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授業も始まる

始業式で生徒が来たのが一昨日。入学式で1年生が入ってきたのが昨日。そして今日は時間割も正常化し、授業も始まった。2年生2クラス、2年2組と3組に「平家物語」の第1時である。

ノートの取り方を丁寧に伝えながら、「視写」の概念を教えて「平家物語」冒頭の視写させる。ノートをしまわせ、範読し、音読させ、暗唱させる。次時が暗唱テストであることを伝え、暗唱テストのやり方、採点基準を提示する。50分間はすぐに終わった。

毎年、教科担任として新しい生徒たちをもつと思うのだが、4月に必要なのは徹底的に「システム」を敷くこと、そしてできるだけ声を出せること、の二つである。声のでない授業はダメである。そして何より、システマティックに動かない授業は自分が苦しくなる。1年の長丁場、ネタだけで動かそうとすると、教師が頑張ることになる。教師ばかりが頑張って生徒はそれらのネタで楽しみ続ける……では、本末転倒である。

何より、教師には頑張れないときもある。「このくらいでいいや」と、準備に手抜きを一切せずに1年間を過ごすなど、至難の業である。とすれば、安定的なシステムを敷いて、安定的な授業を展開することが、実は教師のためでもあり生徒のためにもなるのである。1年間継続してできることに絞って、できるならもっとできるように効率化していく。教師にはそうした現実的な発想が必要である。それが「システム」である。

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