授業がくずれた…
授業がくずれた……。
と言っても、生徒が荒れたとか、指示が通らないとか、そういうことではない。あらかじめ予定していた内容が予定通りに終わらなかったのである。若い先生は「なーんだ、そんなことか……」と思うだろう。しかし、これだけ経験を重ねると、そういうことはほとんどないのである。しかも15分程度かかる積み残し。次の時間もまた15分程度足りなくなる。それも1学級だけ。キリのいいところで終わらない授業が続く。毎回5分ずつ短縮していったとしても、3時間かかる。でも、毎回5分の短縮というのは、一具体例カットしたり、説明を早口にしたり、音読回数を減らしたりと、どうしても授業の丁寧さが損なわれる。
20代の頃にはこういうことがよくあったが、30代以降はほとんどなかったのではないか。あったとしても、生徒が理解できなかった場合……という、最初から織り込み済みのものばかりだった。ぼくは昔から授業進度はきっちりと揃えたいほうで、かつて短縮45分間授業があった頃にも、すべての授業を45分で計画して、50分授業の日には5分余していたほどだった。そんなぼくが40代になってこんなことになろうとは……。
ちょっと気が緩んでいたのかもしれない。
さて、取り戻すのに何時間かかるかなあ。
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