしなかった連休だったわけだが、終わってみると、それがよかったなと思う。

学年集会用のビデオを1本編集し、「1Q84」のBOOK 3を読み、「ガメラ」を3本見て、池上季実子の演技に感動し、山菜をとりに行き、刺身を買いに行き、家族で庄坊番屋に行き、犬と月寒公園に二度行き、原稿を1本書いた。充分である。

遊びと仕事と文化的生活とのバランスのとれた、とてもいい5連休だった。

こうやって人間的な生活をしてみると、明日明後日と、ちゃんと仕事をしようという気になってくる。

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月寒公園

犬を乗せて、車で10分ほど。

Photo 公園横の坂本珈琲店でフレンチブレンドをテイクアウト。ここの珈琲はけっこううまい。飲みながら、犬を連れてゆっくりと歩く。

広い芝生があり、休日の人々がキャッチボールをしたり、家族連れがお弁当を食べたりしている。坂の多い遊歩道が特徴。ボート小屋のある池。最近でPhoto_2きた公園からは排除された光景である。されたでは珍しい。孫を乗せてお祖父ちゃんが一生懸命にボートを漕いでいる。そんな姿もなんとなく懐かしい。

「壺をもつ女」という像が池に浮いている。そんな池の周りの遊歩道を犬を連れて散歩していると、「休日だなあ」と思えてくる。

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女医の殺人

先日録画しておいた火曜サスペンス劇場の再放送を見た。タイトルは「女医の殺人」。池上季実子主演。舞台は昭和初期。博士論文を書く夫のために開業して金銭をつくり、7年にわたって夫につくした妻が、籍も入れてもらえず、あげくに離縁され、夫の結婚話がもちあがるとともに、まんじゅうにチフス菌をかけて夫の家族に喰わせる。夫の弟が死に、夫・妹・両親、そして夫家族の知人にまで被害が及ぶ。ストーリーだけを追えば単純なのだが、池上季実子の迫真の演技に感嘆した。

ネットで調べてみると、1991年4月の放映だという。1991年といえば、池上季実子32歳である。見事なものである。

更にネットで調べてみると、この物語には原作がない。脚本家の創作であるらしい。もとになった史実があるのかどうか、ぼくは知らない。しかし、夫の優柔不断、妻のいらだちと弱さ、夫の両親の庶民性、どれもこれも見事に描かれていた。脚本家はあの映画『泥の河』の重森孝子である。そういえば、今回の池上季実子は、『泥の河』の加賀まりこの描き方と重なる部分があるし、夫の両親の描き方は田村高廣・藤田弓子と重なる。

火曜サスペンス劇場にこんな作品もあったのだなあ……と改めて感心した。映画にする価値もあったと思う。特に、ラストの二審判決がおりるときの池上季実子の表情には女の性が見事に凝縮されていた。夫の堤大二郎と妹の喜多嶋舞はそれなりでしかなかったが、夫の両親は藤木悠・佐々木すみ江という名脇役が固め、すばらしい演技だった。

2時間ミステリーを馬鹿にするべからず。こんな名作もあるのだ(笑)。

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庄坊番屋

小樽の庄坊番屋に妻と両親と4人で。刺し盛りや海老の塩焼き、寿司など。中でも番屋巻きと番屋丼、番屋サラダといった店の名を冠したメニューは最高だった。

帰宅後、今日の昼間にテレビでやっていた「ガメラ」を見る。すすきのが破壊され、仙台は壊滅。足利市を最終防衛ラインに。なんとも複雑な気持ちにさせられる映画だったが、とても楽しめた。

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刺身

江別に「さしみ屋」というおもしろい店がある。

えらくうまい本マグロとえらくうまいサーモン、その他その日によって様々な海鮮を用意している、4畳くらいの店舗の刺身専門の店である。テレビや雑誌でも何度か紹介されている。「刺し盛り」とか「手巻き寿司用」とか言うと、その場で適当にみつくろってさばいてくれる。オヤジのいかにもテキトーな話しぶりがまたいい。

今日は「手巻き寿司用二人前」というと、本マグロの中トロ、サーモン、タコ、イカ、エビ、カニ、ツブ、タイ、ホタテをそれ用にさばいてくれた。ついでにとイクラとトビッコ、中落ちも買って3千円弱。味も素晴らしい。特にマグロの質は絶品である。

昨日の山菜の天麩羅に続いて、今日は刺身で日本酒。19時半にダウンである。

1_2刺身を買いに行った帰りにセンスが良いのか悪いのか、おもしろい床屋と美容室を見た。その名も「ヘアサロンとこや」と「ビューティかみゆい」である。ぼくのツボにはまった。

