« 原稿2本 | トップページ | つまらない授業 »

第4回国語科授業塾in札幌

1_2本当に国語の授業がうまくなりたい人へ
国語科授業づくりを根本から問う・第4弾!

ストップモーション授業検討 & ライフヒストリー・アプローチ

授業がうまいといわれる人がいます。授業づくりに独自の視点をもっている人がいます。よどみなく授業を進め、見る者が驚くような発想で授業を組み立てる、そういう人がいます。そういう人はなぜ、そんなことできるのでしょうか。どのように教材を開発し、どのように教材研究を重ね、どんな発想で授業づくりをしているのでしょうか。そして何より、これまで何を勉強し、どんな勉強をしてきたからこその「いま」なのでしょうか。
 今回は「国語科授業づくりの根本を問う・第4弾」と題して、長く様々な団体で北海道の民間教育を牽引し、叙述の適否はもちろん、科学的事実との整合性まで視野に入れて国語科授業を展開してきた大谷和明先生の実践の所以を探ります。そのために「ストップ・モーション授業検討」「ライフヒストリー・アプローチ」「ファシリテーション」といった新しい研究方法・研究協議の手法を採用し、研究の、そして研究協議の新たな形としても提案させていただきます。どうぞお誘い合わせのうえご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

講師 大谷和明(「道央フリートーク」代表)

山田洋一梶 禎行高橋裕章南山潤司山下 幸堀 裕嗣

日 時:2010年6月19日(土) 9:10~16:50

会 場:札幌市白石区民センター

参加費:3,000円/定員:20人

【 日 程 】

9:00~ 9:10 受 付/9:10~ 9:15 開会セレモニー

講座1 ストップモーション授業検討&ライフヒストリー・アプローチ
9:15~9:30/堀 裕嗣

講座2 大谷和明先生「自称〈科学的冷徹読み〉の授業」を検討する
9:30~10:15/模擬授業:文学的文章教材の授業/大谷和明(札幌市立もみじ台南小学校)
10:30~12:30/ストップモーション授業検討/司会:山口淳一
指定討論者:山田洋一・梶 禎行・高橋裕章・南山潤司・山下 幸・堀 裕嗣
模擬授業のビデオをスクリーンに映しながら、適宜ビデオを止め、そのときの発問・指示・説明の意図を明らかにします。それとともに、どのくらいのことが想定されて授業が進められているのかを明らかにします。

12:30~13:30 昼食・休憩

講座3 「〈語り手〉を読む文学教材の授業」ができるまで
大谷和明先生 ライフヒストリー・アプローチ
13:30~15:30/ライフヒストリー・アプローチ/司会:山下 幸
指定討論者:山田洋一・梶 禎行・高橋裕章・南山潤司・堀 裕嗣/グラフィッカー:太田充紀
授業者がなぜ、このような授業を展開するようになったのか、だれからどのような影響を受けていまがあるのか、現在の授業づくりはそれらの影響のうち何と何をどのように融合したものなのか。こうしたことを参加者の皆さんと一つ一つ質問していくことによって、個人史的に考えていくことで明らかにしていきます。

講座4 全体シェアリング/教材開発・教材研究・学習者研究の視点
授業とはどのように形づくられるものなのか
15:45~16:45
ファシリテーション/ファシリテーター:堀 裕嗣/グラフッィカー:太田充紀
指定討論者:大谷和明・山田洋一・梶 禎行・南山潤司・山下 幸

16:45~16:50 閉会セレモニー

【講師紹介】

大谷和明(おおたに・かずあき/札幌市立もみじ台南小学校・教頭)
北海道教育大学函館校卒。道南を中心に公立小学校教諭として勤めた後、札幌市内の中学校・小学校教諭を歴任。二十代の頃に「教育技術の法則化運動」に出会い、教育サークル「道南フリートーク」を設立。札幌に勤務してからは「道央フリートーク」「酒井式描画法研究会」「鍛える国語教室研究会・空知支部」等で活動。主義主張にこだわらない研究姿勢を慕うものは多く、北海道の民間研究の核として長く活動を続けている。国語科授業においては、専門の理科を活かして、「オレのは自称『科学的冷徹読み』だ」と謙遜しながら、文相互・段落相互のつながり、叙述の適否、科学的事実との整合性など、徹底的に科学的視点による教材研究に基づいた授業を展開。主著:『確かな国語学力マスターカード』『社会科「言語活動の充実」事例』『いじめを許さない学級を創る 4~6年』『崩壊しない学級はここが違う 高学年』『学級を「学びの共同体」にしよう 小学校5~6年編』『こうすれば学習習慣は身につく・高学年』(ともに明治図書)など著書・編著多数。

