« 時代はかわる | トップページ | 研究会案内/3~4月 »

教育幻想 クールティーチャー宣言

『教育幻想 クールティーチャー宣言』菅野仁著/ちくまプリマー新書/2010年3月

31dsv6v4svl__sl500_aa300_それほど新しいという感じのことは述べられていないが、フレームの説明がうまい。うまいというよりも、素人でもわかりやすいような言葉に落とし込んでいる、と言ったほうがいいかもしれない。

こういう本が「学校崩壊」くらいのベストセラーにでもなってくれれば、少しは我々も救われるのだが(笑)。まあ、売れないでしょうね。フレームの説明はわかりやすいけれども、「あいだ」を生きろという著者の主張は一般には理解されないし、理解されたところで実践できる者は少ない。よくものを考えている人が、わかりやすい説明の技術を駆使して書いたなあ……という本。結局、教育プロパーにしか読まれないだろうなあ……という本。そういう印象である。

|

« 時代はかわる | トップページ | 研究会案内/3~4月 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 教育幻想 クールティーチャー宣言:

« 時代はかわる | トップページ | 研究会案内/3~4月 »