教育幻想 クールティーチャー宣言
『教育幻想 クールティーチャー宣言』菅野仁著/ちくまプリマー新書/2010年3月
それほど新しいという感じのことは述べられていないが、フレームの説明がうまい。うまいというよりも、素人でもわかりやすいような言葉に落とし込んでいる、と言ったほうがいいかもしれない。
こういう本が「学校崩壊」くらいのベストセラーにでもなってくれれば、少しは我々も救われるのだが(笑)。まあ、売れないでしょうね。フレームの説明はわかりやすいけれども、「あいだ」を生きろという著者の主張は一般には理解されないし、理解されたところで実践できる者は少ない。よくものを考えている人が、わかりやすい説明の技術を駆使して書いたなあ……という本。結局、教育プロパーにしか読まれないだろうなあ……という本。そういう印象である。
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