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1Q84 BOOK 3

午前中で『1Q84 BOOK 3』を読み終えた。

面白かったが、心惹かれるということはなかった。特に、所々に語り手が生の形で語りかけてくる叙述には閉口した。ぼくにとっては必ずしもその必要を感じさせない叙述であり、素人に読みやすくさせるための叙述としか見えなかったからである。つまり、語り手の語りかけが主張ではなく、解説であり説明であるに過ぎないのである。これはどうも……。

この本が売れているという。

物語はとてもおもしろい。『アンダーグラウンド』を読んだ人になら、この物語はなおさら面白いはずだ。古くからの村上ファンにも、決して読み応えのないものにはなっていない。

しかし、100万部以上売れているということは、そんな村上フリークばかりに読まれているのではないということだ。彼らはこの突拍子もない物語をどんなふうに読んでいるのだろう。村上春樹特有のパラレル・ワールドの幻想性、世界系にも通じる主人公たちの開眼、それらが多視点から描かれた謎解きというミステリーの手法を原動力に物語が進んでいく。彼らはこれらの要素にどんなリアリティを感得しているのだろうか。それともただ物語のカタルシスに酔っているだけなのだろうか。

きっとネット上にはたくさんの感想が寄せられているのだろう。暇ができたら、サーフィンしてみよう。まあ、暇など訪れないかも知れないけれど。

思えば、ぼくはこれまで、村上春樹の作品をリアルタイムで、つまり発売と同時に読むということをしたことがなかった。『1Q84』が初めてである。初期三部作の時代、ぼくはまだ高校生で本なんかまったく読まなかったし、『ノルウェイの森』を読んだのは発売から10年が経過した頃だった。『ダンス・ダンス・ダンス』に至っては、手に取ったのは21世紀になってからだった。そういえば、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』だけは80年代のうちに読んだような気がする。そうそう。『アンダーグラウンド』だけは発売と同時に読んだったけ。

簡単に言えば、ぼくがいわゆる文学を読み始めて以来の20世紀の15年間、ぼくは村上春樹が嫌いだった。『限りなく透明に近いブルー』と『コインロッカーベイビーズ』を読んで、『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』と『羊男の冒険』を読み比べた20代の頃、ぼくは村上龍のほうが上だと判断したのだった。いまとなってはその判断が誤りだったとは思うのだけれど、1980年代をリアルタイムでしっかりとつかんでいたのは、まぎれもなく村上龍のほうだったと思う。『コインロッカー…』はそれほどの傑作だった。

まあいい。いまとなってはどうでもいいことだ。

『1Q84』は間違いなくBOOK 4が出る。最後の3章に新たな世界観が示唆されているし、いくつもの謎も積み残されている。数ヶ月のときを隔てて、また夢中になって読む日がくることは確かである。少々楽しみでもあり、少々辟易もしている。

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天麩羅

昼前にタラの芽の下見……と思って山へ。予想通り、まったくダメ。この寒さで例年よりも2週間ほど遅れている様子。その分、ふきのとうとギョウジャニンニクがばっちり。少しだけとってくる。帰りには「よくばりコッコ」でラーメン。

スーパーで天麩羅の具を買ったり、ビデオカメラを買ったり、光回線用のルーターを買ったりと、いろいろ寄り道をしながら帰ってくる。最後は近くのコンビニで煙草をワンカートン。

帰宅後、早速、仕込みを開始。高温でからりと揚げる。ふきのとう、ギョウジャ、山にんじん、大葉、茄子、椎茸、ピーマン。野菜ばかり。日本酒を三合ほど飲んでダウン。

いい連休である。

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「生活に忙しい時間」から解放される

連休である。

ここ数日、いくつかの授業といくつかの会議をこなし、身体測定で座高を測ったり、宿泊学習の下見をしたりした。

宿泊学習下見の夜は小樽の料理屋で海鮮三昧・地酒三昧。そのせいで昭和の日は二日酔い。

4月最後の夜は旧知の仲間と話し込みもした。何か意味のある話をするわけでもない。旧知の仲によくある、空気を共有するための時間である。

5連休の初日は昼過ぎに起きて、宿泊学習下見で撮影してきた映像を学年集会用に編集し直した。夕方からやっと「生活に忙しい時間」から解放され、ひと息ついた。熱い珈琲を飲みながら、「1Q84 BOOK 3」の頁をぱらぱらと繰る。BGMは岩井俊二「Love Letter」のサントラである。こういう時間は久し振りである。

5月。

青豆ワールドと天吾ワールドが戻ってきた。

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