面接練習
放課後、3年生の推薦入試を受ける生徒たちに20人ほどに対して、面接練習をおこなう。担任の指導で、ずいぶんと練習してきたことが伝わってくる。
ただ、暗記してきたことをしゃべっているだけなので、「対話」が成立していない。「対話」が成立していないと、ちょっと風変わりな質問をされたり、ちょっと突っ込んだ質問をされたりすると、目が泳ぎ、メロメロになる。中には聞かれていることを的確に捉えられていない生徒もいた。
もう一つ。担任によって指導内容が異なっていることも気になった。
面接とか作文とかの指導は、最初は学年集会で行うのがいい。面接や作文を得意としている教師が全体に対してそのスキルを伝えるのである。そうすることで、生徒に対して一致した指導ができるだけでなく、各担任もそれを聞いて全学級が揺れのない、一貫した指導をすることができるようになる。
これは大規模校であればあるほど、必要になる。大規模校は進路指導が初めてという担任が3担にいないという年がまずない。生徒に対してもさることながら、そうした新卒担任に細かいところをちゃんと指導してあげないと、生徒が損をしたり、担任が信頼を失ったりといったことが起こる。
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