山田洋一(やまだ・よういち/北広島市立大曲小学校・教諭)
北海道教育大学旭川校卒。教育研修サークル「北の教育文化フェスティバル」代表・「教育サークルIE」代表。2年間私立幼稚園に勤務した後、公立小学校の教員になる。その実践は、朝日新聞夕刊be「花まる先生 公開授業」でも紹介され、『いちばん受けたい授業』(朝日新聞出版2009年9月刊)に収録されている。主著『発問・説明・指示を超える対話術』(さくら社)、『学級経営力・中学年学級担任の責任』(共編著・明治図書)、『とっておきの道徳授業VI~Ⅸ』(佐藤幸司編、共著・日本標準)、ほか共著多数

梶 禎行(かじ・よしゆき/札幌市立ひばりが丘小学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。「実践研究水輪」研究担当。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。堀裕嗣とともに、1950年代の文学教育実践研究とともに、詩の授業理論の研究、作文教育の研究に没頭。特に荒木繁・西尾実の「問題意識喚起の文学教育」を踏襲しながら、詩の授業開発に取り組み続けている。1991年、「実践研究水輪」に入会し、中心メンバーとして活躍。以来、『「詩的言語の受容」試論』『詩的言語の受容相』『国語教室の評価軸』『思考と表現-国語教室の関連考』等、数多くの論文を発表している。

高橋裕章(たかはし・ひろあき/札幌市立真駒内緑小学校・教諭)
北海道教育大学函館卒。教育実践サークル「DNA」副代表。1985年より南山潤司氏主催の教育サークル「月二回」に所属。ここで、仮説実験授業、教科研国語、作文の会、全生研を学ぶ。1992年に教育実践サークル「DNA」を南山潤司氏ととも立ち上げる。「DNA」の国語実践研究では、科学的「読み」の授業研究会から読解の実践方法を学び、現在は、その手法を活かした読解指導や論理的思考力を高める授業づくりに力を入れている。『学級経営力・高学年学級担任の責任』『読書活用能力の育成』(以上明治図書)など共著多数。

南山潤司(みなみやま・じゅんじ/札幌市立南小学校・TT担当)
北海道教育大学札幌校卒。札幌市で長く小学校教諭として勤務した後、一昨年定年退職。TTとして各学級に入って少人数指導に勤しむ毎日を送り始めて2年目。かつての同僚、教職に就いた教え子等とともに「教育サークルDNA」を設立。サークル名「DNA」(=だれでも・なんでも・あり)が示すとおり、主義主張にこだわらない研究姿勢は、札幌近郊を中心に慕う者が多い。主著:『学級経営力・高学年 学級担任の責任』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)など著書多数。

山下 幸(やました・みゆき/札幌市立上篠路中学校・教諭)
北海道教育大学岩見沢校卒。「実践研究水輪」・「研究集団ことのは」「教師力BRUSH-UPセミナー」等、様々な研究団体に所属。学生時代、森田茂之に師事し、1950年代の文学教育実践研究とともに、作文教育の研究に傾倒。1992年、「実践研究水輪」入会。1995年、「研究集団ことのは」入会。「教師力BRUSH-UPセミナー」には設立から参加している。『全員参加を保障する授業技術』『教室プレゼンテーション20の技術』『聞き方スキルを鍛える授業づくり』(ともに明治図書)等著書多数。

堀 裕嗣(ほり・ひろつぐ/札幌市立北白石中学校・教諭)
北海道教育大学札幌・岩見沢校修士課程・国語科教育専修修了。「教師力BRUSH-UPセミナー」代表・「研究集団ことのは」代表・「実践研究水倫」研究担当・「日本文学協会」常任委員・全国大学国語教育学会・日本言語技術教育学会など。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。1991年、「実践研究水輪」入会。1992年、「研究集団ことのは」設立。主著:『全員参加を保障する授業技術』『発信型授業で「伝え合う力」を育てる』『絶対評価の国語科テスト改革・20の提案』『(以上明治図書)など著書・編著多数。

お申し込み方法

以下の7点をお書きの上,葉書かFAXがEメールにて下記まで御連絡ください。

1.氏名/2.勤務校/3.郵便番号/4.住所/5.電話番号/6.FAX番号(ない場合には「なし」と明記)/7.メールアドレス(なし場合には「なし」と明記)

對馬義幸(つしま・よしゆき)

〒005-0005 札幌市南区澄川5条5丁目14-12

FAX (011)812-4563

E-mail: yontsussy34@K3.dion.ne.jp

|

« 原稿2本 | トップページ | つまらない授業 »

研究会案内」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第4回国語科授業塾in札幌:

« 原稿2本 | トップページ | つまらない授業 »